台風の夜、突然「バチッ」と電気が消えて、家の中が真っ暗に――。
大人でも不安になる停電ですが、子どもにとってはもっと怖く感じるかもしれません。
特に台風の夜は、外から
「ゴーッ」という強い風の音や、
雨が窓に打ちつける音が聞こえることもあります。
そんな中で部屋まで真っ暗になったら、
「怖い!」
「電気はいつつくの?」
「台風、大丈夫?」
「ママ、一緒にいて!」
と、不安になってしまう子もいると思います。
2児のママとして考えると、停電対策というと懐中電灯やモバイルバッテリーなどの
「物の準備」に目が向きがちですが、
子どもの不安をどう減らすかも大切な防災対策のひとつです。
・台風で停電したとき、まず何をすればいい?
・暗闇を怖がる子どもへの対応
・停電中に子どもとどう過ごす?
・寝るときに注意したいこと
・停電前に準備しておきたいもの
台風の夜の停電|まずは「大丈夫だよ」と子どもを安心させる
突然電気が消えたら、まず確認したくなるのは停電の原因や復旧情報ですよね。
でも、小さな子どもがいる家庭なら、
最初に子どものそばへ行く
ことも意識したいところです。
暗闇の中で一人にされると、子どもの不安がさらに大きくなることがあります。
わが家だったら、まず子どものところへ行って、
「ママもここにいるから大丈夫だよ」
「一緒に明かりをつけよう」
と声をかけると思います。
「怖くないよ!」と否定するよりも、
「怖いよね。でも一緒にいるよ」
と伝えた方が安心できる子もいるでしょう。
① 家族みんなで同じ部屋に集まる
停電した夜は、家族がそれぞれ別の部屋で過ごすより、
できるだけ一つの安全な部屋に集まる
のがおすすめです。
子どもにとって、暗い家の中を一人で移動するのは怖いものです。
家族が同じ場所にいれば、
- 子どもが安心しやすい
- 照明を一か所に集められる
- 子どもの様子を確認しやすい
- 家族で情報を共有できる
- 暗い家の中を移動する回数を減らせる
というメリットがあります。
ただし、台風のときは
大きな窓のすぐ近くを避けることも大切です。
寝る場所についても、普段の寝室にこだわる必要はありません。
窓や家具の位置を確認して、安全性の高い場所を選びましょう。
② 真っ暗にしない|子どもが安心できる明かりを確保
停電したときに最初に必要になるのが「明かり」です。
懐中電灯やランタンなどを、
停電してから探すのではなく、普段から置き場所を決めておく
ことが重要です。
□ 懐中電灯はどこ?
□ ランタンはどこ?
□ 電池は残っている?
□ 予備の乾電池はある?
□ スマホは充電されている?
子どもが怖がっている場合は、必要以上に暗くせず、
家族の顔が見える程度の明るさを確保すると安心しやすくなります。
茶トラぶろぐでは、停電時の備えをまとめています。
普段のうちに一度確認しておくと安心です。
③ 子どもにも「小さな役割」をお願いする
停電すると、大人が慌ただしく動くことがあります。
ブレーカーを確認したり、スマホで情報を調べたり、懐中電灯を探したり……。
その様子を見て、子どもが
「何か大変なことが起きている!」
と余計に不安になることもあります。
そんなときは、年齢に応じて簡単な役割をお願いするのも一つの方法です。
- 懐中電灯を持ってもらう
- 家族の飲み物を並べてもらう
- 弟や妹と一緒にいてもらう
- お気に入りの絵本を持ってきてもらう
- 必要な物を一緒に確認する
もちろん無理に何かをさせる必要はありません。
大切なのは、
「怖いことが起きて何もできない時間」ではなく、
「家族みんなで停電を乗り切る時間」に変えていくこと
です。
④ 停電を「特別な夜」に変えてみる
安全が確保できていて、避難の必要がない状況なら、
子どもの気持ちを停電そのものから少し離してあげる方法もあります。
例えば、
- 家族でしりとりをする
- なぞなぞをする
- 絵本を読む
- 家族でお話をする
- 布団を一か所に集める
- ランタンの明かりで静かに過ごす
などです。
「停電=怖い夜」だけではなく、
「今日はみんなで一緒に過ごす夜」
という雰囲気にできると、子どもの気持ちが少し楽になるかもしれません。
⑤ スマホを子どもの動画だけに使いすぎない
子どもを落ち着かせるために、スマホで動画を見せたくなることもあると思います。
短時間なら気分転換になるかもしれません。
ただし停電が長引く可能性がある場合、
スマートフォンのバッテリーは重要な情報収集・連絡手段
になります。
台風の進路、避難情報、停電情報、家族との連絡などに使う可能性があるため、
できるだけバッテリーを温存しておきましょう。
台風が近づくことが分かっている場合は、
スマホやモバイルバッテリーを早めに充電しておくことも重要です。
▶
【台風接近前にやることリスト】子どもがいる家庭の備え・買い物チェックリスト
⑥ トイレへ行くときは子どもを一人にしない
意外と困るのが、停電中のトイレです。
普段なら何でもない廊下や階段でも、真っ暗になると転倒する危険があります。
特に子どもが怖がっている場合は、
「一人で行っておいで」と言わず、
大人が明かりを持って一緒に移動すると安心です。
また、床に置いてあるおもちゃや荷物につまずかないよう、
台風が近づく前に通路を片付けておくのもおすすめです。
⑦ 雷が鳴っているときは「音」の怖さにも寄り添う
台風や大雨では、停電だけでなく雷を伴うこともあります。
「ピカッ」と光ったあとに大きな音がすると、
停電中は普段以上に怖く感じる子もいるでしょう。
そんなときも、
「ママも一緒にいるよ」
と声をかけながら、できるだけ落ち着いて過ごします。
大人が何度も窓の外を確認したり、慌てて家の中を歩き回ったりすると、
子どもも不安になりやすくなります。
⑧ 寝るときは「いつもの寝室」にこだわらない
停電が夜まで続いていたら、そのまま寝ることになるかもしれません。
台風の夜は、
停電しているかどうかだけでなく、窓や飛来物の危険も考えて寝る場所を決める
ことが大切です。
大きな窓のすぐそばにベッドがある場合などは、
安全性を確認したうえで、別の部屋へ布団を移して家族で寝る方法も考えます。
子どもにとっても、真っ暗な自分の部屋で一人で寝るより、
家族と同じ部屋で寝た方が安心できるでしょう。
⑨ 停電したら「火」を明かり代わりにしない
停電すると、ろうそくを使いたくなるかもしれません。
しかし子どもがいる家庭では、転倒や接触などによる火災にも注意が必要です。
明かりを確保する目的なら、懐中電灯やLEDランタンなど、
火を使わない照明を優先しましょう。
暗い中では、普段なら起きないような事故も起こりやすくなります。
⑩ 台風が来る前に「停電ごっこ」をしてみる
これは子どもがいる家庭で、一度試してみてほしい方法です。
台風が来ていない普通の日に、
安全を確認したうえで短時間だけ照明を消して、
- 懐中電灯はどこにある?
- ランタンはどうやってつける?
- 夜に停電したらどの部屋に集まる?
- トイレまで安全に行ける?
- スマホはどこで充電する?
と家族で確認してみます。
本当に停電してから初めて経験するより、
一度でも練習しておけば、
「前にもやったことがある」
という安心感につながります。
台風接近前なら停電対策を先に済ませよう
停電してからできることには限りがあります。
台風の接近が予想されているなら、
雨風が強くなる前に準備を終えておきましょう。
□ スマホを満充電に近づける
□ モバイルバッテリーを充電する
□ 懐中電灯・ランタンを確認する
□ 予備電池を確認する
□ 飲料水を準備する
□ すぐ食べられる物を用意する
□ 子どもの好きなおやつを準備する
□ 家族が集まる部屋を決める
□ 窓から離れた安全な場所を確認する
□ 子どもが安心できる絵本や遊びを準備する
雨風がすでに強くなっている場合は、
不足している物を買いに行くよりも安全を優先してください。
台風直前の最終確認については、こちらの記事も参考にしてください。
▶
【台風接近直前にやるべきこと】雨風が強くなる前の最終チェックリスト
停電より危険が迫っている場合は「避難」が最優先
ここまで、停電した自宅で子どもと過ごす方法を紹介してきました。
ただし、とても大切なことがあります。
「子どもを落ち着かせて家で過ごす」ことより、安全を確保する行動が優先です。
自治体から発表される避難情報や気象情報を確認し、
自宅にとどまることが危険な場合は、適切なタイミングで安全な場所へ移動してください。
特に子どもを連れての避難は時間がかかります。
雨風が激しくなってから慌てて動くことにならないよう、
台風接近前から避難場所や避難経路を確認しておきましょう。
まとめ|停電した夜、子どもに必要なのは「明かり+安心感」
台風で突然停電すると、大人でも不安になります。
まして子どもにとっては、
「外では台風」「家の中は真っ暗」という状況そのものが大きな恐怖になるかもしれません。
そんなとき、2児のママとして大切にしたいのは、
停電を怖がる子どもの気持ちを否定せず、家族で一緒に過ごすこと
です。
明かりを確保する。
家族で同じ部屋に集まる。
子どもに声をかける。
絵本や会話で気持ちをそらす。
安全な場所で一緒に寝る。
特別な防災用品がなくても、できることはたくさんあります。
そして何より、実際に停電してから慌てないために、
台風が来る前に「停電したら家族でどう過ごすか」を話しておくこと
が大切です。
子どもにとって一番安心できる「防災グッズ」は、
もしかするとパパやママがそばにいてくれることなのかもしれません。
停電したときこそ大人ができるだけ落ち着いて、
「大丈夫。一緒にいるよ」と伝えてあげたいですね。
茶トラぶろぐでは、台風・停電・断水など、
子どもがいる家庭で実践しやすい防災対策を2児ママ目線で紹介しています。








