赤ちゃんがいる家庭で防災備蓄を考えるとき、
おむつと一緒に絶対に確認しておきたいのが
赤ちゃんのミルクです。
特に普段、粉ミルクを利用している家庭では、
地震や台風などで停電・断水すると、
いつものようにお湯を用意できない可能性があります。
「液体ミルクは何本備蓄すればいい?」
「3日分なら何本?」
「7日分だと何本必要?」
「240ml缶なら1週間で何缶?」
2児のママとして考えても、
赤ちゃんの「飲むもの」だけは
災害が起きてから探すのではなく、
平常時に必要量を確認しておきたいところです。
そこで今回は、
防災用の液体ミルクは何本必要なのか、
3日分・7日分を具体的に計算します。
結論|「1日に必要な量×3日・7日」で計算しよう
最初に結論です。
液体ミルクの必要本数は、
赤ちゃんによって違います。
そのため、
「赤ちゃんなら一律○本」ではなく、普段わが子が飲んでいる量を基準にする
のが基本です。
液体ミルク備蓄の基本
1日に飲むミルクの総量 × 3日
=3日分
1日に飲むミルクの総量 × 7日
=7日分
そして、
液体ミルク1本(1缶)の容量で割れば、
必要本数の目安が分かります。
現在の「らくらくミルク」は240ml
ここは以前の商品を知っている方ほど注意したいポイントです。
明治「ほほえみ らくらくミルク」は2026年1月にリニューアルされ、
従来の120ml・200mlタイプから、
240mlのプルタブ缶へ変更されています。
この記事では現在の240mlタイプを例に計算します。
ほかのメーカー・容量の商品を備蓄する場合は、
その商品の内容量に置き換えて計算してください。
まず「わが子が1日にどのくらい飲むか」を確認
必要な液体ミルクの量を考えるうえで、
一番大切なのは、
普段、わが子が1日に飲んでいる
ミルクの回数と量を確認する
ことです。
月齢が同じでも、
授乳回数や1回に飲む量には個人差があります。
また、
- 完全ミルク
- 母乳とミルクの混合
- 離乳食が始まっている
などによっても必要量は変わります。
そのためこの記事では、
以下の数字はあくまで「計算例」
として紹介します。
例① 1回200mlを1日5回飲む場合
例えば普段、
1回200ml × 1日5回
飲んでいる赤ちゃんを例にします。
1日の総量は、
200ml × 5回
=1,000ml/日
です。
3日分なら3,000ml
1,000ml × 3日
=3,000ml
240ml缶で単純計算すると、
3,000ml ÷ 240ml
=12.5缶
端数を切り上げると、
容量ベースでは13缶相当です。
7日分なら7,000ml
1,000ml × 7日
=7,000ml
240ml缶で計算すると、
7,000ml ÷ 240ml
=約29.2缶
端数を切り上げると、
容量ベースでは30缶相当です。
【計算例】1回200ml×1日5回の場合
1日 → 1,000ml
3日 → 3,000ml → 240ml缶で約13缶相当
7日 → 7,000ml → 240ml缶で約30缶相当
注意|実際の備蓄は「総量÷240ml」だけで決めない
ここはとても重要です。
先ほどは分かりやすく、
総量を240mlで割って必要量を計算しました。
しかし実際の液体ミルク備蓄では、
「必要な総量」だけでなく、1回の授乳でどのように使うか
まで考える必要があります。
例えば赤ちゃんが1回200ml飲むからといって、
240ml缶の残り40mlを次の授乳まで保存できるとは限りません。
開封後の取り扱いや飲み残しについては、
必ず商品の表示・メーカーの最新の使用方法に従ってください。
防災用の本数を決めるときは、
「1日何回授乳するか」も含めて考えることが大切です。
例② 1日5回すべて液体ミルクを使うなら?
仮に災害時、
1日5回の授乳をすべて液体ミルクで行い、
1回につき1缶使用する計画なら、
計算はもっとシンプルです。
1日5缶 × 3日
=15缶
1日5缶 × 7日
=35缶
つまり、
「1日何回液体ミルクを使う予定なのか」
によっても必要本数は変わります。
1日6回なら3日・7日分は何本?
1回につき1缶を使う想定で、
1日6回なら、
3日分
6本 × 3日 = 18本
7日分
6本 × 7日 = 42本
となります。
1日7回なら3日・7日分は何本?
同じように、
1日7回、1回につき1缶を使う想定なら、
3日分
7本 × 3日 = 21本
7日分
7本 × 7日 = 49本
液体ミルク3日・7日分の早見表
「1回の授乳で1缶使う」と仮定した場合の
簡単な早見表です。
| 1日の使用本数 | 3日分 | 7日分 |
|---|---|---|
| 4本 | 12本 | 28本 |
| 5本 | 15本 | 35本 |
| 6本 | 18本 | 42本 |
| 7本 | 21本 | 49本 |
| 8本 | 24本 | 56本 |
「普段1日に液体ミルクを何本使うか」を基準にした単純計算です。
赤ちゃんに必要な授乳量・回数については、商品の表示や医師・助産師等から受けている個別の指導を優先してください。
完全ミルクと混合では必要本数が違う
当然ですが、
すべての赤ちゃんが同じ本数を備蓄する必要はありません。
例えば、
普段から母乳とミルクを組み合わせている家庭なら、
液体ミルクを使用する回数は少なくなる場合があります。
一方、
ミルクを中心に授乳している家庭では、
災害時に必要となる液体ミルクの量が多くなる可能性があります。
大切なのは
「他の赤ちゃんが何本必要か」
ではなく、
「わが子なら1日何回・どのくらい必要か」
を確認することです。
母乳育児なら液体ミルクを必ず備蓄しないとダメ?
母乳で育てている家庭だからといって、
この記事を読んで
「必ず液体ミルクを○十本買わなければ」
と考える必要はありません。
授乳方法は家庭によって異なります。
母乳育児を続ける家庭では、
災害時にも安心して授乳できるよう、
- 落ち着いて授乳できる場所
- プライバシーを確保するもの
- 母親の水分や食事
- 母子が休める環境
などを考えておくことも大切です。
「防災だから母乳からミルクへ変更しなければならない」
という意味ではありません。
普段の授乳方法を基本に、
わが家に必要な備えを考えましょう。
液体ミルクが災害時に役立つ理由
液体ミルクが防災用品として注目される大きな理由は、
調乳のための水やお湯を用意する必要がない
ことです。
災害時には、
- 断水して水が使えない
- 停電して電気ケトルが使えない
- ガスが止まる
- 避難先でお湯を確保しにくい
といったことが考えられます。
東京都も、
水などが不自由な災害時には
乳児用液体ミルクが有用だと案内しています。
🍼 調乳用の水が不要
🔥 調乳のためのお湯が不要
⚡ 停電時にも使いやすい
🎒 避難先でも授乳の選択肢になる
ただし「液体ミルクだけあればOK」ではない
ここも2児のママ目線で確認しておきたいポイントです。
液体ミルクを何十本備えても、
赤ちゃんへどうやって飲ませるか
を考えていなければ困る可能性があります。
現在の240mlタイプなど、
商品によって容器や使用方法が異なります。
そのため、
- 清潔な哺乳用品
- 商品の使用方法に合った授乳手段
- 必要に応じてカップなど
- 手指を清潔にする用品
も一緒に考えておきましょう。
注意|以前のアタッチメントが使えない場合がある
明治「ほほえみ らくらくミルク」の旧120ml・200mlタイプを使ったことがある家庭は、
特に確認してほしいポイントです。
旧120ml・200mlスクリューボトル缶用のアタッチメントは、
現在の240mlプルタブ缶には使用できません。
「昔買ったアタッチメントがあるから大丈夫」
と思い込まず、
現在備蓄している商品の使用方法を確認しておきましょう。
液体ミルクは一度、平常時に試しておく
防災用として購入した液体ミルクを、
災害が起きるまで一度も使わず保管するのはおすすめしません。
2児のママとしては、
平常時に一度使ってみる
ことをおすすめします。
☑ 赤ちゃんが飲めるか
☑ どうやって開封するか
☑ どうやって飲ませるか
☑ 1回にどのくらい飲むか
☑ 何本あれば1日分になるか
☑ 賞味期限はいつまでか
災害発生後に初めて使うより、
親も赤ちゃんも一度経験しておいたほうが安心です。
液体ミルクもローリングストックしよう
液体ミルクにも賞味期限があります。
防災用として奥にしまい込み、
気づいたら期限が近づいていた……
ということは避けたいですよね。
そこで取り入れたいのが、
ローリングストックです。
① 少し多めに備える
② 賞味期限が近いものから普段使いする
③ 使った分を買い足す
④ 赤ちゃんの成長に合わせて必要量を見直す
これなら、
防災専用品として放置するより管理しやすくなります。
液体ミルクは防災リュックと自宅に分ける
7日分の液体ミルクをすべて防災リュックへ入れると、
かなり重くなります。
例えば240mlの液体が30本なら、
中身だけでも約7.2L相当です。
さらに容器の重さがあります。
赤ちゃん家庭では、
- おむつ
- おしりふき
- 着替え
- タオル
- 母子健康手帳など
- 抱っこひも
も必要です。
避難直後に必要になる分
🏠 自宅備蓄
在宅避難を含めた残りの備蓄
というように分けて考えると、
現実的な備蓄になります。
おむつも一緒に7日分を確認しよう
ミルクの備蓄を確認したら、
ぜひ同じタイミングで
おむつの残り枚数も確認してください。
例えば1日10枚使う赤ちゃんなら、
3日分 → 30枚
7日分 → 70枚
です。
茶トラぶろぐでは、
赤ちゃんのおむつを防災用に何枚備えればいいのかも詳しくまとめています。
▶ 【赤ちゃんのおむつは防災用に何枚必要?】3日・7日分をサイズ別に考える
※公開済みの「赤ちゃんのおむつは防災用に何枚必要?」の記事URLに差し替えてください。
液体ミルクについてもっと詳しく知りたい方へ
茶トラぶろぐでは、
液体ミルクを防災備蓄に取り入れる理由についても詳しく紹介しています。
また、
茶トラぶろぐでは明治「ほほえみ らくらくミルク」を使った防災セットについても紹介しています。
過去に販売されていた120ml・200mlタイプは、
2026年1月に240mlタイプへリニューアルされています。
購入を検討するときは、
現在の商品容量・容器・使用方法を必ず確認してください。
2児ママ目線|「何本ある?」ではなく「何日分ある?」で考える
液体ミルクを備蓄するとき、
「家に12本あるから大丈夫」
と本数だけで考えてしまいがちです。
でも大切なのは、
その12本がわが子にとって何日分なのか
です。
「何本ある?」
ではなく
「何日分ある?」
普段1日5本使うなら、
12本では約2日分です。
35本あれば、
1日5本として7日分になります。
このように、
わが子の1日の使用量から逆算すると、
本当に必要な備蓄量が見えてきます。
赤ちゃんの成長に合わせて毎月見直そう
赤ちゃんは成長とともに、
ミルクの量や回数、離乳食とのバランスが変化します。
そのため、
一度7日分を計算して終わりではありません。
☑ 今は1日何回飲んでいる?
☑ 1回にどのくらい飲んでいる?
☑ 液体ミルクは何本ある?
☑ それは何日分?
☑ 賞味期限は大丈夫?
☑ 授乳に必要な用品はそろっている?
☑ 防災リュックの中身も今の月齢に合っている?
まとめ|液体ミルクは「わが子の1日分×7日」で考えよう
防災用の液体ミルクに、
すべての赤ちゃんに共通する「正解の本数」があるわけではありません。
普段の授乳量・授乳回数を確認して、
わが子に必要な量を計算することが大切です。
🍼 まず1日の授乳量・回数を確認
🍼 3日分=1日分×3
🍼 7日分=1日分×7
🍼 1缶の容量だけでなく授乳回数も考える
🍼 現在の「らくらくミルク」は240mlタイプ
🍼 平常時に一度使っておく
🍼 賞味期限を確認してローリングストック
🎒 持ち出し用と自宅備蓄を分ける
👶 赤ちゃんの成長に合わせて定期的に見直す
2児のママとして、
災害時に避けたいのは、
「赤ちゃんのミルクがあと1本しかない」
という状況です。
液体ミルクは、
水やお湯を確保しにくい災害時の
大切な選択肢のひとつになります。
だからこそ、
災害が起きてから慌てて探すのではなく、
平常時に
「わが家には何日分ある?」
を確認しておきたいですね。
今日、家にある液体ミルクを数えてみませんか?
普段1日に使う本数 × 7日
をひとつの目安に、わが家の備蓄を確認してみましょう。

コメントを残す