水、非常食、懐中電灯、モバイルバッテリー……。
防災用品を準備していると、
どうしてもこうした物に目が向きがちですよね。
でも、赤ちゃんやまだおむつを使っている子どもがいる家庭で、
絶対に忘れたくない物があります。
それが「子どものおむつ」です。
2児のママとして考えると、
災害時に
「おむつがあと3枚しかない……」
なんて状況になるのは、かなり不安です。
スーパーやドラッグストアに行けばいつでも買える。
普段はそう思っていても、
大きな地震や台風、豪雨などの災害が起きれば、
道路の寸断や物流の混乱、店舗の休業などによって
いつものおむつが手に入らなくなる可能性があります。
今、自宅にある子どものおむつ。
災害が今日起きても、1週間ほど過ごせる量がありますか?
今回は、
防災対策として子どものおむつをどのくらい備えておけばいいのか
を中心に、
サイズアウト対策や避難時の持ち出し方なども、
2児ママ目線で分かりやすくまとめます。
防災備蓄に子どものおむつは必要?
もちろん必要です。
内閣府は災害への備えとして、
乳幼児がいる家庭では
紙おむつなどをあらかじめ非常用持ち出し袋に準備しておく
ことを案内しています。
さらに家庭での備蓄については、
最低3日間、できれば1週間
生活できるよう準備することが推奨されています。
おむつも、
この期間を一つの目安として考えておくと分かりやすいでしょう。
ただし、必要な枚数は子どもの年齢や普段のおむつ交換回数によって違います。
「1日に何枚使っているか × 備蓄する日数」
で、わが子に必要な枚数を計算するのがおすすめです。
おむつは何枚備蓄すればいい?
「1週間分」と言われても、
何枚なのか分からないですよね。
そこで一番簡単なのが、
普段の使用枚数から計算する方法です。
例えば、
1日に6枚使っている子どもなら、
6枚 × 7日 = 42枚
となります。
ただし災害時には、
いつも通り交換できるとは限りませんし、
下痢などで交換回数が増えることも考えられます。
そのため、
計算した枚数ぴったりではなく、少し余裕を持たせておく
と安心です。
2児ママ目線|「1袋あるから大丈夫」は要注意
私が防災用のおむつを考える時に気をつけたいと思うのが、
「未開封のおむつが1袋あるから大丈夫」
と思ってしまうことです。
おむつは商品やサイズによって、
1袋に入っている枚数が違います。
さらに、
- すでに半分くらい使っている
- 保育園用にも使っている
- 兄弟でそれぞれ違うサイズを使っている
という家庭もあります。
だからこそ、
「何袋あるか」ではなく、
「あと何日分あるか」
で考えるのがおすすめです。
今すぐできる「おむつ備蓄チェック」
- 1日に平均何枚使っている?
- 現在、自宅に何枚残っている?
- 最低3日分ある?
- できれば7日分ある?
- 非常用持ち出し袋にも入っている?
- 入れてあるおむつのサイズは今も合っている?
この6つを確認するだけでも、
かなり分かりやすくなります。
特に注意したいのが「サイズアウト」
子どもの防災用品には、
大人の防災用品にはない難しさがあります。
それが、
子どもが成長することです。
例えば、
非常用持ち出し袋を半年前に作ったままにしていると、
「入れていたおむつがもう小さい!」
ということがあり得ます。
子どもの成長に合わせて、 定期的にサイズを確認しましょう。
赤ちゃんの時期はサイズが変わるのも早いため、
数か月ごとに確認する習慣をつけておくと安心です。
おすすめは「防災専用」に大量購入するよりローリングストック
おむつは、
非常食のように何年間も保管しておくというより、
普段使いながら少し多めに持っておく
方法が実践しやすいと思います。
いわゆる
「ローリングストック」
です。
例えば、
予備の袋を開けたら、
次の袋を早めに補充する。
この繰り返しなら、
サイズアウトのリスクを減らしながら、
防災備蓄も維持できます。
「防災用だから触らない」
と別にしてしまうより、
日常生活の中で備蓄を回していく方が、
子どもの成長が早い時期には管理しやすいと思います。
自宅備蓄だけではなく「持ち出し用」も必要
もう一つ忘れたくないのが、
自宅に置いておく備蓄と、避難時に持ち出すおむつは別
ということです。
例えば自宅に50枚のおむつがあっても、
避難所へ移動しなければならない時に、
全部持って行くのは大変です。
そのため、
非常用持ち出し袋には
すぐ持ち出せる最低限のおむつ
を入れておくと安心です。
そして自宅には、
在宅避難などに備えて、
より多くのおむつを備蓄しておきます。
子どもの防災セットは「おむつだけ」では足りない
おむつと一緒に考えておきたいのが、
交換するときに必要になる物です。
災害時には、
いつものような清潔な環境で
おむつ交換ができるとは限りません。
- おしりふき
- 使用済みおむつを入れる袋
- 着替え
- タオル
- 必要に応じておむつ替え用のシート
- 普段使用しているケア用品
特に
使用済みおむつを入れる袋
は忘れやすいところです。
断水やごみ収集の停止などによって、
すぐに処分できない状況も考えておきましょう。
おしりふきも「残り何枚?」をチェック
おむつをたくさん用意していても、
おしりふきがなくなったら困ります。
災害時には断水する可能性もあるため、
普段以上に
水を使わずに清潔を保つための備え
が重要になります。
おむつの枚数を確認するときは、
ぜひおしりふきの残量もセットで確認してみてください。
避難所に行けば、おむつをもらえる?
「避難所へ行けば、おむつは用意されているのでは?」
と思う方もいるかもしれません。
国の災害時の物資支援では、
乳児・小児用おむつは支援対象となる基本的な物資
に含まれています。
ただし、
それを理由に家庭で準備しなくていいわけではありません。
災害直後は、
- 必要な量がすぐ届かない
- 希望するサイズがない
- いつも使っているタイプと違う
- 道路状況によって配送が遅れる
- 避難者が多く、一時的に不足する
といった可能性も考えておく必要があります。
支援物資はとても大切ですが、 災害発生直後を乗り切る分は自分たちでも準備しておく
という考え方が大切です。
普段と違うおむつが合わないこともある
これは子育て経験のある方なら、
分かる方も多いのではないでしょうか。
同じサイズ表記でも、
メーカーやタイプによって、
- ウエストのフィット感
- 太もも周り
- 吸収力
- 肌との相性
などが違うことがあります。
災害時に配布されたおむつが
必ずしも普段使っているものと同じとは限りません。
だからこそ、
子どもが普段使い慣れているおむつを一定量備えておく
ことには大きな意味があります。
2人ともおむつなら「それぞれ別に計算」する
2児ママとして忘れたくないのが、
兄弟・姉妹が二人ともおむつを使っているケースです。
サイズが同じとは限りません。
例えば、
上の子:BIGサイズ
下の子:Mサイズ
なら、
当然それぞれ備蓄が必要です。
家族単位ではなく「子ども一人ひとり」で必要枚数を計算しましょう。
夜用おむつを使っている子も忘れずに
昼間はパンツで過ごせても、
夜だけおむつを使っている子もいますよね。
こうした場合、
「もうほとんどおむつを使わないから防災用はいらないかな」
と思ってしまいがちです。
でも災害時は、
いつもと生活環境が大きく変わります。
避難所で眠る場合や、
断水してトイレが使いにくい場合なども考えられます。
完全におむつを卒業するまでは、
必要な分を防災用品として考えておくと安心です。
トイレトレーニング中なら無理をさせない
ちょうどトイレトレーニング中に災害が起こることもあります。
避難生活では、
- トイレが混雑している
- 子どもが場所を怖がる
- 夜間トイレへ行きにくい
- 生活リズムが崩れる
ことも考えられます。
そんな非常時まで、
「もうおむつは卒業したから」
と無理をさせる必要はありません。
子どもの安心と衛生を優先する
ためにも、
トイレトレーニング中の家庭では少しおむつを残しておくという考え方もあります。
赤ちゃんがいる家庭では、
おむつと同じくらい忘れずに備えておきたいのが 「ミルク」です。
停電・断水時には、
普段通りにお湯を沸かしたり、
哺乳瓶を洗ったりすることが難しくなる可能性があります。
防災バッグのおむつは定期的に交換する
防災バッグは、
一度作ると安心してそのままになりがちです。
でも子ども用品については、
定期的な見直しが必須です。
例えば、
- 3か月に1回
- 季節が変わる時
- 子どものおむつサイズが変わった時
- 防災の日・防災週間
などをきっかけに、
おむつ・着替え・ミルクなどをまとめて確認すると忘れにくくなります。
「1週間分のおむつ」を実際に数えてみよう
この記事を読んだら、
ぜひ一度やってほしいことがあります。
それは、
わが子が1週間で使うおむつを実際に計算することです。
① 1日の使用枚数
____枚
② × 3日分
____枚
③ × 7日分
____枚
④ 現在家にある枚数
____枚
⑤ 防災バッグに入っている枚数
____枚
こうして数字にしてみると、
「意外と少なかった!」
ということに気づくかもしれません。
2児ママが考える「赤ちゃん防災」のポイント
赤ちゃんや小さな子どもは、
大人のように
「少しくらい我慢しよう」
とはいきません。
おなかが空けば泣きますし、
おむつが汚れれば交換が必要です。
だからこそ、
子どもの防災用品については
「なくなってから何とかする」ではなく「なくならないように備える」
ことがとても大切だと思います。
しかもおむつは、
特別な防災用品ではありません。
普段から必ず使っている物です。
だからこそ、
いつもの買い物を少し工夫するだけでも、
防災対策につなげられます。
まとめ|今日、おむつの残り枚数を確認してみよう
防災対策というと、
大掛かりな準備を想像してしまうかもしれません。
でも、
今日からできることもあります。
- 最低3日、できれば1週間を意識して備える
- 「袋数」ではなく「何日分あるか」で考える
- 1日の使用枚数 × 日数で必要量を計算する
- 少し余裕を持った枚数を準備する
- 普段使いしながらローリングストックする
- 非常用持ち出し袋にも入れておく
- おしりふきや使用済みおむつ用の袋も忘れない
- サイズアウトしていないか定期的に確認する
- 兄弟・姉妹は一人ずつ必要量を計算する
- 避難所の支援物資だけを前提にしない
2児のママとして、
防災用品を全部完璧にそろえるのは大変だと思います。
だからこそ、
まずは難しく考えなくても大丈夫です。
今、家におむつは何枚ありますか?
今日使う分だけではなく、
「もし今日、大きな災害が起きて買いに行けなくなったら?」
という目線で一度数えてみてください。
もし少なければ、
次に買い物をする時に
いつもより少し早めに予備を補充する。
それだけでも立派な防災対策です。
大切なわが子が、
災害時にもできるだけいつも通り過ごせるように。
「おむつ、足りているかな?」
今日をその確認の日にしてみてはいかがでしょうか。
参考|公的機関の防災情報
※本記事は乳幼児がいる家庭に向けた一般的な防災情報として作成しています。必要なおむつの枚数や用品は、子どもの年齢・体格・健康状態・生活状況などによって異なります。各家庭に合わせて余裕を持った備蓄を検討し、災害時には自治体や避難所などから発表される情報も確認してください。

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