【防災用品は2種類ある】命を守る備えと避難生活を快適にする備えを分けて考えよう|2児ママの防災準備

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防災バッグを準備しようと思って調べてみると、
本当にたくさんの防災用品が出てきますよね。

水、非常食、ライト、モバイルバッテリー、携帯トイレ、タオル、着替え、耳栓、アイマスク……。

全部必要に見えて、
「結局、何から準備したらいいの?」
と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

2児のママとして防災用品を考える中で、
私は防災グッズを大きく2種類に分けて考えると分かりやすいと思っています。


① 生き残るため・命を守るための防災用品


② 避難生活を少しでも快適に過ごすための防災用品

この2つは、似ているようで役割が違います。

まず最優先しなければならないのは、
命を守るための備えです。

でも、それだけで終わりではありません。

災害後の避難生活が数日、場合によってはそれ以上続けば、
眠れない・体を清潔にできない・着替えられない・人目が気になる
といった小さなストレスが積み重なっていきます。

特に子どもがいる家庭では、
「生きられるか」だけでなく
「家族が少しでも落ち着いて避難生活を続けられるか」
まで考えておきたいと思います。

防災用品は「命を守るもの」と「生活を守るもの」に分けよう

防災用品を全部同じ重要度で考えると、
防災バッグがどんどん重くなってしまいます。

そこで、

優先度A:命・安全に直結するもの
まず最初に準備する

優先度B:避難生活の負担を減らすもの
重さやスペースに余裕を見ながら追加する

というように考えると、
わが家に必要な防災用品を整理しやすくなります。

最優先|生き残るために必要な防災用品

まず準備したいのは、
生命や安全に直接かかわるものです。

代表的なものとしては、

  • 飲料水
  • 非常食
  • 常備薬・必要な医薬品
  • ライト
  • スマートフォン・充電手段
  • 携帯ラジオなどの情報収集手段
  • 携帯トイレ
  • ヘルメット・防災頭巾
  • 防寒用品
  • 雨具
  • メガネなど生活に欠かせないもの
  • 家族の連絡先

などがあります。


まずは「これがないと命や安全に関わる?」で考える。

防災バッグのスペースが限られているなら、ここに該当するものを優先します。

飲料水は防災の最優先アイテム

災害時に水道が止まると、
飲み水をすぐに確保できなくなる可能性があります。

内閣府では、
食料や飲料水について
最低3日分、できれば1週間分
を日常的に備えておくことを推奨しています。


▶ 内閣府|家庭での防災の備えを確認する

ただし、大量の水を防災リュックに入れると重すぎて避難できなくなります。

そのため、
持ち出す水と自宅で備蓄する水を分ける
ことも重要です。

非常食は「食べられること」が最優先

非常食についても、
最初は栄養バランスより
災害時でも確実に食べられること
を優先します。

例えば、

・開封するだけで食べられる
・水でも調理できる
・子どもが食べ慣れている

といった食品があると便利です。

そのうえで備蓄に余裕が出てきたら、
スープやおかずなどを加えて栄養面も考えていきます。

薬・メガネは「自分にしか分からない必需品」

防災用品のチェックリストには載っていても、
家庭によって重要度が大きく違うものがあります。

例えば、

常備薬やメガネ
です。

普段メガネがないとほとんど見えない方にとって、
予備メガネは
「快適グッズ」ではなく命を守るための用品
になります。

避難路の段差を見る、
子どもの安全を確認する、
避難所の掲示物を見る。

そのためにも、
自分や家族にとって「なくなったら行動できないもの」
を洗い出しておきましょう。

携帯トイレも「快適用品」ではなく重要な備蓄

トイレは、
つい「食料や水の次」と考えてしまいがちです。

しかし断水すると、
家庭のトイレを通常どおり流せなくなる場合があります。

内閣府でも、
食料・飲料水とあわせて
携帯トイレ・簡易トイレやトイレットペーパーなどの備蓄
を呼びかけています。


「トイレを我慢すればいい」と考えない。

災害時のトイレ対策も、生きるための基本的な備えとして考えておきたいところです。

ここからが第2段階|避難生活を快適にする防災用品

水、食料、薬、ライト、トイレなどを準備したら、
次に考えたいのが
「避難生活を少しでも過ごしやすくするもの」
です。

「非常時なのだから、快適さなんて我慢すればいい」
と思うかもしれません。

でも、私はそうは思いません。


避難生活の「快適さ」は、ぜいたくとは限りません。

眠る、清潔にする、暑さや寒さを和らげる、子どもの不安を減らす。
こうした小さな工夫が、長い避難生活を乗り切る助けになります。

睡眠を助ける「耳栓・アイマスク」

避難所では、
多くの人と同じ空間で眠る可能性があります。

夜でも、

・人の話し声
・子どもの泣き声
・足音
・照明

などが気になることがあります。

そんな時、
耳栓やアイマスクがあれば
眠りやすい環境を作る助け
になります。

数日眠れない状態が続けば、
大人も子どもも疲れてしまいます。

「寝るための用品」も、
避難生活が長引くほど重要になってきます。

着替え・下着は気分まで変えてくれる

災害直後は着替える余裕がなくても、
何日も同じ服や下着で過ごすのはつらいものです。

特に、

・下着
・靴下
・子どもの着替え

などは、
少量でも防災バッグに入れておきたいですね。

着替えられるだけで
体の不快感や気持ちの負担が軽くなる
こともあります。

ウェットティッシュ・体拭きシートも生活の質を支える

断水すると、
毎日のようにお風呂へ入れるとは限りません。

手や顔を洗うことさえ難しくなる場合があります。

そんな時、

・ウェットティッシュ
・体拭きシート
・歯みがき用品
・ドライシャンプー

などがあると、
少ない水でも清潔さを保ちやすくなります。

衛生を保つことは単なる「快適さ」だけでなく、
避難生活を続けていくうえでも大切です。

帽子は「命を守るもの」とは役割が違う

例えば帽子は、
防災バッグに必ず最初に入れなければならないものではありません。

落下物から頭を守るなら、
帽子ではなくヘルメットや防災頭巾
が優先です。

一方で帽子には、

・日差しを避ける
・髪を洗えない時に気になりにくくする
・顔まわりをカバーする

といった、
避難生活を少し過ごしやすくする役割
があります。


ヘルメット=命・安全のため
帽子=避難生活の負担を減らすため

同じ「頭にかぶるもの」でも役割は違います。

茶トラぶろぐ関連記事|帽子は「快適に過ごす防災用品」の一例

茶トラぶろぐでは、
避難袋に帽子を入れておくメリットについて詳しく紹介しています。

▼避難生活を少し楽にする備えはこちら


【避難袋に帽子を入れるメリット】避難生活で役立つ理由と注意点|2児ママの防災準備

帽子は命を守るヘルメットとは役割が異なりますが、髪を洗えない時や日差し対策など、避難生活のストレスを減らす小さな備えになります。

スリッパも避難所生活では役立つ

避難所の床で長時間過ごす場合、
普段履いている靴だけでは過ごしにくいことがあります。

軽いスリッパなどがあれば、
避難所内で過ごしやすくなることがあります。

ただし、
地震直後にガラスなどが散乱している場所では、
底の薄いスリッパを避難用の靴として使うのは危険
です。

安全に避難するための靴と、
避難所で過ごすための履物は分けて考えましょう。

子どもの「安心できるもの」も立派な防災用品

2児のママとして、
ぜひ考えておきたいのが
子どもの心を落ち着かせるもの
です。

例えば、

・好きなおやつ
・小さなぬいぐるみ
・折り紙
・カード
・いつも使っている小さなタオル

などです。

これらは命を直接守る道具ではありません。

でも、知らない場所、大勢の人、停電、余震などで不安になっている子どもにとって、
「いつものもの」があることが安心につながる
場合があります。

茶トラぶろぐ関連記事|子どもにも自分用の防災バッグを

子ども自身が持てる軽い防災バッグについては、
こちらの記事で詳しく紹介しています。

▼子どもの防災バッグはこちら


【子ども用防災バッグを準備しよう】自分で持てる避難リュックに入れたいもの|2児ママの防災準備

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女性・子どもには「プライバシーを守る備え」も

避難所では、
普段の自宅のようなプライベート空間を確保できない場合があります。

そのため、

・着替え
・生理用品
・大きめのタオル
・ポンチョ
・目隠しに使えるもの

などもあると安心です。

「命に直接関係ないから後回し」
と考えすぎず、
人として安心して生活するために必要なもの
も考えておきたいですね。

現金はどちらに分類する?

現金は少し特殊です。

水のように直接生命を維持するものではありませんが、
停電や通信障害でキャッシュレス決済が使えなくなった時に、

・飲料水
・食料
・衛生用品
・交通手段

などを確保するために役立つ可能性があります。

そのため、
少額の現金は優先度の高い防災用品
として考えておくのがおすすめです。

茶トラぶろぐ関連記事|災害時の現金も忘れずに

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【災害時の現金対策】小銭と千円札を備える大切さ|キャッシュレスが使えない時に困らないために

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「快適」という言葉をぜいたくだと思わなくていい

災害時に、

「こんな時に快適さなんて求めるべきではない」

と思ってしまうかもしれません。

でも、ここでいう快適さは
ホテルのように過ごすという意味ではありません。


眠れる。
体を少し清潔にできる。
着替えられる。
寒さや暑さを少し和らげられる。
子どもが少し安心できる。

こうしたことも、
避難生活を続けるためには大切です。

全部を防災バッグに入れないことも重要

ここまで読むと、
「あれもこれもバッグに入れなきゃ」
と思うかもしれません。

でも、防災バッグが重すぎて逃げられなくなったら本末転倒です。

内閣府の地域防災計画の資料でも、
非常持ち出し品は
避難に支障が出ないよう必要最低限にする
という考え方が示されています。


防災バッグは「避難するためのバッグ」。

自宅で数日間生活するための備蓄を、全部背負う必要はありません。

おすすめは「持ち出し用」と「自宅備蓄」を分けること

わが家なら、
防災用品を大きく2つに分けて考えます。


① 持ち出し用防災バッグ


避難する時に必要な最低限のもの

水・すぐ食べられる食料・薬・ライト・スマホ充電・携帯トイレ・防寒用品など


② 自宅の防災備蓄


在宅避難や避難生活が長引いた時に使うもの

追加の水・非常食・トイレットペーパー・着替え・衛生用品・寝具・生活用品など

こうして分ければ、
防災バッグを必要以上に重くせず、
避難後の生活用品もしっかり備える
ことができます。

「絶対必要」「あると助かる」に分けてみよう

防災用品を見直す時は、
家族で紙に書き出してみるのもおすすめです。

命・安全を守る 避難生活を支える
飲料水 耳栓・アイマスク
非常食 着替え・下着
常備薬 体拭きシート
ライト 帽子
携帯トイレ スリッパ
メガネ 子どもの安心グッズ

もちろん、
人によって分類は変わります。

例えばメガネがなくてもある程度見える人と、
メガネなしではほとんど行動できない人では重要度が違います。

だからこそ、
自分の家族に合わせて優先順位を決める
ことが大切です。

子どもがいる家庭は「快適さ」を少し多めに考えたい

大人なら、
「今日は我慢しよう」
で乗り切れることもあります。

でも、小さな子どもはそうとは限りません。

眠れない。

いつものおやつがない。

知らない場所が怖い。

着替えられなくて気持ち悪い。

こうしたことが重なると、
不安が大きくなることがあります。


子どものための「安心できるもの」は、単なるぜいたく品ではありません。

食べ慣れたおやつや小さなおもちゃなど、
負担にならない範囲で準備しておきたいですね。

まず生きる備え、その次に暮らす備え

防災用品を一度に全部そろえようとすると、
費用もかかりますし、何から始めればいいか分からなくなります。

そんな時は、


まず「生きるための備え」。

次に「避難生活を続けるための備え」。

この順番で少しずつ増やしていけば十分です。

まとめ|防災は「生き残った後」まで考えて準備しよう

防災用品には、
命を守るために最優先で必要なもの
があります。

水、食料、薬、ライト、トイレ、メガネなどです。

まずはここをしっかり準備することが大切です。

でも、防災は
災害発生直後を生き残れば終わりではありません。

その後には、
避難所や自宅で何日も生活しなければならない可能性があります。

その時には、

耳栓。

アイマスク。

着替え。

体拭きシート。

帽子。

子どものおやつ。

安心できる小さなおもちゃ。

といったものが、
家族の負担を少し軽くしてくれることがあります。


防災は「生き残る準備」だけではなく、

「その後を生きていく準備」でもあります。

2児のママとしては、
子どもたちの命を守ることが何より最優先です。

でも、その次には
少しでも安心して眠れる、食べられる、清潔にできる環境
も用意してあげたいと思います。

防災バッグを開いて、
まず
「これがないと命や安全に関わるものはそろっている?」
と確認する。

それがそろったら、
次に
「避難生活で、家族が困りそうなことは何?」
と考えてみてください。

この2段階で考えるだけでも、
わが家に本当に必要な防災用品が見えやすくなります。

一度に完璧を目指さず、
「生きる備え」から「暮らす備え」へ
少しずつ防災用品を増やしていきましょう。

※本記事は一般的な防災情報をまとめたものです。必要な防災用品は、家族構成・年齢・健康状態・住んでいる地域・避難方法などによって異なります。実際の災害時には自治体・警察・消防・施設管理者などからの最新情報や指示を確認し、安全を最優先に行動してください。

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