【防災訓練】職場から自宅まで一度歩いて帰ってみよう|災害時の徒歩帰宅に備える

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大きな地震が起きて電車やバスが止まった時、
「職場から家まで歩いて帰れるかな?」
と考えたことはありますか?

普段は電車で通勤していると、
自宅と職場の距離を「何駅」という感覚では知っていても、
実際に歩くと何kmあるのか、何時間かかるのか
までは知らない方も多いと思います。

2児のママとして考えると、
仕事中に大きな地震が起きたら、
真っ先に頭に浮かぶのは子どものこと。

「学校まで迎えに行きたい」

「早く家に帰りたい」

と思ってしまうはずです。

でも、災害時に初めて職場から自宅まで歩くのは、
想像以上に大変かもしれません。


だからこそ、平常時に一度だけでも「職場から家まで歩いてみる」。

実際に歩くことで、地図を見ているだけでは分からないことがたくさん見えてきます。

今回は、
職場から自宅まで一度歩いて帰ってみることが、なぜ防災になるのか
を2児のママ目線でまとめます。

まず大前提|災害直後にすぐ歩いて帰るわけではない

最初に、とても大切なことがあります。


「職場から歩いて帰れるようにしておく」=「地震が起きたらすぐ歩いて帰る」ではありません。

大規模地震の直後は、
多くの人が一斉に帰宅すると、
駅や道路が混雑する可能性があります。

また、

  • 建物の倒壊
  • 落下物
  • 火災
  • 道路の寸断
  • 橋の混雑

なども考えられます。

内閣府では、
大規模災害時の帰宅困難者対策として、
安全な場所で待機し、帰宅可能な状況になった後も一斉ではなく分散して帰宅する
ことを基本としています。


▶ 内閣府|帰宅困難者等対策を確認する

平常時に歩くことが大切な理由

では、なぜ今のうちに歩いておく必要があるのでしょうか。

理由は、
Googleマップを見るだけでは分からないことが多いから
です。

実際に歩けば、

  • どのくらい疲れる?
  • 何時間かかる?
  • 大きな橋はある?
  • 坂道は多い?
  • 途中に休める場所はある?
  • トイレはある?
  • 夜は暗そう?
  • 自分の靴で歩ける?

などが体感できます。

まず「職場から家まで何kmある?」を確認

最初にGoogleマップなどで、
職場から自宅までの徒歩距離
を確認してみましょう。

電車なら30分でも、
徒歩では数時間かかるケースがあります。

例えば、

  • 5km → 普段から歩ける人なら比較的現実的
  • 10km → 長距離歩行になる
  • 20km → かなりの体力・時間が必要
  • 30km以上 → 徒歩帰宅そのものを慎重に考える距離

となります。

もちろん、
歩ける距離は年齢・体力・道路状況などによって違います。

だからこそ、
「自分なら実際にどこまで歩ける?」
を確認することが大切です。

実際の所要時間を測ってみよう

地図には、
「徒歩3時間」
などと表示されます。

でも実際には、

  • 信号待ち
  • 休憩
  • トイレ
  • 食事
  • 坂道
  • 疲労

によって、もっと時間がかかることがあります。


「地図では3時間」と「自分が実際に歩いて3時間」は違う。

平常時に一度歩けば、自分の本当の所要時間を確認できます。

橋がどこにあるかは必ず確認したい

徒歩帰宅ルートで、
特に確認したいのが
川と橋
です。

川を越えるには、
基本的に橋を通らなければなりません。

大規模災害時には、
橋へ人が集中する可能性があります。

内閣府の資料でも、
橋梁などが徒歩帰宅者のボトルネックになる可能性
が指摘されています。

実際に歩く時に、

  • どの橋を渡る?
  • 橋は何本ある?
  • 別ルートはある?
  • 川を越えずに済むルートはある?

を確認しておきましょう。

大きな道路だけを歩けばいいとは限らない

災害時は、
普段使っている道路が通行止めになる可能性があります。

だからといって、
細い道をたくさん覚える必要はありません。

平常時に、

  • メインルート
  • 予備ルート

の2つ程度を確認しておくといいでしょう。

ただし、
実際の災害時には
その時点の被害状況や行政からの情報を優先
してください。

途中に休める場所があるか確認

長時間歩くなら、
途中で休憩が必要です。

普段歩いてみる時に、

  • 公園
  • 公共施設
  • 駅
  • コンビニ
  • 広い安全な場所

などを確認しておくと便利です。

ただし、
災害時には通常どおり利用できるとは限りません。

「この辺りまで来たら一度休めそう」
という位置関係を知っておくだけでも役立ちます。

トイレの場所も意外と重要

3時間、5時間と歩くなら、
途中でトイレへ行きたくなる可能性があります。

普段歩いてみる時に、
公共トイレの場所なども確認しておきましょう。

ただし、
災害時は断水などでトイレを利用できない場合があります。

そのため職場の防災バッグには、
携帯トイレを数個入れておく
ことも考えておきたいですね。

水はどのくらい必要か体感できる

実際に長距離を歩くと、
意外と水を飲みます。

特に夏場は、
水分補給がとても重要です。

平常時に歩くことで、

「3時間歩くと、自分はこれくらい飲むんだ」

という感覚が分かります。


防災バッグの水の量も、実際の徒歩距離を基準に考える。

一番分かるのは「靴の重要性」

実際に職場から自宅まで歩くと、
特に実感するのが
靴
だと思います。

パンプスやヒール、
革靴で何時間も歩くのは大変です。

だからこそ、
職場に
歩きやすいスニーカーを1足置いておく
という備えが役立ちます。

平常時に歩くと、

  • このスニーカーなら歩ける
  • 靴擦れする
  • もっと厚手の靴下が必要
  • この靴では無理

ということも確認できます。

茶トラぶろぐ関連記事|職場にスニーカーを置いておこう

茶トラぶろぐでは、
災害時の徒歩帰宅に備えて、職場へスニーカーを置いておく必要性
についても紹介しています。

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茶トラぶろぐ|子どもと家族を守る防災知識

徒歩帰宅時のスニーカー、家族と離れた時の集合方法、無理に帰宅しない判断など、子育て家庭で事前に考えておきたい防災行動を紹介しています。

帰宅ルートでは「暗くなったらどうなる?」も考える

平常時は昼間に歩けても、
災害時には夜になる可能性があります。

特に、

  • 街灯が少ない道
  • 河川沿い
  • 地下道
  • 住宅が少ない場所

などは、
停電すると非常に暗くなる可能性があります。

ルート確認をするときは、
「この道が真っ暗になったら歩ける?」
という視点でも見てみましょう。

スマホだけに頼らないルート確認も

普段はGoogleマップがあれば、
道に迷うことはほとんどありません。

でも災害時は、

  • スマホの電池切れ
  • 通信障害
  • 基地局の障害

なども考えられます。

平常時に一度歩いておけば、
大きな道路・川・駅などの位置関係
を頭に入れられます。

職場に簡単な紙の地図を置いておくのもおすすめです。

「子どもの学校を経由するルート」も考えてみる

2児のママとして、
ここは特に確認しておきたいところです。

職場から自宅へ直接帰るのではなく、
学校や保育園を経由する可能性
もあります。

例えば、

  • 職場 → 学校 → 自宅
  • 職場 → 保育園 → 自宅

の場合、
距離はどのくらい変わるでしょうか。

平常時に地図で確認しておくだけでも、
いざという時の判断材料になります。


ただし、子どもが学校・園で安全に保護されている場合、災害直後に無理に迎えに行くことが安全とは限りません。

茶トラぶろぐ関連記事|災害直後は無理に帰宅しない

徒歩帰宅の準備と同時に、
必ず知っておきたいのが
「すぐ帰らない」という判断
です。

大規模地震の直後に危険な道路を無理に移動すると、
自分自身が被災する可能性があります。

▼帰宅困難になった時の基本はこちら


茶トラぶろぐ|防災知識の記事一覧

災害時に無理に帰宅しない判断や、家族と離れた時の集合場所など、災害発生後の行動についてまとめています。

できれば休日に「防災ウォーク」として歩く

職場から家まで歩くなら、
災害時を想定しつつも、
安全な平常時に行うことが大切です。

例えば、

  • 天候のよい日
  • 明るい時間帯
  • 体調のよい日
  • 家族に予定を伝えたうえで

行いましょう。

無理して一気に歩く必要はありません。

距離が長ければ、
途中まで歩いて、残りは電車で帰る
ところから始めても十分です。

20km、30kmなら分割して確認してもいい

職場が遠い場合、
一度に全部歩くのは大変です。

そんな場合は、

1回目:職場から10km地点まで

2回目:10km地点から自宅まで

というように分けても構いません。

目的は
「根性で歩き切ること」ではなく、ルートと自分の体力を知ること
です。

歩きながらチェックしたいポイント


徒歩帰宅ルート確認チェック

  • □ 自宅までの距離
  • □ 実際の所要時間
  • □ 大きな橋・川
  • □ 坂道
  • □ 狭い道路
  • □ 公園・休憩できそうな場所
  • □ 公共トイレ
  • □ 夜間暗くなりそうな道
  • □ 避難場所
  • □ 靴擦れしないか
  • □ 必要な水分量
  • □ スマホのバッテリー消費

職場の防災バッグも見直せる

実際に歩いてみると、
「これが必要だった」
というものが見えてきます。

例えば、

  • スニーカー
  • 靴下
  • 飲料水
  • 軽食
  • モバイルバッテリー
  • ライト
  • 携帯トイレ
  • レインコート
  • 常備薬
  • 紙の地図

などです。

つまり、
職場から歩いて帰ってみること自体が、防災バッグの実地テスト
にもなります。

家族にもルートを伝えておこう

自分だけが帰宅ルートを知っていても、
家族は状況を分かりません。

例えば、

「歩いて帰る場合は○○通りを通る」

「途中で△△駅付近を通る」

と家族に共有しておけば、
万一連絡が取れない場合の参考になります。

平常時に歩くと「帰らない判断」もしやすくなる

実際に歩いてみると、

「家まで25kmもある」

「5時間以上かかった」

「橋が2本ある」

ということが分かるかもしれません。

そうすると、
災害時に
「今日は無理に帰らず、安全な職場で待機しよう」
という判断もしやすくなります。


歩く練習は、「帰るため」だけではありません。

「今は帰らない方がいい」と判断するためにも役立ちます。

まとめ|災害時に初めて歩くのではなく、今一度歩いてみよう

電車やバスが止まった時、
最終的に徒歩で帰宅する可能性はあります。

でも、
災害が起きた日に初めて職場から自宅まで歩く
のはおすすめできません。

平常時に一度歩いてみれば、

  • 何kmあるのか
  • 何時間かかるのか
  • どのくらい疲れるのか
  • どんな靴が必要か
  • 水はどのくらい飲むのか
  • 橋や坂はどこにあるのか
  • 途中で休める場所はあるのか

が分かります。


「地図で知っている」と「実際に歩いたことがある」は大きく違います。

そして、
もっと大切なのは、


歩けるからといって、災害直後にすぐ帰宅しないこと。

まず自分の安全を確保する。

道路や火災の状況を確認する。

家族の安否を確認する。

帰宅可能な状況になってから移動する。

この順番が大切です。

2児のママとしては、
子どものところへ早く帰りたい気持ちはとてもよく分かります。

だからこそ、
「いざという時に安全に帰れるか」を、何も起きていない今のうちに確認しておく
ことが大切だと思います。

今度、天気のいい休日に、
Googleマップで職場から自宅までの距離を確認してみてください。

そして無理のない範囲で、
一度「防災ウォーク」をしてみてはいかがでしょうか。

※本記事は平常時に安全を確保したうえで行う徒歩ルート確認をおすすめするものです。災害発生直後の徒歩帰宅を推奨するものではありません。実際の災害時には、自治体・警察・消防・勤務先などからの最新情報を確認し、安全を最優先に行動してください。

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