台風が近づいてくると、飲料水や食料、懐中電灯などの防災用品を確認しますよね。
でも、赤ちゃんがいる家庭では、大人だけの家庭とは少し違った備えが必要です。
ミルク、おむつ、おしりふき、離乳食、着替え……。
普段なら「なくなったら買いに行けばいい」と思える物でも、台風による大雨や停電、道路の通行止めなどが発生すると、すぐに買いに行けるとは限りません。
2児のママとして考えると、赤ちゃん用品は
「なくなってから買う」より「台風が来る前に少し多めに確認しておく」
ことが大切だと思います。
この記事では、台風接近時に赤ちゃんがいる家庭で追加して確認したい備蓄や持ち物を、チェックリスト形式でまとめます。
一般的な防災用品に加えて、
・ミルクや授乳用品
・離乳食
・おむつ
・おしりふき
・着替え
・衛生用品
・赤ちゃんが安心できる物
など、「その子が毎日使っている物」を忘れずに確認しましょう。
なぜ台風前に赤ちゃん用品を追加で備えるの?
台風の場合、地震などと違ってある程度前から接近が予想できることがあります。
だからこそ、雨や風が強くなる前に備蓄を確認できるのが大きなポイントです。
台風の影響によって、
- 停電する
- 断水する
- 道路が冠水する
- お店が臨時休業する
- 物流が乱れる
- 避難が必要になる
といった状況になる可能性があります。
赤ちゃん用品は大人用品で簡単に代用できない物も多いため、
「台風が来てから足りないことに気づく」状況をできるだけ避ける
ことが大切です。
まずは「普段1日に何をどのくらい使うか」を確認
赤ちゃんの備蓄で難しいのが、
「何個準備すればいいの?」という問題です。
月齢や授乳方法によって必要量が大きく違うため、
すべての家庭に共通する正解はありません。
そこで、まず確認したいのが普段の1日分です。
□ おむつは1日何枚使う?
□ ミルクは1日何回?
□ 1回にどのくらい飲む?
□ 離乳食は1日何回?
□ おしりふきはどのくらい使う?
□ 着替えは何セット必要?
□ 毎日使っている薬やケア用品はある?
普段の使用量が分かれば、
「わが家なら数日分でこれくらい必要」という目安を作りやすくなります。
台風接近時|赤ちゃん用備蓄・持ち物チェックリスト
【授乳・食事】
□ 粉ミルク・液体ミルクなど普段必要なもの
□ 授乳に必要な用品
□ 飲料水
□ 月齢に合った離乳食
□ 赤ちゃん用のおやつ
□ 食事用エプロン
□ スプーンなど
【おむつ・衛生用品】
□ 紙おむつ
□ おしりふき
□ 使用済みおむつを入れる袋
□ ウェットティッシュ
□ ガーゼ
□ ティッシュ
□ タオル
【着替え・体温調節】
□ 肌着
□ 洋服
□ 靴下
□ タオル
□ おくるみ・ブランケットなど
□ 季節に合わせた暑さ・寒さ対策
【避難するとき】
□ 母子健康手帳
□ 健康保険など医療に必要な情報
□ 常用している薬
□ 抱っこひも
□ 赤ちゃんが安心できる小さなおもちゃなど
① ミルクは「普段どおり飲める方法」を優先
ミルクを飲んでいる赤ちゃんなら、台風前に必ず残量を確認しておきたいところです。
ここで大切なのは、
防災用だから特別な物を用意すればいい、というわけではないこと。
赤ちゃんによっては、
- いつもと違うミルクを飲まない
- 乳首が変わると嫌がる
- 常温では飲みにくそうにする
ことも考えられます。
そのため、災害時に使う予定の授乳方法は、
できれば平常時に一度確認しておくと安心です。
茶トラぶろぐでは、赤ちゃんの防災用ミルクについても詳しく紹介しています。
▶
【赤ちゃんの防災に】災害時のミルク備蓄について2児ママ目線で紹介
② 粉ミルクなら「水・調乳方法」までセットで考える
粉ミルクを備蓄するときは、
ミルクだけあれば終わりではありません。
災害時には停電や断水が起きる可能性があるため、
「どうやって調乳するのか」まで考えておくことが重要です。
普段使っている授乳方法を思い浮かべながら、
必要な水や器具、衛生面まで確認しておきましょう。
③ おむつは「残り何枚?」を台風前に確認
赤ちゃん家庭で、ミルクと同じくらい重要なのがおむつです。
台風前に、
「まだ袋に入っているから大丈夫」
ではなく、
実際にあと何枚残っているのかを確認してみましょう。
普段1日に使う枚数が分かれば、
あと何日くらい使えるのか計算できます。
台風直前におむつが残り数枚だったら、とても不安ですよね。
台風の予報が出た段階で、
「今ある在庫で何日くらい過ごせる?」
と確認する習慣をつけておくと安心です。
④ おしりふきは断水時にも重要
おしりふきも多めに確認しておきたい物のひとつです。
断水すると、普段のように水を自由に使えなくなる可能性があります。
赤ちゃんのおむつ交換だけでなく、
ちょっとした汚れを拭く場面も増えるかもしれません。
ただし、赤ちゃんの肌に使う物については、
普段から肌に合っているものを基本にすると安心です。
⑤ 使用済みおむつ用の袋も忘れずに
意外と忘れやすいのが、
使用済みおむつを入れる袋です。
停電や断水だけでなく、災害時にはゴミ収集が通常どおり行われない可能性もあります。
避難する場合にも、使用済みおむつをすぐ捨てられるとは限りません。
そのため、おむつとセットで袋も準備しておきましょう。
⑥ 離乳食は「食べ慣れているもの」を中心に
離乳食が始まっている赤ちゃんなら、
月齢に合った食事も必要です。
災害用だからといって、
普段まったく食べたことがない物ばかりを準備するより、
普段から食べ慣れている物を中心に考える
のがおすすめです。
食物アレルギーがある場合は、原材料の確認も欠かせません。
避難先で希望する食品が必ず手に入るとは限らないため、
赤ちゃんが食べられるものは家庭でも準備しておきたいですね。
⑦ 着替えは大人より少し多めに考える
赤ちゃんは、
- 汗をかく
- ミルクを吐き戻す
- 食事で服を汚す
- おむつから漏れてしまう
など、着替えが必要になる場面が多いですよね。
避難用の荷物には、
赤ちゃんの着替えを複数セット入れておくと安心です。
サイズアウトしていないかも定期的に確認しましょう。
⑧ 母子健康手帳など必要な情報をすぐ持ち出せるようにする
避難が必要になった場合に備えて、
母子健康手帳など必要な情報をすぐ確認できるようにしておきましょう。
赤ちゃんの、
- 健康状態
- 服用している薬
- アレルギー
- かかりつけ医
- 緊急連絡先
など、必要な情報を家族でも共有しておくと安心です。
⑨ 抱っこひもはすぐ使える場所へ
台風時の避難を考えるとき、
ベビーカーだけを移動手段として考えないことも大切です。
大雨のあとには道路に水たまりや泥、落ち葉などが残ることもあります。
避難が必要になった場合に備えて、
普段使っている抱っこひもをすぐ取り出せる場所に置いておくと安心です。
ただし、雨風が強くなってから無理に避難を始めるのではなく、
自治体の避難情報や周辺の状況を確認して早めに判断しましょう。
⑩ 赤ちゃんが安心できる物も防災用品
防災用品というと、水・食料・ライトなどに目が向きがちです。
でも、小さな赤ちゃんにとって環境の変化は大きな負担になることがあります。
いつも使っている、
- お気に入りの小さなおもちゃ
- タオル
- 絵本
- 安心できる物
なども、荷物に余裕があれば検討してみましょう。
「生きるために必要な物+赤ちゃんがいつもの生活に近づける物」
という考え方で準備すると、必要な物をイメージしやすくなります。
自宅備蓄と避難バッグは分けて考えよう
赤ちゃん用品を全部リュックへ入れようとすると、
かなりの量になってしまいます。
そこで、
ミルク・おむつ・離乳食・水・衛生用品などを多めに確保。
🎒 避難するときに持ち出す物
避難先まで安全に移動するために必要な量を優先して準備。
というように分けて考えると整理しやすくなります。
「全部持って逃げなきゃ」と考えると荷物が重くなり、
赤ちゃんを抱えて安全に移動することが難しくなる可能性があります。
避難バッグは「赤ちゃんを抱っこして持てる重さ」に
これは子育て家庭では特に重要です。
防災用品をたくさん詰め込んでも、
赤ちゃんを抱っこした状態で持てなければ避難時に困ります。
実際に、
「赤ちゃんを抱っこ+避難バッグ」
の状態を家の中で一度試してみるのがおすすめです。
避難バッグは「入るだけ入れる」のではなく、
実際に持って安全に移動できるかまで確認しましょう。
台風前はスマホの充電も忘れずに
赤ちゃんがいる家庭では、スマートフォンも重要な防災用品になります。
気象情報や避難情報を見るだけでなく、
家族との連絡、地図、病院の情報確認などにも使います。
台風が近づいたら、
- スマートフォン
- モバイルバッテリー
- 必要な充電機器
を早めに充電しておきましょう。
台風接近前の家庭全体の準備も一緒に確認
赤ちゃん用品の準備ができたら、
家全体の台風対策も確認しておきましょう。
茶トラぶろぐでは、子どもがいる家庭向けに台風前の準備をまとめています。
▶
【台風接近前にやることリスト】子どもがいる家庭の備え・買い物チェックリスト
買い物、飲料水、停電対策、屋外の片付けなど、
赤ちゃん用品以外の準備はこちらの記事と合わせてチェックすると分かりやすいです。
台風接近直前になったら「買い足し」より安全を優先
台風がかなり近づいてから、
「おむつをもう一袋買っておけばよかった!」
と気づくこともあるかもしれません。
でも、すでに雨風が強くなっている場合は、
買い物のために無理に外出する方が危険です。
赤ちゃん用品の確認や買い足しは、
台風の予報が出た早い段階で済ませましょう。
雨風が強くなったら、新しい準備を始めるのではなく、
安全な場所で過ごすことを優先します。
台風直前の最終確認についてはこちらの記事も参考にしてください。
▶
【台風接近直前にやるべきこと】雨風が強くなる前の最終チェックリスト
「支援物資が来るから大丈夫」と考えず家庭でも備蓄する
大規模な災害では、乳児用ミルクや乳児・小児用おむつなどが支援物資として届けられる場合があります。
ただし、災害直後から自分の赤ちゃんに合う種類や必要量が必ず手に入るとは限りません。
そのため、
赤ちゃんが普段使っている物は家庭でも備えておく
ことが大切です。
月齢が変わったら防災用品も見直そう
赤ちゃん用品の防災備蓄で忘れやすいのが、
成長による変化です。
数か月たつと、
- おむつのサイズが変わる
- ミルクの量が変わる
- 離乳食が始まる
- 食べられる物が増える
- 服のサイズが変わる
といった変化があります。
半年前に準備した防災バッグが、
今の赤ちゃんには合わなくなっていることもあります。
季節の変わり目や台風シーズン前などに、
サイズ・賞味期限・使用期限・必要量をまとめて確認すると管理しやすくなります。
台風前日までに確認!赤ちゃん家庭の最終チェック
□ ミルクの残量は十分?
□ 調乳に必要な物はそろっている?
□ 離乳食は足りる?
□ おむつは何日分ある?
□ おしりふきは十分?
□ 使用済みおむつ用の袋はある?
□ 着替えのサイズは合っている?
□ 母子健康手帳など必要な情報を持ち出せる?
□ 常用している薬はある?
□ 抱っこひもをすぐ使える?
□ 避難バッグを実際に持てる?
□ スマートフォンは充電した?
□ モバイルバッテリーは充電した?
□ 避難場所・避難経路を確認した?
□ 最新の気象情報・避難情報を確認した?
まとめ|赤ちゃんの防災は「いつもの育児用品」を少し多めに確認
赤ちゃんがいる家庭の台風対策だからといって、
特別な防災用品ばかりを集める必要はありません。
まず大切なのは、
普段の育児で毎日使っている物を災害時にも切らさないことです。
特に、
- ミルク・授乳用品
- 離乳食
- おむつ
- おしりふき
- 着替え
- 衛生用品
- 必要な薬
は台風が近づく前に残量を確認しておきましょう。
赤ちゃんがいると、台風のニュースを見ただけでも
「停電したらどうしよう」「ミルクは足りるかな」「避難になったらどうしよう」
と心配になりますよね。
そんなときは、全部を一度に完璧にしようとせず、
「今日、赤ちゃんが使った物」を一つずつ思い出してみる
のがおすすめです。
ミルク、おむつ、おしりふき、着替え……。
毎日の育児をたどっていけば、
わが家の赤ちゃんに本当に必要な防災用品が見えてきます。
そして台風対策は、雨風が強くなる前に。
赤ちゃんを連れて直前に買い物へ走らなくてもいいよう、早めに確認しておきたいですね。
茶トラぶろぐでは、台風・大雨・停電・断水など、
子どもがいる家庭で実践しやすい防災対策を紹介しています。

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