台風が近づいてくると、家の窓やベランダと一緒に気になるのが
「車をどこに置けばいいの?」という問題です。
わが家のように子どもがいる家庭では、車は買い物や送迎だけでなく、
災害後の生活にも関わる大切な移動手段。
できることなら台風による浸水や飛来物から守りたいですよね。
でも、
「地下駐車場なら風が当たらないから安全?」
「立体駐車場へ移した方がいい?」
「屋外駐車しかできない場合はどうする?」
「台風直前でも車を移動した方がいい?」
など、迷うことも多いと思います。
台風時の駐車場所は、
「屋内か屋外か」だけでは判断できません。
大雨による浸水リスクと、暴風による飛来物・強風リスクの両方を考えることが大切です。
台風のとき車はどこに置くのが安全?
「結局、どこに置けば一番安全なの?」
と思いますよね。
ただし、すべての地域・すべての台風で
「ここなら絶対安全」と言える駐車場所はありません。
例えば地下駐車場なら強風や飛来物の影響を受けにくい一方、
場所によっては大雨による浸水を考える必要があります。
反対に屋外の平面駐車場なら地下への浸水とは事情が違いますが、
強風で飛んできた物が車に当たる可能性があります。
そこで台風前は、
② 強風・飛来物の影響を受けにくいか
③ 安全なうちに車を移動できるか
④ 駐車場の管理者から利用制限などが出ていないか
という視点で考えるのがおすすめです。
地下駐車場|強風には強そうでも「浸水」に注意
台風と聞いて、
「地下駐車場なら風が当たらないから安心では?」
と考える方もいると思います。
確かに屋外と比べれば、直接強風や飛来物にさらされにくい場所もあります。
しかし、大雨のときに忘れてはいけないのが
地下空間への浸水リスクです。
周囲で大量の雨が降ったり道路が冠水したりすると、
低い場所へ水が流れ込む可能性があります。
台風前にハザードマップなどを確認し、
自宅や駐車場周辺に洪水・内水氾濫・高潮などのリスクがないか確認しておきましょう。
地下駐車場に置いている場合は「早めの判断」が重要
普段からマンションなどの地下駐車場を利用している家庭もありますよね。
大雨が予想され、駐車場所に浸水リスクがあるなら、
雨が激しくなってからではなく、十分安全な段階でどうするか判断する
ことが大切です。
ここで絶対に避けたいのが、
「水が入ってきたから車を出さなきゃ!」
と、すでに危険が迫っている地下駐車場へ向かうことです。
車より人の命が最優先。
浸水が始まっていたり、道路が冠水していたりする状況で、
車を守るために移動するのはやめましょう。
立体駐車場|浸水対策として選択肢になることも
大雨による浸水が心配な地域では、
地上より高い場所に車を置ける立体駐車場が気になると思います。
周辺に安全に利用できる立体駐車場があり、
台風前に利用可能であれば、車を高い場所へ移動する方法を検討できる場合があります。
ただし、
「立体駐車場ならどこでも安全」という意味ではありません。
施設ごとに構造や利用条件が異なります。
- 台風時も利用できるか
- 営業時間はどうなっているか
- 夜間に出入りできるか
- 台風時に閉鎖されないか
- 車高・車幅・重量などの制限はないか
- 駐車した階まで安全に移動できるか
などを事前に確認しておきましょう。
「台風が来たから商業施設の立体駐車場へ」は事前確認を
近所のショッピングモールや商業施設に立体駐車場があると、
「台風の間だけ置かせてもらおう」
と思うかもしれません。
しかし、商業施設の駐車場は
必ずしも災害時の車両避難場所として開放されているわけではありません。
無断で長時間駐車するのではなく、
施設が災害時の車両避難場所として利用を認めているか、公式情報を確認してください。
自治体によっては、洪水時の車両避難について施設と協定を結んでいるケースもあります。
普段から地域の情報を確認しておくと安心です。
屋外駐車|強風による飛来物に注意
自宅の駐車場など、屋外に車を置いている家庭も多いと思います。
屋外駐車で特に気になるのが
強風による飛来物です。
台風では、
- 木の枝
- 植木鉢
- 看板
- ゴミ箱
- 自転車
- ベランダや庭に置かれた物
などが風で動いたり飛ばされたりする可能性があります。
自宅敷地内なら、まず車の周囲に
飛ばされそうな物がないか確認しましょう。
自宅の屋外駐車場なら周囲を片付ける
車そのものを移動できなくても、
周囲の環境を整えることでリスクを減らせる場合があります。
例えば、
- 植木鉢を室内へ入れる
- 自転車を安全な場所へ移す
- ゴミ箱を片付ける
- 子どものおもちゃを室内へ入れる
- 物干し用品を片付ける
- 庭に置いてある軽い物を確認する
などです。
先日紹介したベランダ対策と同じで、
「飛ばされる物をできるだけなくす」
ことがポイントです。
台風前の物干し竿やベランダの片付けについては、こちらの記事も参考にしてください。
▶
茶トラぶろぐ|台風前の物干し竿・ベランダの片付けに関する記事を見る
大きな木のすぐ近くへの駐車にも注意
屋外駐車の場合、周囲の木にも目を向けたいところです。
台風による強風で枝が折れたり、倒木が発生したりする可能性があります。
特に大きな木の真下やすぐ近くに車を置いている場合は、
周辺状況も確認しておきましょう。
ただし、
木から離れれば絶対に安全ということではありません。
電柱、看板、屋根材など、周辺にはほかにも強風の影響を受ける物があります。
川沿い・海沿い・低い土地の駐車場は浸水リスクを確認
屋外駐車場だから浸水しないわけではありません。
特に、
- 川の近く
- 海岸付近
- 周囲より低い土地
- 過去に冠水した場所
- アンダーパス周辺など低い場所
では、大雨や高潮などへの注意が必要です。
普段からハザードマップを確認し、
自宅だけでなく「いつも車を置いている場所」の災害リスクも確認しておきましょう。
台風前に車を移動するなら「まだ安全なうち」に
ここは2児のママとして特に大切だと思うポイントです。
車を守るために安全な駐車場所へ移動することを考えるなら、
台風が本格的に接近する前に判断します。
「川の水が増えてきた」
「道路が冠水し始めた」
「風がものすごく強くなってきた」
この段階になってから
「車だけ避難させよう」と外へ出るのは危険です。
冠水した道路を車で走らない
車を移動しようとしたとき、
道路に水がたまっていたらどうしますか?
「このくらいなら通れそう」
と思ってしまうかもしれません。
でも、冠水した道路は水深が分かりにくく、
道路の状況も確認できません。
冠水した道路へ無理に進入しない
ことが重要です。
特にアンダーパスなど周囲より低い道路は避けましょう。
車を使った避難は地域の避難方法を確認しておく
子どもが2人いると、
「避難所へ行くなら車の方が楽なのでは?」
と思うこともあります。
荷物も運べますし、小さな子どもを連れて歩く負担も減ります。
ただし災害時には、道路の冠水・渋滞・通行止めなどが発生する可能性があります。
そのため、
「台風なら必ず車で避難」と最初から決めてしまわず、自治体が示している避難方法や周辺状況を確認
しましょう。
強風時は車のドアにも注意
台風時に意外と忘れやすいのが、
車から乗り降りするときのドアです。
強い風を受けると、ドアが一気に開いてしまうことがあります。
隣の車にぶつけてしまうだけでなく、
子どもがドアを開けた瞬間に風にあおられる危険も考えられます。
強風時は子どもに先にドアを開けさせず、
大人が周囲と風の状況を確認してから乗り降りしましょう。
台風前にガソリンも確認しておく
台風前には、車の燃料も確認しておきたいポイントです。
災害後は道路状況が悪化したり、停電などによって普段どおり給油できない可能性も考えられます。
だからといって台風直前に慌てて給油へ行く必要はありません。
天気がまだ安定している段階で、
「燃料がかなり少なくなっていないか」
を確認しておく程度でも防災になります。
車内に大切な物を置きっぱなしにしない
台風で車が浸水してしまう可能性を考えると、
車内に重要な物を置きっぱなしにしないことも大切です。
例えば、
- 重要な書類
- 仕事で必要な物
- 子どもの大切な物
- 濡れると困る電子機器
などがあれば、台風前に確認しておきましょう。
もし車が浸水してしまったらエンジンをかけない
台風が過ぎたあと、
車の周囲から水が引いていると
「エンジンがかかるか確認してみよう」
と思うかもしれません。
しかし浸水した可能性がある車は注意が必要です。
電気系統のトラブルや火災につながる可能性があります。
専門業者やロードサービスなどへ相談しましょう。
台風接近前の「車チェックリスト」
□ 駐車場所の浸水リスクを確認した
□ ハザードマップを確認した
□ 川・海・低い土地の近くではないか確認した
□ 地下駐車場なら浸水リスクを確認した
□ 車の周囲に飛ばされそうな物がないか確認した
□ 大きな木など周辺の状況を確認した
□ 燃料の残量を確認した
□ 車内の大切な物を確認した
□ 安全な別の駐車場所があるか調べた
□ 車を移動するなら雨風が強くなる前に済ませる
車の対策も「台風接近前」に終わらせよう
車だけに限らず、台風対策で共通しているのが
早めに準備することです。
子どもがいると、直前になってから
買い物・車の移動・ベランダの片付け・充電などを全部行うのは大変ですよね。
台風の進路がある程度分かった段階から、
少しずつ準備しておくと慌てずに済みます。
台風が近づく前に家庭で確認したいことはこちらの記事にまとめています。
▶
【台風接近前にやることリスト】子どもがいる家庭の備え・買い物チェックリスト
車より家族の安全を優先する
車は大切な財産です。
私ももし台風が近づいてきたら、
「車が傷ついたらどうしよう」
「水没したら困る」
と心配になると思います。
でも、車を守るために家族が危険な状況へ出てしまっては本末転倒です。
車を移動するなら「安全なうち」に。
危険になってからは車より命を優先。
この2つを家族のルールにしておきたいですね。
まとめ|地下・立体・屋外、それぞれのリスクを考えて早めに判断しよう
台風時の車の駐車場所は、
「地下なら安全」「立体なら安全」「屋外だから危険」
と単純に決められるものではありません。
地下駐車場なら浸水リスクを確認。
立体駐車場なら施設の利用条件や台風時の対応を確認。
屋外駐車なら飛来物・倒木・浸水など周辺環境を確認。
そして、どこに駐車する場合でも、
ハザードマップと最新の防災情報を確認し、必要な移動は台風が本格化する前に済ませる
ことが重要です。
子どもがいる家庭では、台風直前に車を移動しようとすると、
子どもをどうするのかという問題も出てきます。
だからこそ、
「台風が来たら車をどこへ置く?」を平常時に決めておく
のがおすすめです。
安全な候補を1か所でも確認しておけば、
いざというときに慌てず判断できます。
そして危険が迫ってからは、車を守るために無理をせず、
家族の命を最優先に行動したいですね。
茶トラぶろぐでは、台風・大雨・停電・断水など、
子どもがいる家庭で実践しやすい防災対策を紹介しています。

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