地震や台風などに備えて、
家族用の防災バッグを準備している家庭は多いと思います。
でも、
「子ども自身が持てる防災バッグ」
まで準備していますか?
2児のママとして防災について考えると、
最初はどうしても
「必要なものは全部、大人の防災リュックに入れておけばいいかな」
と思ってしまいます。
でも実際に避難することを想像すると、
- ママは大きな防災バッグ
- パパも荷物
- 子どもの手をつなぐ
- 場合によっては下の子を抱っこする
という状況になるかもしれません。
そこで考えておきたいのが、
子どもにも「自分で無理なく持てる小さな防災バッグ」を用意しておくこと
です。
ポイントは「たくさん入れる」ことではありません。
子どもの年齢や体格に合わせて、
本当に必要なものを、子ども自身が無理なく持てる量だけ
入れることが大切です。
今回は、子ども用防災バッグを準備する必要性や、
実際に入れておきたいものを2児ママ目線でまとめます。
なぜ子ども用の防災バッグが必要なの?
家族で避難するなら、
「パパやママが全部持てばいいのでは?」
と思うかもしれません。
もちろん、小さな子どもに重たい荷物を持たせる必要はありません。
ただ、大人だけですべての荷物を持とうとすると、
大人の防災バッグが重くなりすぎる
という問題があります。
さらに災害時には、
- 子どもと一時的に離れる
- 学校や習い事先で被災する
- 避難所で家族が別々に行動する
といった状況も考えられます。
子ども自身が、
最低限必要なものを自分で持っている
ことが役立つ場面もあります。
子どもの防災バッグは「大人用のミニ版」ではない
ここはとても大切です。
大人の防災バッグと同じものを、小さくして全部入れる必要はありません。
子どもにとって最優先なのは、
自分で安全に歩けることです。
重すぎるリュックを背負わせてしまうと、
- 疲れて歩けなくなる
- 転倒しやすくなる
- 避難のスピードが落ちる
- 肩や背中が痛くなる
可能性があります。
そのため、
「何kgまで」と数字だけで決めるのではなく、実際に背負わせて歩けるか確認する
ことが大切です。
子ども用防災バッグに入れたいもの
では、どんなものを入れておけばよいのでしょうか。
わが家なら、まず次のような
軽くて役立ちやすいもの
を中心に考えます。
- 少量の飲料水
- 食べ慣れたおやつ・非常食
- 小型ライト
- ホイッスル
- ハンカチ・タオル
- マスク
- ティッシュ
- ウェットティッシュ
- ポリ袋
- 簡易的な防寒用品
- 家族情報カード
- 必要に応じて常備薬
1.少量の飲料水
避難時には水分が必要です。
ただし、
2Lのペットボトルを子どもに持たせるような準備は避けたい
ところです。
小さめのペットボトルなど、
子ども自身が負担なく持てる量を考えましょう。
残りの飲料水は大人のバッグや自宅備蓄に分けておくなど、
家族全体で分散して持つ
方法がおすすめです。
2.子どもが食べ慣れたおやつ
子ども用防災バッグにぜひ入れておきたいのが、
普段から食べ慣れているおやつです。
災害時は、
- いつもの家ではない
- 周りの大人が慌ただしい
- 停電している
- 余震が続いている
など、子どもにとって不安な状況になる可能性があります。
そんな時に、
「知っている味」「好きな食べ物」
があると食べやすいこともあります。
防災バッグだからと、知らない非常食ばかりにしない。
普段のおやつを少し多めに備え、定期的に食べて買い足すローリングストックも取り入れやすい方法です。
3.子どもでも使える小型ライト
停電した避難所や夜間の移動では、
自分用のライトがあると役立ちます。
大人がライトを1つだけ持っていると、
別々に行動する時に困ることがあります。
子ども用には、
- 軽い
- 操作が簡単
- 子ども自身が使い方を知っている
ものを選びましょう。
そして購入したら、
「ここを押したらつくよ」
と実際に使わせておくことが大切です。
4.ホイッスル
声を出し続けて助けを求めるのは、
体力を消耗します。
小さなホイッスルなら、
バッグにつけたまま持ち歩くこともできます。
ただし、
遊びで鳴らし続けないことや、どういう時に使うのか
を子どもに説明しておきましょう。
5.ハンカチやタオル
小さなタオルは、
- 汗を拭く
- 雨で濡れた時
- 手を拭く
- 簡単な応急対応
など、さまざまな場面で使えます。
重くなりにくいので、
子どものバッグにも入れやすい防災用品です。
6.マスク・ティッシュ・ウェットティッシュ
避難所では多くの人と同じ空間で過ごす可能性があります。
また、断水すると手洗いが思うようにできない場合もあります。
マスク、ティッシュ、ウェットティッシュなどを
少量ずつ
入れておくと便利です。
7.ポリ袋
ポリ袋は小さく軽いのに、
災害時にはさまざまな使い方ができます。
例えば、
- ゴミを入れる
- 濡れた服を入れる
- 汚れたものを分ける
- 持ち物を雨から守る
などです。
数枚ならほとんど重さを増やさずに持たせられます。
8.防寒対策になるもの
災害は暖かい季節に起きるとは限りません。
冬場だけでなく、
夏でも夜間や雨に濡れた後は体が冷えることがあります。
子どものバッグには、
軽くてかさばりにくい防寒用品
を入れておくと安心です。
一番入れておきたい「家族情報カード」
子ども用防災バッグで、
私が特に重要だと思うものがあります。
それが「家族情報カード」です。
災害時に子どもと離れ離れになってしまった場合、
子どもが自分だけで
- パパやママの電話番号
- 住所
- 親戚の連絡先
- 家族の集合場所
を正確に説明できるとは限りません。
小さなカードに必要な情報を書き、
バッグの決まった場所
に入れておくと安心です。
家族情報カードに書いておきたいこと
- 子どもの名前
- 保護者の名前
- 保護者の電話番号
- 自宅住所
- 離れて暮らす親戚などの連絡先
- 家族の集合場所
- 必要に応じてアレルギー・服薬情報
内閣府の防災情報でも、
家族で非常時の連絡方法や避難ルートなどを決め、
情報を共有しておくことが紹介されています。
子どもに「自分のバッグの中身」を教えておく
せっかく防災バッグを作っても、
子ども自身が
何が入っているか知らない
状態では十分とはいえません。
一緒にバッグを作りながら、
「これは暗くなった時のライトだよ」
「このカードにはパパとママの電話番号が書いてあるよ」
「これはお腹が空いた時に食べるものだよ」
と説明しておきましょう。
防災バッグを一緒に作ること自体が、防災教育になります。
子ども自身に選ばせるものがあってもいい
全部を親が決めるのではなく、
- 好きなおやつ
- 好きな色のタオル
- 小さな安心できるもの
など、一部を子ども自身に選んでもらうのもいいと思います。
自分で選んだバッグなら、
「これは私(僕)の防災バッグ」
という意識も持ちやすくなります。
お気に入りの小さな物を入れるのも選択肢
子どもにとって災害は、
大人以上に怖く感じる可能性があります。
スペースや重さに余裕があれば、
- 小さなぬいぐるみ
- カード
- 小さなおもちゃ
- 折り紙
など、
子どもが安心できるもの
を1つ入れておくのも選択肢です。
ただし、大きなおもちゃなどでバッグを重くしないようにしましょう。
食物アレルギーがある子は「自分用の食べ物」が特に重要
子どもに食物アレルギーがある場合は、
子ども用防災バッグに
安全に食べられる食品
を入れておくことも重要です。
避難所や支援物資で、
いつも食べられるものが必ず手に入るとは限りません。
食品には、
- 子どもの名前
- アレルギーについての情報
を分かりやすく記載しておく方法もあります。
薬が必要な子どもは医療情報も忘れずに
日常的に薬を使用している場合は、
保護者が持つ薬とは別に、
医療情報を確認できる方法
も考えておきましょう。
内閣府も外出時の携帯品として、
身元が分かるカードや病名・処方薬などを書いたメモを例示しています。
ただし、実際に薬を子ども自身へ持たせるかどうかは、
薬の種類や学校のルールなどもあるため、
必要に応じて医師・薬剤師・学校と相談してください。
重要|子ども用防災バッグは「一人で避難させるため」ではない
防災バッグを持たせたからといって、子どもだけで危険な場所を移動させるものではありません。
子どもが学校や保育園にいる時に災害が起きた場合は、
まず先生や施設管理者の指示に従うことが大切です。
家族と一緒に避難している場合も、
子どもの安全を大人が確認しながら行動する
ことが基本です。
子どもと離れ離れになった時の集合場所も決めておこう
子ども用防災バッグの準備とセットで、
ぜひ確認しておきたいのが
家族の集合場所
です。
茶トラぶろぐでは、
「○○公園」だけではなく、場所+目印+時間まで具体的に決める
という方法を紹介しています。
【災害で子どもと離れ離れになったら】家族の集合場所は「場所+目印+時間」まで決めよう
同じ避難場所へ行っても、家族が到着する時間が違えば会えない可能性があります。具体的な待ち合わせ場所と確認時間まで決めておく方法を紹介しています。
実際に茶トラぶろぐでも、家族の集合場所や時間まで決める重要性を扱っています。
親が職場にいる時のルールも決めておく
地震が起きた時、
パパやママが仕事中かもしれません。
そんな時、
「子どもが心配だから絶対にすぐ帰る」
と決めてしまうのも危険です。
大規模災害直後は、
道路の混雑や火災、落下物などの危険があります。
茶トラぶろぐでは、
安全な場所にいるなら無理に帰宅しない
という考え方も紹介しています。
【災害時は無理に帰宅しない】その場にとどまる判断も大切|子どもがいる家庭で決めておきたいこと
子どもが心配でも、災害直後に危険な道を無理に歩いて帰ることが安全とは限りません。親自身が安全を確保する必要性についてまとめています。
台風前は子どものバッグも一緒にチェック
防災バッグは、
作ってそのままでは中身が古くなっていきます。
台風シーズンや防災の日などをきっかけに、
家族全員のバッグを点検する習慣をつけるのがおすすめです。
茶トラぶろぐでは、
台風接近前の家庭用防災チェックについてもまとめています。
【台風接近前にやることリスト】子どもがいる家庭の備え・買い物チェックリスト|2児ママの防災準備
水・非常食・充電・避難場所など、台風が来る前に家族で確認しておきたいことをまとめています。
半年~1年に一度は中身を見直そう
子どもは成長が早いため、
大人の防災バッグ以上に定期的な見直しが必要
です。
例えば、
- バッグが小さくなっていない?
- 重すぎない?
- おやつの期限は切れていない?
- 水の期限は大丈夫?
- 薬や医療情報は変わっていない?
- 家族の電話番号は変わっていない?
- 集合場所は現在も使える?
- ライトの電池は大丈夫?
などを確認しましょう。
実際に背負って歩いてみよう
防災バッグを作ったら、
一度子どもに背負わせてみてください。
家の中だけではなく、
可能なら安全な場所で少し歩いてみると、
- 重すぎないか
- 肩ひもが痛くないか
- 走らなくても普通に歩けるか
- 自分で背負えるか
- 自分で開けられるか
を確認できます。
「持てると思う」ではなく「実際に持てるか」を確認。
重かったら迷わず減らす
防災用品を調べると、
「あれも必要」「これも必要」
となってしまいます。
でも、
子どもの防災バッグは軽さを優先
していいと思います。
重いものや家族共通で使うものは、
大人の防災バッグへ。
子どものバッグには、
「自分自身に必要な最低限」
を入れる。
そんな役割分担が現実的です。
兄弟でも同じ中身にする必要はない
2児のママとして特に思うのは、
兄弟でも必要なものは違う
ということです。
年齢や体格、アレルギー、普段使っている薬などによって、
バッグの中身は変わります。
上の子は自分でライトやホイッスルを使えても、
下の子にはまだ難しいかもしれません。
「子ども用防災バッグ」という同じ名前でも、
一人ひとりに合わせて作る
ことが大切です。
わが家の子ども用防災バッグ例
軽量タイプの一例
- 小さめの飲料水
- 食べ慣れたおやつ
- 小型ライト
- ホイッスル
- タオル
- マスク
- ティッシュ
- ウェットティッシュ
- ポリ袋数枚
- 軽い防寒用品
- 家族情報カード
※年齢・体格・健康状態・避難環境に合わせて中身を調整します。
まとめ|子どもにも「自分で持てる防災バッグ」を準備しよう
家族の防災バッグを準備すると、
つい
「これで家族全員分OK」
と思ってしまいます。
でも実際の避難では、
大人が子どもの手を引いたり、
下の子を抱っこしたりしながら大きな荷物を持つ可能性があります。
そんな時、
年齢や体格に応じて、
子ども自身が無理なく持てる小さな防災バッグ
があると役立ちます。
子どもの防災バッグは「軽く・分かりやすく・自分で使えるもの」を。
そして、物を入れるだけではなく、
- ライトの使い方を知っている
- ホイッスルを使う場面を知っている
- 家族情報カードがどこにあるか知っている
- 家族の集合場所を知っている
という状態にしておくことが大切です。
2児のママとしては、
防災用品を「親が用意するもの」だけにせず、子どもと一緒に準備すること
にも意味があると思います。
「もし地震が起きたら、このバッグを持とうね」
「このカードにはパパとママの連絡先が書いてあるよ」
そんな会話をしながら一緒に準備することで、
子ども自身も少しずつ
「自分の身を守るためにどうすればいいのか」
を知るきっかけになります。
今度のお休みに、
家族の防災バッグを広げながら、
子ども用の小さな防災バッグも一緒に作ってみてはいかがでしょうか。
※本記事は一般的な防災情報をまとめたものです。子どもの年齢・体格・健康状態や地域の避難計画によって必要な備えは異なります。実際の災害時には、自治体・警察・消防・学校・施設管理者などからの最新情報や指示を確認し、安全を最優先に行動してください。
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