「防災のために非常食を準備しておこう」
そう思った時、
私が最初に気になったのが、
家族4人なら、結局何食あればいいの?
ということでした。
3日分?
7日分?
家族4人なら、
非常食を何個買えばいい?
ネットを見ると、
「最低3日分」
「できれば1週間分」
という言葉はよく見かけます。
でも2児ママとして本当に知りたいのは、
「4人家族の1週間分って
実際に何食なの?」
という具体的な数字ですよね。
そこで今回は、
大人2人+子ども2人の4人家族
を想定して、
7日間に必要になる食事の回数を実際に計算してみます。
さらに、
- 3日分なら何食?
- 7日分なら何食?
- 84食すべてを専用非常食にする必要はある?
- 主食だけ84個あればいい?
- 子どものおやつは必要?
- 水はどれくらい必要?
- 収納場所がない時はどうする?
- 賞味期限切れを防ぐには?
まで、
商品紹介なしで分かりやすくまとめます。
結論|4人家族の7日分は「84食」が基本
まず、
一番分かりやすい計算からしてみましょう。
1人が、
1日3食
食べると仮定します。
4人家族なら、
3食 × 4人 = 1日12食
これを7日分にすると、
12食 × 7日
=84食
つまり、
4人家族×7日=84食分
が、
まず覚えておきたい基本の数字です。
4人家族の非常食|日数別に計算すると?
7日分だけでなく、
日数別に見てみます。
| 備蓄日数 | 1人分 | 4人家族 |
|---|---|---|
| 1日 | 3食 | 12食 |
| 3日 | 9食 | 36食 |
| 5日 | 15食 | 60食 |
| 7日 | 21食 | 84食 |
こうして見ると、
3日分と7日分ではかなり差があります。
4人家族の場合
最低3日分を考えるなら
36食分
7日分を考えるなら
84食分
なぜ7日分も備える必要があるの?
「84食って多すぎない?」
最初に数字を見ると、
そう感じるかもしれません。
私も、
家族4人分を一気に想像すると、
「そんなに置く場所ある?」
と思います。
でも、
大規模災害では、
すぐスーパーへ買い物に行けるとは限りません。
農林水産省では、
過去の災害経験から、
- ライフラインの復旧に1週間以上かかるケースがある
- 支援物資が3日以上届かない場合がある
- 物流停止で1週間ほど食品を入手できない可能性がある
として、
最低3日分から1週間分×人数分
の食品備蓄を推奨しています。
災害発生から7日間。
支援物資や買い物だけを
前提にしない備えを。
重要|「84食=非常食を84個買う」ではありません
ここは、
今回の記事で一番伝えたいポイントです。
4人家族の7日分が84食だからといって、
長期保存の非常食を84個買わなきゃ!
と考える必要はありません。
農林水産省も、
災害専用の非常食だけではなく、
普段食べている食品を少し多めに備える「ローリングストック」
をすすめています。
🍚 例えばこんな物も備蓄になります
- 米
- パックご飯
- 乾麺
- カップ麺
- レトルト食品
- 缶詰
- シリアル
- 乾物
- インスタントスープ
- 普段食べているお菓子
つまり、
「非常食」という特別な箱を84個
ではなく、
家庭にある食べ物全体で84食を支える
という考え方です。
2児ママ目線|84食を「朝・昼・夜」に分けると考えやすい
84という数字だけだと、
かなり大きく感じます。
そこで、
朝・昼・夜に分けます。
4人家族なら、
1回の食事で4人分。
7日間なので、
🌅 朝食
4人 × 7日 = 28食
☀ 昼食
4人 × 7日 = 28食
🌙 夕食
4人 × 7日 = 28食
合計84食
こうすると、
メニューを考えやすくなります。
4人家族7日分|実際の備蓄イメージを作ってみよう
例えば、
すべて専用非常食にするのではなく、
こんな組み合わせを考えます。
朝食28食分
例
- シリアル
- パン類
- クラッカー
- 果物の缶詰
- 常温保存できる食品
朝は、
できるだけ調理を少なくできる物があると便利です。
昼食28食分
例
- パックご飯
- レトルト食品
- 乾麺
- カップ麺
- 缶詰
夕食28食分
例
- 米
- パックご飯
- レトルトのおかず
- 魚・肉・豆類の缶詰
- スープ類
もちろん、
これは一例です。
大切なのは、
家族が普段食べている食品を中心に組むこと
です。
「84食」だけでは足りない|主食と主菜を分けて考えよう
ここも注意したいところです。
例えば、
パックご飯を84個準備した。
これで84食!
……とは言えませんよね。
ご飯だけでは、
食事として偏ってしまいます。
農林水産省の家庭備蓄例でも、
- 主食
- 主菜
- 副菜・その他
に分けて備える考え方が紹介されています。
🍚 主食
米・パックご飯・麺・シリアルなど
🥫 主菜
肉・魚・豆類の缶詰、レトルト食品など
🥬 副菜・その他
乾物、海藻、野菜ジュース、スープなど
農林水産省の「大人1人・1週間」の備蓄例も参考になる
農林水産省では、
大人1人の1週間分の例として、
- 米2kg
- カップ麺3個
- 乾麺
- パックご飯3個
- レトルト食品
- 缶詰
- 即席スープ
- 乾物
- 菓子類
などを組み合わせた例を紹介しています。
つまり、
「1食=非常食1パック」
という考え方だけではなく、
家庭にあるさまざまな食品を組み合わせて1週間をつなぐ
という考え方です。
子どもがいる家庭では「食べられるか」が最重要
2児ママとして、
84食という数字以上に気になるのが、
子どもが本当に食べてくれる?
ということです。
大人なら、
「災害だから仕方ない」
と食べられる物でも、
子どもはそうはいかないことがあります。
見慣れない。
味が違う。
食感が苦手。
辛い。
そして食べない。
これでは、
せっかく84食分用意しても意味がありません。
👧 子どもの非常食で確認したいこと
- 普段から食べているか
- 味が濃すぎないか
- 辛くないか
- 食感が苦手ではないか
- 年齢に合った硬さか
- アレルギーはないか
- 水や加熱がなくても食べられる物があるか
「非常食だから初めて食べる」は避けたい
長期保存できる食品を買ったら、
一度家族で食べてみるのがおすすめです。
特に子どもは、
「これ嫌い」
となることがあります。
災害が起きる前なら、
別の食品へ変更できます。
非常食は
「買ったことがある」から
「食べたことがある」へ。
おやつは非常食に入れていい?むしろ子育て家庭では大切
非常食というと、
ご飯やレトルト食品ばかりを考えがちです。
でも、
子どもがいる家庭なら
おやつも備えておきたいところです。
農林水産省の備蓄例でも、
チョコレートやビスケットなどの菓子類が紹介されています。
災害時は、
子どもにとっても強いストレスがかかります。
いつも食べているお菓子があるだけで、
少し安心できることもあります。
🍪 子ども用に考えたい物
- 食べ慣れたお菓子
- クラッカー
- ビスケット
- 小分けのおやつ
- 普段飲んでいる飲み物
※年齢・アレルギー・保存方法などを確認してください。
乳幼児がいる家庭は「84食」だけで計算しない
赤ちゃんや小さな子どもがいる場合、
大人と同じ1食として単純計算できないことがあります。
例えば、
- 乳児用ミルク
- 離乳食
- 幼児食
- アレルギー対応食品
など、
その子専用の食品が必要になる場合があります。
⚠ 特別な食品が必要な家族は優先的に備える
災害後すぐに、
いつものミルクやアレルギー対応食品が入手できるとは限りません。
「代用品で何とかなる」と考えず、家庭に合った備蓄を準備しましょう。
非常食84食と一緒に絶対忘れたくない「水」
食料を84食分そろえても、
水がなければ困ります。
特に、
- アルファ化米
- 乾麺
- インスタント食品
- スープ
- 米の炊飯
などでは、
調理用の水も必要になります。
農林水産省の備蓄例では、
飲料水+調理用水として1人1日おおよそ3L程度
が示されています。
4人家族なら、
3L × 4人
=1日12L
7日なら
84L
非常食と一緒に必ず考えたいのが、 家族の飲料水です。
茶トラぶろぐでは、
4人家族に必要な水を実際に計算しています。
水を大量に使う非常食ばかりにしない
ここも、
実際に備蓄を考えていて気になる部分です。
水は貴重です。
飲むだけでも、
4人家族ではかなりの量が必要になります。
そこで、
備蓄食品すべてを
「大量の水を使って調理する物」
にしないことも大切です。
💧 組み合わせを考える
・そのまま食べられる食品
・少量の水で食べられる食品
・加熱不要の食品
・水や加熱が必要な食品
をバランスよく備える。
食料だけでなく「カセットコンロなどの熱源」も必要
米がある。
乾麺がある。
レトルト食品がある。
でも、
停電+ガス停止。
では、
調理できない可能性があります。
農林水産省も、
家庭備蓄の必需品として
カセットコンロとカセットボンベ
を紹介しています。
食料の数だけではなく、
- どうやって食べる?
- どうやって温める?
- 水はどれくらい使う?
まで一緒に考えておきましょう。
最初の1~2日は冷蔵庫の食品を活用できる場合も
災害が起きた瞬間、
保存食だけを食べ始める必要はありません。
自宅が安全で、
食品の状態に問題がなければ、
冷蔵庫や家庭内にある食品から使う考え方もあります。
農林水産省の収納例でも、
災害時にはまず冷蔵庫にある食品を活用し、
その後ストック食品へ移る考え方が紹介されています。
ただし、
停電時の食品は温度管理に注意が必要です。
⚠ 食べられるか不安な食品を無理に食べない
停電が長時間続いた食品については、
見た目やにおいだけで安全とは判断できない場合があります。
7日分を「1日ごとのセット」にする方法も分かりやすい
84食を一か所に積み上げると、
「何日分あるの?」
と分からなくなります。
そこで、
農林水産省でも紹介されている考え方の一つが、
1日分のストックを7日分に分ける方法です。
4人家族なら、
📦 DAY1
朝4食+昼4食+夜4食=12食
📦 DAY2
12食
……
📦 DAY7
12食
12食×7日=84食
これなら、
「あと何日分残っている?」
が分かりやすくなります。
でも私は「全部7箱に分ける」よりローリングストック派
2児ママとしては、
84食すべてを防災専用スペースへ入れてしまうより、
普段の食事と共有する方が続けやすいと思います。
例えば、
- パックご飯は普段も食べる
- レトルトカレーも普段使う
- 缶詰も料理に使う
- 乾麺も普段の昼食に使う
- 使った分だけ買い足す
という方法です。
これが
ローリングストック
です。
「備蓄すると賞味期限切れが心配」
「家族4人分を一気に買うのは大変」
そんな家庭には、
普段食べながら補充する ローリングストックが取り入れやすい方法です。
「家族4人×7日=84食」を一気にそろえなくていい
84食。
水84L。
数字を見るだけで、
「無理!」
と思ってしまう方もいると思います。
でも、
今日全部そろえる必要はありません。
まずは3日分から
4人×3食×3日
=36食
そこから、
4日分 → 48食
5日分 → 60食
6日分 → 72食
7日分 → 84食
と少しずつ増やしていけばOKです。
週に4食分追加するだけでも備蓄は増える
例えば、
スーパーへ行った時に、
家族1食分に相当する食品を少し多めに買う。
それを週ごとに続けます。
一気に84食用意するより、
家計への負担も抑えやすくなります。
🛒 スーパーで1つ多く
パックご飯を少し多めに
↓
缶詰を少し多めに
↓
レトルトを少し多めに
↓
乾麺を少し多めに
気づけば家庭の備蓄量が増えていきます。
収納場所がない!4人家族84食をどこに置く?
マンションや収納の少ない家庭では、
これも大きな問題です。
84食と水84Lを一か所に置こうとすると、
かなりのスペースが必要になります。
そこで、
- キッチン
- パントリー
- 収納棚
- クローゼット
- 安全に置ける分散収納
などを活用します。
📦 ポイントは「使う物は見える場所」
ローリングストックする食品を奥深くにしまうと、
存在を忘れやすくなります。
古い物から使いやすい収納
を意識しましょう。
賞味期限はスマホや紙に記録しておこう
備蓄を増やすと、
次に出てくる問題が、
賞味期限切れ
です。
特に、
防災用として奥にしまってしまうと、
数年後に発見することがあります。
対策として、
- 賞味期限順に並べる
- 古い物を手前へ置く
- 月1回チェックする
- 防災の日などに確認する
- スマホへ期限を記録する
などがあります。
子ども2人がいる家庭なら「食事量の変化」も忘れずに
防災備蓄は、
一度作ったら10年間そのままではありません。
子どもは成長します。
小さかった子が、
数年後には大人と同じくらい食べるようになることもあります。
つまり、
👨👩👧👦 家族の変化に合わせて見直す
- 子どもの年齢
- 食べる量
- 好き嫌い
- アレルギー
- 家族人数
- 必要な食品
去年ちょうどよかった備蓄量が、
今年も同じとは限りません。
「1日3食」にこだわりすぎなくてもいい
ここまで、
分かりやすくするために
1日3食
で計算してきました。
ただし、
災害時の食事は、
普段と同じ朝・昼・夜になるとは限りません。
状況によっては、
- 少量を数回に分けて食べる
- 主食と間食を組み合わせる
- 調理できる時間にまとめて食べる
場合もあります。
ですので、
84食は「4人家族7日分を考えるための分かりやすい基準」
として使うのがおすすめです。
食料を節約しすぎるのも危険
「7日間持たせなきゃ!」
と思うあまり、
災害初日から極端に食事を減らすのも考えものです。
災害後は、
- 片付け
- 避難
- 情報収集
- 子どもの世話
- 徒歩移動
などで、
普段以上に体力を使うことがあります。
「備蓄を長持ちさせるために食べない」
ではなく、
必要な栄養と水分を取れる備蓄量を準備する
家族4人・7日分|わが家の非常食チェックリスト
✅ 4人家族7日分チェック
- □ 目標は84食分を一つの基準にしている
- □ まず3日分36食は確保できている
- □ 主食だけに偏っていない
- □ 肉・魚・豆などの主菜がある
- □ スープ・乾物などもある
- □ 子どもが実際に食べられる食品がある
- □ 子どものおやつもある
- □ アレルギーを確認した
- □ 乳幼児用食品が必要なら別に用意した
- □ 加熱せず食べられる食品がある
- □ 水を使わず食べられる食品がある
- □ 飲料・調理用の水も確認した
- □ カセットコンロなどの熱源を確認した
- □ 賞味期限を確認した
- □ ローリングストックを取り入れている
- □ 家族の成長に合わせて量を見直している
2児ママなら「食べ物+水+トイレ」をセットで考えたい
非常食84食をそろえたら防災完了!
ではありません。
家庭で在宅避難を考えるなら、
食べ物と同じくらい重要なのが、
- 飲料水
- 生活用水
- 携帯トイレ
- 照明
- スマホの電源
などです。
例えば、
家族4人のトイレも、
7日分となればかなりの回数になります。
食事だけ84食あっても、
トイレや水がなければ生活は続けられません。
4人家族の災害用トイレについても、
3日・7日分を実際に計算しています。
食料と一緒に、 「家族4人が1週間自宅で過ごせるか」
という視点で確認してみてください。
今日から始めるなら「36食→84食」の順がおすすめ
まだ非常食がほとんどない家庭なら、
いきなり84食を目指すと大変です。
私なら、
STEP1
まず家にある備蓄食品を数える
STEP2
3日分の36食を目指す
STEP3
普段の買い物で少しずつ増やす
STEP4
5日分60食へ
STEP5
最終的に7日分84食を目指す
という順番にします。
これなら、
一度に大きな出費をしなくても、
少しずつ備蓄を増やせます。
非常食の数を一度「見える化」してみよう
キッチンを見て、
「たぶん結構ある」
ではなく、
一度数えてみるのがおすすめです。
📝 わが家の備蓄メモ
パックご飯:○食分
米:○食分
麺:○食分
レトルト:○食分
缶詰:○食分
シリアル・パンなど:○食分
その他:○食分
現在の合計:約○食分
目標:84食分
数字にしてみると、
「思ったよりある!」
場合もあれば、
「2日分しかなかった……」
と分かる場合もあります。
まとめ|4人家族の非常食7日分は「84食」を一つの目安に
4人家族の非常食を
1日3食で計算すると、
4人 × 3食
=1日12食
12食 × 7日
=84食
これが、
4人家族の7日分を考える時の基本的な食事回数
です。
3日分なら、
36食
7日分なら、
84食
です。
ただし、
一番大切なのは、
「非常食を84個買う」
ことではありません。
米。
パックご飯。
麺。
缶詰。
レトルト。
乾物。
スープ。
お菓子。
普段食べている食品を少し多めに備えて、
使ったら買い足す。
そうすれば、
防災専用食品だけで84食をそろえなくても、
家庭全体で1週間分を確保していくことができます。
そして2児ママとして特に大切にしたいのは、
「84食あるか」より
「家族が84食、ちゃんと食べられるか」
という視点です。
子どもが食べられる。
水がなくても食べられる物がある。
加熱できなくても食べられる。
栄養が主食だけに偏らない。
そして、
家族が少しでも安心できる好きな食べ物もある。
そこまで考えて初めて、
本当に使える非常食備蓄
になると思います。
まだ84食ない家庭も、
焦らなくて大丈夫です。
まず今日、
自宅にある食品を数えてみてください。
最初の目標は36食。
そこから、
少しずつ、
4人家族7日分=84食
へ近づけていきましょう。
参考|食品の家庭備蓄に関する公的情報
-
農林水産省|家庭備蓄ポータル
-
農林水産省|食品の家庭備蓄のすすめ
-
農林水産省|簡単!ローリングストック
-
農林水産省|災害時のために、備えていますか?
-
政府広報オンライン|何をどれだけ? 食べながら備える食品の家庭備蓄
※本記事の「84食」は、4人家族が1人1日3食を7日間食べると仮定した場合の食事回数(4人×3食×7日)の目安です。年齢、食事量、健康状態、乳幼児食、アレルギー対応食などによって必要量は異なります。家庭の状況に合わせて調整してください。また、食品だけでなく飲料水、調理用水、熱源などもあわせて備えてください。

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