地震や台風に備えて、
水や非常食をコツコツ準備している家庭も多いと思います。
わが家も2児のママとして、
「子どもたちがお腹を空かせないように」
「断水しても少しは生活できるように」
と考えながら備蓄を進めています。
でも、災害が実際に起きた時には、
「備蓄があることを必要以上に周囲へ見せない」
という視点も持っておきたいと思います。
備蓄は「持っていること」だけでなく、「どう管理するか」までが防災。
もちろん、この記事は
困っている人を絶対に助けない、食料を隠して独占する
という話ではありません。
災害時には地域で助け合うことも大切です。
その一方で、
水・食料・薬・現金など、
家族の生活に直結する備蓄量や保管場所を、必要以上に周囲へ公開しない
ことも防犯やトラブル回避の面では意識しておきたいところです。
なぜ「備蓄があることを目立たせない」ことが大切なの?
災害時は、
普段どおりにスーパーやコンビニで買い物できるとは限りません。
物流が止まったり、
停電や断水が続いたりすると、
- 飲料水
- 非常食
- 乳幼児用品
- 常備薬
- 衛生用品
- 現金
などが、いつも以上に重要になります。
そんな状況で、
「うちは水が何箱もあるよ」
「非常食を1週間分以上持っている」
「この棚に全部置いてある」
などと必要以上に話してしまうと、
家族の備蓄状況や保管場所まで周囲に知られてしまいます。
備蓄は「自慢するもの」ではなく「家族が生活を続けるためのもの」。
助け合いと「備蓄を公開すること」は別
災害時には、
近所の人や避難者同士で助け合う場面もあると思います。
例えば、
- 子どもが困っている
- 高齢者が水を必要としている
- 急に必要なものが足りない
といった時に、
余裕がある範囲で分け合うことは大切です。
でも、
「助けること」と「自宅の備蓄量や保管場所を全部伝えること」は別
です。
必要な時に必要な分を渡す。
でも、家に何日分あるのか、どこに置いてあるのかまで話す必要はありません。
2児ママとして特に守りたいのは「子どもの分」
大人だけの家庭なら、
多少食事を減らしたり我慢したりできることもあるかもしれません。
でも子どもがいると、
- 子どもの飲料水
- 食べられる非常食
- おやつ
- 乳幼児用のミルク
- 離乳食
- 薬
など、
代わりが簡単にきかないもの
もあります。
2児のママとしては、
「まだあるから大丈夫」と思わず、
家族が必要とする日数分を守りながら使う
という視点を持ちたいと思います。
備蓄を家の外から見える場所に置かない
水や非常食を大量に備蓄すると、
置き場所にも困りますよね。
だからといって、
玄関近くや外から見える場所に、
- 水のケース
- 非常食の段ボール
- 生活用品の大量ストック
を積み上げておくのは、
できれば避けたいところです。
可能なら、
収納スペースや棚など、外から簡単に見えない場所
へ保管しましょう。
全部を1か所にまとめない「分散備蓄」もおすすめ
備蓄を一か所へ全部まとめると管理しやすい反面、
その場所が使えなくなった時に困ります。
例えば、
普段使いする水・食品
別の収納
長期保存食・飲料水
玄関近く
持ち出し用の最低限
車
少量の水・携帯トイレ・防寒用品
というように、
複数の場所へ分けて備える
方法があります。
これは防犯だけでなく、
家の一部が壊れたり浸水したりした場合のリスク分散にもなります。
現金は特に見せない・まとめすぎない
停電や通信障害が起きると、
スマホ決済やクレジットカードが使えないことがあります。
そのため、
防災用に小銭や千円札を少し用意しておく家庭もあると思います。
ただし、
多額の現金を人前で見せたり、全部同じ場所に保管したりしない
ことも大切です。
現金は「必要な時に使える分を、小分けして管理」。
茶トラぶろぐでも、
災害時の現金について
自宅と持ち出し袋に分けて保管する方法
を紹介しています。
停電や通信障害でキャッシュレスが使えない場合に備え、小銭・千円札を用意する方法や、防災時のお金の管理について紹介しています。
避難所へ持って行く食料も「全部広げない」
避難所へ自分の非常食を持って行く場合も、
必要なものをその都度取り出すようにすると管理しやすくなります。
例えば、
防災リュックを開いたまま、
- 食料
- 現金
- 薬
- モバイルバッテリー
などを全部周囲へ見える状態にしておく必要はありません。
使わないものはバッグの中へ戻し、必要な分だけ出す
習慣をつけておきましょう。
子どもにも「家にいっぱいあるよ」と言わせない
ここは2児のママとして意外と大切だと思います。
子どもは悪気なく、
「うち、水いっぱいあるよ!」
「お菓子たくさん持ってきたよ!」
と話すことがあります。
災害時には、
家庭の備蓄について必要以上に周囲へ話さなくてもいい
ということを、怖がらせない程度に伝えておくのも一つの方法です。
「困っている人がいたらパパやママと相談して助けよう。でも、家に何がどのくらいあるかは、むやみに話さなくてもいいよ」
という伝え方なら、
助け合いを否定せずに説明できます。
子どもだけで備蓄品を配らない
避難生活では、
子どもが
「お友達にお菓子をあげたい」
と言うこともあるかもしれません。
もちろん優しい気持ちは大切です。
でも、
備蓄を分ける時は、まず大人に相談する
というルールを決めておくと安心です。
特に、
- 食物アレルギー
- 食事制限
- 衛生状態
などもあるため、
子ども同士だけで食品を渡すことには注意が必要です。
薬の備蓄はさらに慎重に
常備薬や処方薬は、
水や食品以上に
本人にとって代替しにくいもの
です。
特に、
- 毎日飲む薬
- アレルギー関連の薬
- 子どもの処方薬
などは、
本人や家族以外が自由に触れないように管理しましょう。
保管場所を周囲へむやみに話さないことも大切です。
スマホで備蓄写真を公開する時も注意
災害が起きる前でも、
SNSへ
「防災用に水10箱買いました!」
「この部屋全部非常食です!」
などと投稿する際は、
少し注意したいところです。
写真には、
- 自宅の間取り
- 収納場所
- 備蓄量
- 住んでいる地域の手がかり
などが映り込むこともあります。
防災情報を共有することと、自宅の備蓄状況を詳しく公開することは別です。
避難所では持ち物を置きっぱなしにしない
避難所では、
大勢の人と同じ場所で生活する可能性があります。
そのため、
- 財布
- スマートフォン
- 薬
- 鍵
- 身分証明書
などの重要品は、
できるだけ自分で管理しましょう。
内閣府では避難所の生活環境や安全確保について、
避難所運営のガイドラインや支援策を整備しています。
茶トラぶろぐ関連記事|被災後の女性・子どもの防犯も考えよう
備蓄品だけでなく、
避難生活そのものの防犯も考えておきたいところです。
茶トラぶろぐでは、
女性や子どもを被災後の被害から守るための防犯対策
も紹介しています。
避難所での女性・子どもの安全対策や、現金・防災用品の管理、家族で決めておきたいルールなどをまとめています。
ただし「周りを全員疑う」必要はない
ここまで読むと、
「災害時は誰も信用しない方がいいの?」
と思うかもしれません。
そういうことではありません。
大切なのは「助け合い」と「不用意な情報公開」を分けること。
地域で助け合う。
困っている人に声をかける。
できる範囲で物資を分ける。
こうした行動は大切です。
その一方で、
家族の現金・薬・食料の全量や保管場所まで周囲へ知らせる必要はありません。
「余裕分」と「家族に必要な分」を分けて考える
もし人へ分けることも想定して備蓄できるのであれば、
最初から
→ 基本的に確保
余裕分
→ 状況を見て助け合いに使う
と分けて考える方法もあります。
これなら、
「どこまで分けられる?」を災害時にその場で迷いにくくなります。
在宅避難でも備蓄を玄関に並べない
自宅で避難生活をする在宅避難でも、
水や食料を全部玄関へ出しておく必要はありません。
その日に使うものだけ取り出し、
残りは収納したまま管理すると、
- 在庫管理しやすい
- 子どもが勝手に使いにくい
- 保管状態を維持しやすい
- 必要以上に外から見えにくい
といったメリットがあります。
備蓄量は家族だけで共有しておく
備蓄量を全く把握していないのも困ります。
家族の大人同士では、
- 水はどこにある?
- 非常食は何日分?
- 薬はどこ?
- 現金はどこ?
- 持ち出し袋はどこ?
などを共有しておきましょう。
「外には必要以上に話さない。でも家族は場所を知っている」
この状態が理想です。
備蓄を目立たせないためのチェックリスト
- □ 水や非常食を外から見える場所へ積んでいない
- □ 備蓄を複数の場所へ分けている
- □ 現金は小分けして管理している
- □ 薬は本人・家族が管理している
- □ 避難所で荷物を広げっぱなしにしない
- □ 子どもにも備蓄量をむやみに話さないよう説明している
- □ SNSに保管場所が分かる写真を載せていない
- □ 家族内では備蓄場所を共有している
まとめ|備蓄は「あること」より「安全に管理できること」まで考えよう
防災では、
水や非常食を準備することがとても大切です。
でも、
実際に災害が起きた時には、
その備蓄をどう管理するか
も考えておきたいと思います。
周囲と助け合うことは大切。
でも、
- 水が何箱ある
- 非常食が何日分ある
- 現金をどこに置いている
- 薬をどこに保管している
といった情報まで、
誰にでも話す必要はありません。
備蓄は目立たせず、必要な時に必要な分だけ使う。
2児のママとしては、
「困っている人を助けたい」という気持ちと、
「まず子どもたちが生活を続けられる量を確保する」こと
の両方を大切にしたいと思います。
そのためにも、
家族分と余裕分を分ける。
一か所にまとめすぎない。
必要以上に周囲へ話さない。
家族だけは保管場所を知っておく。
こうした小さなルールを、
平常時から決めておくと安心です。
「何を備える?」だけでなく、
「どう守り、どう使う?」までが防災です。
※本記事は、災害時に周囲の人を疑ったり、必要な支援を拒否したりすることを推奨するものではありません。地域での助け合いを大切にしながら、現金・薬・食料など個人や家庭の重要物資について、必要以上に保管場所や数量を公開しないという防犯・プライバシー管理の考え方を紹介しています。実際の災害時には、自治体・避難所運営者・警察などからの案内を確認してください。