「大型台風が来るかもしれない!」
そう聞いて、水や食料を買い足し、モバイルバッテリーを充電して、
ベランダを片付けて……。
家族みんなで準備したのに、進路がそれてほとんど影響がなかった。
もちろん被害がなかったことが一番ですが、
買い込んだ水や食料を見ながら、
「こんなに買わなくてもよかったかな?」
「準備した物、どうしよう?」
「ちょっともったいなかったかも……」
と思うこともありますよね。
でも2児のママとしては、
台風が来なかったからといって、防災準備が無駄になったとは思いません。
むしろ、今回準備した水・食料・防災用品を整理しておけば、
次の台風や地震、大雨、停電への備えになります。
この記事では、台風が来なかった後にやっておきたいことと、
準備した物を無駄にしない方法をまとめます。
台風が来なかった後は、準備した物を全部片付けるのではなく、
① 普段の生活で使う物
② 防災備蓄として残す物
③ 使ったら補充する物
の3つに分けて考えると整理しやすくなります。
台風が来なかった!まず何をすればいい?
まずは、本当に危険がなくなったか確認します。
台風の中心がそれても、地域によっては大雨や強風が残ることがあります。
「晴れてきたから大丈夫」とすぐに外の片付けを始めず、
気象情報や自治体からの情報を確認しましょう。
安全が確認できたら、
今回の台風対策を少しずつ元に戻していきます。
□ 最新の気象情報を確認する
□ 避難情報が解除されているか確認する
□ 水・食料の賞味期限を確認する
□ 冷蔵庫・冷凍庫を確認する
□ 防災用品を元の場所へ戻す
□ モバイルバッテリーなどを保管する
□ ベランダ・庭を安全確認してから元に戻す
□ 今回足りなかった物をメモする
① 買った飲料水はそのまま防災備蓄へ
台風前にケースで水を購入した家庭も多いと思います。
台風が来なかったからといって、
急いで全部飲んでしまう必要はありません。
賞味期限を確認して問題がなければ、
そのまま家庭の防災備蓄として残す方法があります。
地震は台風と違い、事前に「明日来るから水を買おう」と準備できるとは限りません。
今回購入した水が残っていれば、
次の災害への備えになります。
水は「ローリングストック」にすると無駄になりにくい
防災用の水を収納の奥に入れてしまうと、
数年後に、
「こんなところに水があった!」
「賞味期限を確認するのを忘れていた!」
となりがちです。
そこで取り入れやすいのがローリングストックです。
買う → 備える → 古い物から使う → 使った分を買い足す
普段から水を飲む家庭なら、
賞味期限の近い物から生活の中で使い、
減った分を買い足します。
こうすれば、防災用品として眠らせたままにせず、
普段の生活と防災をつなげることができます。
② 台風前に買った食料も普段の食事へ
台風前には、
- レトルト食品
- 缶詰
- カップ麺
- パン
- シリアル
- お菓子
- インスタントスープ
- 子どもが食べられる食品
などを多めに準備することがあります。
これも台風が来なかったからといって無駄ではありません。
賞味期限が短い食品から普段の食事に取り入れましょう。
賞味期限が短い物から先に食べる
私なら台風が過ぎた後、まず冷蔵庫と食品庫を確認します。
そして、
↓
② 普段から食べる物
↓
③ 長期保存できる非常食
という順番で整理します。
パンなど日持ちしにくい物は朝食へ。
レトルト食品は忙しい日の昼食へ。
缶詰など長期保存できる物は防災備蓄へ。
こうすると、
「台風のために買ったから全部食べなきゃ!」と慌てる必要がありません。
③ 子どものお菓子は「防災用」と「普段用」を分けすぎない
子どもがいる家庭では、
台風前に子どものお菓子や飲み物を多めに準備した方もいると思います。
わが家なら、こうした食品も普段のおやつとして食べながら、
減った分を少しずつ補充します。
防災用だからと何年も収納しておくより、
普段から食べ慣れている物を少し多めに置いておく方が管理しやすいからです。
子どもの非常食は、
「非常時だけ食べる特別な物」ではなく、「普段食べる物を少し多めに」
という考え方にすると続けやすいです。
④ 冷蔵庫・冷凍庫に詰めた食品も整理する
停電に備えて冷蔵庫や冷凍庫に食品を多めに入れた家庭もあると思います。
台風が来なかった後は、
冷蔵庫の中身を一度確認しましょう。
特に生鮮食品や開封済み食品など、
傷みやすい物から優先して献立に使います。
冷凍庫も、
「台風対策でいっぱいにしたまま忘れる」
ことがないように確認しておきたいですね。
⑤ 浴槽にためた生活用水はどうする?
断水対策として浴槽に水をためた家庭もあると思います。
台風の危険がなくなり、断水のおそれもなくなったことを確認したら、
家庭の状況に合わせて洗濯や掃除などに活用する方法があります。
ただし、浴槽にためた水を飲料水として扱わないようにしましょう。
小さな子どもがいる家庭では、浴槽の残り水による事故にも注意し、
長期間そのままにしないことも大切です。
⑥ モバイルバッテリーは「満充電にしたから終わり」にしない
台風前にスマートフォンやモバイルバッテリーを充電した方も多いと思います。
台風が来なかった場合でも、
モバイルバッテリーはそのまま防災用品として活用できます。
ただし、製品によって保管方法や適した充電状態などが異なるため、
取扱説明書に従って保管しましょう。
「防災リュックへ入れたから何年もそのまま」ではなく、
定期的に状態を確認することが大切です。
⑦ 懐中電灯・ランタンは元の場所へ戻す前に確認
台風前に懐中電灯やランタンを出したなら、
ただ収納へ戻すだけでは少しもったいないです。
せっかくなので、
- きちんと点灯するか
- 電池の残量は大丈夫か
- 予備電池はあるか
- 家族が置き場所を知っているか
を確認しましょう。
今回の台風準備が、そのまま防災用品の定期点検になります。
⑧ 防災リュックはそのまま押し入れに戻さない
台風前に防災リュックを玄関へ出した家庭もあるでしょう。
台風が来なかったからといって、
そのまま押し入れの奥へ戻す前に中身をチェックします。
□ 水の賞味期限
□ 非常食の賞味期限
□ 乾電池
□ ライト
□ モバイルバッテリー
□ 常備薬などの期限・必要量
□ 子どもの着替えのサイズ
□ おむつのサイズ
□ 季節に合った衣類
□ 家族構成に合った内容になっているか
特に子ども用品は注意したいところです。
数か月前に入れた服が小さくなっていたり、
おむつのサイズが変わっていたりすることがあります。
⑨ ベランダの物は安全確認してから戻す
台風前に、
- 物干し竿
- ハンガー
- サンダル
- 植木鉢
- 子どものおもちゃ
などを室内へ移した家庭も多いと思います。
台風がそれたからといって、すぐに全部外へ戻す必要はありません。
強風注意報などが残っていないか確認してから、安全な状態で元に戻しましょう。
そして今回片付けてみて、
「ベランダに物が多かったな」
と感じたら、これを機会に置く物を減らすのもひとつです。
⑩ 「買いすぎた物」をメモしておく
ここは次の台風対策につながる大切なポイントです。
今回、
「水を買いすぎた」
「パンを買いすぎた」
「逆に子どもの飲み物が少なかった」
「乾電池が足りなかった」
など、実際に準備したからこそ気づいたことがあると思います。
スマートフォンのメモなどに、
「次回の台風準備リスト」として残しておきましょう。
・買いすぎた物
・足りなかった物
・探すのに時間がかかった物
・充電を忘れていた物
・子ども用で追加したい物
・使わなかった物
・置き場所を変えた方がいい物
「台風が来なかった」は防災訓練ができたと考える
せっかく準備したのに台風がそれると、
「全部無駄だったな」
と感じることもあるかもしれません。
でも、実際には、
- 水や食料の備蓄量を確認できた
- 防災用品の場所を確認できた
- モバイルバッテリーを充電できた
- 避難場所を確認できた
- ベランダを安全にできた
- 家族で災害について話せた
という経験が残ります。
つまり、
「本番ではなかった防災訓練」
と考えることもできます。
子どもと一緒に「何をしたか」を振り返ってみよう
子どもがある程度大きければ、
台風が過ぎた後に家族で少し話してみるのもおすすめです。
「台風の前に何を準備したっけ?」
と聞いてみると、
「お水を買った!」
「ベランダを片付けた!」
「スマホを充電した!」
など、意外と覚えているかもしれません。
防災を怖い話だけにせず、
「家族で準備すればいいんだ」と学ぶ機会にできるといいですね。
今回の準備を「次の台風チェックリスト」にする
台風が来なかった後こそ、
次の台風に備えるチャンスです。
茶トラぶろぐでは、台風接近前に確認したい買い物・備蓄・停電対策・避難準備をまとめています。
▶
【台風接近前にやることリスト】子どもがいる家庭の備え・買い物チェックリスト
今回「これを準備しておいてよかった」と思った物は、
次回も準備できるようにチェックリストへ残しておきましょう。
台風直前の準備も振り返っておこう
「何をいつ準備したか」も振り返ってみましょう。
台風直前になって慌てて買い物へ行ったなら、
次回はもう少し早く準備する。
逆に、早めに準備したことで余裕を持って過ごせたなら、
そのタイミングを次回も参考にできます。
台風接近直前に確認するポイントはこちらの記事でもまとめています。
▶
【台風接近直前にやるべきこと】雨風が強くなる前の最終チェックリスト
台風後にやることチェックリスト|保存版
□ 最新の気象・防災情報を確認した
□ 飲料水の賞味期限を確認した
□ 水を防災備蓄へ回した
□ 賞味期限が短い食品から使う
□ 長期保存できる食品は備蓄へ戻した
□ 冷蔵庫・冷凍庫を整理した
□ 防災リュックの中身を確認した
□ 子どもの服・おむつのサイズを確認した
□ ライト・乾電池を確認した
□ モバイルバッテリーを適切に保管した
□ ベランダ・庭を安全確認してから元に戻した
□ 買いすぎた物をメモした
□ 足りなかった物をメモした
□ 次回の台風準備に生かすポイントを家族で確認した
まとめ|台風が来なかった後こそ「次の災害への備え」に変えよう
台風に備えて買った水や食料、防災用品は、
台風が来なかったからといって無駄になるわけではありません。
飲料水や保存食品はローリングストックへ。
賞味期限が短い食品は普段の食事へ。
ライトやモバイルバッテリーは点検して防災用品へ戻す。
そして今回の準備で気づいたことは、
次の台風のチェックリストへ。
子どもが2人いると、水や食料を買ったり、ベランダを片付けたり、
台風前の準備だけでも結構大変ですよね。
だからこそ、台風が来なかったときに
「せっかく準備したのに無駄だった」とは考えなくて大丈夫。
家族に被害がなく、防災用品の点検までできたなら、
それは次の災害に備える大切な経験です。
使える物は普段の生活で使う。
残せる物は備蓄する。
使った物は補充する。
この繰り返しなら、防災を特別なイベントにせず、
普段の暮らしの中に取り入れやすくなります。
「台風が来なかった。よかったね」で終わらせず、
最後に10分だけ家族の備えを見直して、
次の災害につなげておきたいですね。
茶トラぶろぐでは、台風・大雨・停電・断水など、
子どもがいる家庭で実践しやすい防災対策を紹介しています。

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