【被災後の防犯対策】女性・子どもを性被害から守るためにできること|避難所での安全の備え
災害が起きた時、食料や水、避難場所のことだけでなく、女性や子どもの安全についても考えておく必要があります。
避難所や在宅避難では、普段とは違う環境で多くの人が過ごします。暗い場所、プライバシーを確保しにくい場所、慣れない人との共同生活では、不安を感じることもあるでしょう。
性被害の責任は、どんな状況でも加害者にあります。服装や行動が被害の原因になることはありません。
この記事では、服装を制限するのではなく、被災後に自分と子どもの安全を守るためにできる防犯対策を、2児のママ目線でまとめます。
被災後に女性や子どもの安全対策が必要な理由
災害時は、避難所などでプライバシーを守りにくく、治安面で不安を感じることがあります。内閣府も、避難所などのプライバシーを確保しにくい環境で、性暴力やDVが報告されていることを案内しています。
大切なのは、女性や子どもだけに注意を求めることではありません。避難所の運営側・地域・周囲の大人が協力して、安全な環境をつくることが必要です。
服装について大切にしたい考え方
「被災後は女性らしい服装をしない方がいい」と言われることがありますが、服装を理由に被害の責任を負わせる考え方は間違いです。
一方で、避難や片付けの場面では、動きやすく、体温調節がしやすい服装が実用的です。本人が安心して過ごすために、羽織れる上着や動きやすい長ズボンなどを用意しておくのはよい備えになります。
防犯のために服装を変えなければならないわけではありません。服装は本人の自由です。大切なのは、周囲と協力して安全な環境をつくることです。
被災後にできる防犯対策
1.夜間はできるだけ一人で移動しない
トイレや給水所など、夜間に移動する必要がある時は、できるだけ家族・友人・近くの避難者と一緒に行動しましょう。
「少しだけだから」と一人で暗い場所へ行かないことが大切です。
2.明るく、人の目がある場所を選ぶ
避難所で休む場所を選べる場合は、出入口や通路から離れすぎず、照明がある場所や、スタッフに相談しやすい場所を検討しましょう。
更衣や授乳が必要な場合は、間仕切りのある場所、女性専用スペース、授乳スペースなどがないか、避難所の運営者に確認してください。
3.不安なことは、一人で抱え込まない
知らない人に声をかけられて困った、視線が気になる、つきまとわれている気がするなど、少しでも不安を感じたら、避難所の運営者・自治体職員・警察・信頼できる人に相談しましょう。
「気にしすぎかも」と我慢しなくて大丈夫です。自分の違和感を大切にしてください。
4.防犯ブザー・ライトを防災バッグに入れる
小さな防犯ブザーやライトは、夜間の移動時や非常時に役立ちます。子どもにも、困った時は大声を出すこと、近くの大人やスタッフに助けを求めることを、年齢に合わせて伝えておきましょう。
5.家族で「困った時の合図」を決める
避難所では、子どもが親から離れてしまうこともあります。「知らない人について行かない」「トイレは一人で行かない」「困ったら受付や先生、制服の人に相談する」など、事前に家族で話しておくと安心です。
もし被害に遭った・見かけた時は
今すぐ危険がある場合は、周囲に助けを求め、110番へ連絡してください。
性犯罪・性暴力に関する相談は、性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターにつながる全国共通番号「#8891(はやくワンストップ)」でも受け付けています。
医療・カウンセリング・法律相談など、必要な支援につながるための相談窓口です。被害に遭った本人だけでなく、家族や周囲の人が相談することもできます。
▶ 内閣府|性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター(#8891)
赤ちゃん・子どもがいる家庭で、あわせて確認したい備え
避難生活では、防犯だけでなく、赤ちゃんや子どもの食事・衛生用品・着替えも必要です。とくにミルクを飲む赤ちゃんがいる家庭は、避難時に必要な量を確認しておくと安心です。
▶ 【防災用ミルク】液体ミルクを備蓄すべき理由|2児ママが考える赤ちゃんの災害対策
まとめ:安全な避難生活は、周囲と声をかけ合うことから
被災後の防犯対策は、女性や子どもだけが背負うものではありません。家族、避難所の運営者、地域の人が協力し、見守りやすく相談しやすい環境をつくることが大切です。
「一人で行動しない」「違和感があれば相談する」「困った人を見かけたら声をかける」。小さな行動が、みんなの安全につながります。
コメントを残す