台風が近づいてくると、
「犬や猫を連れて避難所へ行ってもいいの?」
「ペットがいるから自宅に残った方がいい?」
「ペット用のフードや水は何日分準備すればいい?」
と悩む家庭も多いのではないでしょうか。
わが家も子どもが2人いるので、
災害時は家族全員が安全に行動するための準備を早めにしておくことが大切だと感じています。
そこに犬や猫などのペットがいる場合は、
人間用の防災用品だけでなく、
ペットの避難方法・食事・トイレ・キャリーケースなどの準備も必要になります。
特に台風は、ある程度前から接近が予想できる災害です。
雨風が強くなってから慌てるのではなく、「まだ安全なうち」にペットの準備まで終わらせておきましょう。
今回は、
ペットがいる家庭で台風が来る前に準備しておきたいことを、「避難する場合」と「自宅に残る場合」に分けて
2児ママ目線で紹介します。
「ペットを置いていけないから避難しない」
と最初から決めてしまうのは避けたいところです。
まず自宅周辺の洪水・土砂災害・高潮などの危険を確認し、
避難が必要になったときにペットとどう避難するかを平常時から考えておきます。
ペットを守るためにも、飼い主自身が安全でいることが大前提です。
ペットがいる家庭は台風前に何を準備する?
ペットがいる家庭では、
普段の台風対策に加えて準備しておきたい物があります。
代表的なのは、
- ペットフード
- 飲み水
- 常備薬
- キャリーバッグ・ケージ
- リード・ハーネス
- トイレ用品
- ペットシーツ
- 排泄物を処理する袋
- タオル
- 食器
- ペットの写真
- 飼い主の連絡先が分かる物
- 健康状態や治療・服薬内容が分かる情報
などです。
人間用の防災リュックだけ準備して、
ペット用品を台風直前に集めることにならないようにしておきたいですね。
ペット用の水・フードを備蓄する
まず準備したいのが、
ペットが普段食べているフードと飲み水です。
災害が起きると、
道路や物流の状況によっては、
いつも利用しているお店ですぐに購入できない可能性があります。
特に、
- 療法食を食べている
- アレルギーがある
- 食べられるフードが限られている
- 高齢で食事に配慮が必要
といったペットの場合は、
「災害後に買えばいい」と考えず、平常時から余裕を持って備蓄しておきましょう。
ペットフードもローリングストックがおすすめ
人間の非常食と同じように、
ペットフードもローリングストックにすると管理しやすくなります。
いつも食べているフードを少し多めに用意して、
古いものから食べる
↓
食べた分を買い足す
↓
一定量を常に家に置いておく
という方法です。
「防災専用の特別なフード」を用意するより、普段食べ慣れている物を切らさない仕組みにしておくと続けやすいですよ。
薬を飲んでいるペットは特に早めの準備を
毎日薬を飲んでいる犬や猫の場合は、
台風接近前に残りの日数を確認しておきます。
ただし薬については、
自己判断で量を増減したり、
勝手に予備を作ったりするのではなく、
平常時からかかりつけの動物病院に災害時の対応を相談しておくと安心です。
薬の名前や量、治療内容なども、
スマートフォンだけでなく紙などでも確認できるようにしておくと役立ちます。
避難する場合① ペットと避難できる場所を確認する
ペットがいる家庭で特に重要なのが、
「避難するとき、どこへ行くのか」を事前に確認しておくことです。
ここで注意したいのが、
「ペットとの同行避難=避難所の居住スペースでずっと一緒に過ごせる」
とは限らない
という点です。
避難所によって、
- ペットを受け入れられるか
- どこで飼育するのか
- ケージが必要か
- 犬・猫などで場所が分かれるか
- 必要な持ち物
などのルールが異なる場合があります。
自分の地域の避難所がペット同行避難にどう対応しているか、台風が来る前に自治体へ確認しておきましょう。
避難所でペット用のフード・ケージ・トイレ用品などが、
すぐ十分に用意されるとは限りません。
ペットに必要な物は、基本的に飼い主が準備して持ち出せるようにしておく
という意識が大切です。
避難する場合② キャリーバッグ・ケージに慣らしておく
猫の場合、
普段は自由に家の中を歩いているので、
「避難するときにキャリーへ入ってくれない!」
ということも考えられます。
犬でも、
慣れないケージへ突然入れられると強いストレスになることがあります。
そのため、
災害が起きてから初めてキャリーやケージを使うのではなく、普段から少しずつ慣らしておくことが大切です。
キャリーを押し入れの奥にしまい込まず、
日常生活の中で目にする場所に置くなど、
ペットにとって「怖い物」にならない工夫も考えてみましょう。
避難する場合③ 犬のリード・ハーネスを確認
犬の場合は、
リードやハーネスも確認しておきます。
災害時は、
- 強い雨音
- 雷
- 強風
- サイレン
- 大勢の人
- 慣れない避難場所
などで、普段と違う行動をする可能性があります。
「いつもおとなしいから大丈夫」と油断せず、逃走を防ぐ準備をしておきましょう。
避難する場合④ 迷子対策をしておく
災害時は、
飼い主とペットが離れてしまう可能性も考えておかなければなりません。
そのため、
- 迷子札
- 首輪
- マイクロチップ情報
- 飼い主の連絡先
などを確認しておきます。
また、
ペットの全身が分かる最近の写真をスマートフォンに保存しておくと、
万が一はぐれたときに特徴を説明しやすくなります。
スマートフォンが使えない場合も考え、
写真やペット情報を紙で持っておく方法もあります。
避難する場合⑤ ペット用防災バッグを作る
人間用の防災リュックとは別に、
ペット用品をまとめたバッグを準備しておくと便利です。
□ ペットフード
□ 飲み水
□ 常備薬
□ 食器
□ リード・ハーネス
□ ペットシーツ
□ 排泄物処理袋
□ タオル
□ ウェットティッシュ
□ 新聞紙
□ 猫砂など普段使っているトイレ用品
□ ペットの写真
□ 飼い主の連絡先
□ ワクチン・健康・治療に関する情報
□ ペットが落ち着ける物
ただし、
荷物を増やしすぎて避難できなくなっては本末転倒です。
家族構成やペットの種類・大きさを考え、
実際に持って移動できる量か確認しておきましょう。
2児+ペットなら「実際に持てるか」を試してみる
これは子育て家庭では特に重要だと思います。
大人1人で、
- 子どもの防災リュック
- 自分の荷物
- ペット用防災バッグ
- 犬のリード
- 猫のキャリー
を全部持てるでしょうか。
さらに小さな子どもなら、
抱っこが必要になる可能性もあります。
防災用品は、
「持っている」だけではなく「持って避難できるか」まで確認したいところ。
晴れている日に一度、
「子ども+防災リュック+ペット」
という実際の避難を想定して、
玄関まで準備してみるだけでも気づくことがあります。
自宅に残る場合① 本当に在宅避難できる場所か確認
ペットがいるからといって、
最初から
「うちは避難所へ行かず家に残る」
と決めてしまうのはおすすめできません。
まず確認するのは、
自宅そのものが安全な場所にあるかです。
ハザードマップで、
- 洪水
- 内水氾濫
- 土砂災害
- 高潮
など、自宅周辺で想定される危険を確認しましょう。
自宅に危険が迫っている場合は、「ペットがいるから」という理由だけで避難を遅らせないことが重要です。
自宅に残る場合② ペットの居場所を安全にする
自宅で安全を確保できる場合は、
ペットが過ごす場所も確認します。
台風では強風による飛来物などで窓ガラスが破損する可能性も考えられます。
そのため、
大きな窓のすぐそばをペットの避難場所にしないなど、
家の中でも安全な場所を考えておきましょう。
普段ケージを窓のそばに置いている家庭は、
安全に移動できる段階で置き場所を見直します。
自宅に残る場合③ 停電を想定する
台風では停電する可能性もあります。
人間は懐中電灯があればある程度対応できますが、
ペットによっては温度管理が重要です。
特に暑い季節の停電では、
エアコンが止まった場合にどうするかを考えておきたいところです。
犬・猫だけでなく、
温度管理が必要な小動物などを飼っている場合は、
普段から停電時の対応をかかりつけの動物病院などへ相談しておくと安心です。
防災ラジオで情報を確認できるようにする
停電時はテレビやWi-Fiが使えなくなる可能性があります。
スマートフォンだけに頼らず、
ラジオなど複数の情報収集手段を準備しておくと安心です。
茶トラぶろぐでは、
停電時の情報収集にも使える防災ラジオを実際に紹介しています。
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【防災ラジオおすすめ】Geum多機能防災ラジオ5800mAhを2児ママ目線で紹介
ペットと自宅に残る場合も、
状況が変わったら避難へ切り替えられるよう、最新情報を確認できる準備をしておきましょう。
自宅に残る場合④ 断水を想定して水を多めに準備
ペットがいる家庭では、
人間が飲む水だけを計算しないことも大切です。
ペットが飲む分も必要になります。
特に複数のペットを飼っている場合は、
「家族+ペット」で必要になる水の量を考えて備蓄しましょう。
普段1日にどのくらい水を使っているのか、
一度確認しておくと備蓄量を考えやすくなります。
自宅に残る場合⑤ トイレ対策も忘れない
犬や猫のトイレ用品も、
物流が止まると簡単には購入できなくなる可能性があります。
特に、
- ペットシーツ
- 猫砂
- 排泄物処理袋
- 消臭用品
- 新聞紙
などは少し多めに準備しておくと安心です。
人間用の非常用トイレと同じように、
ペットの排泄対策も在宅避難では重要です。
雷・強風を怖がるペットへの対策
台風では、
普段聞かないほど大きな風の音がすることがあります。
雷を伴うこともあります。
犬や猫によっては怖がって、
- 震える
- 隠れる
- 落ち着かなくなる
- 吠える
- 逃げようとする
といった行動をすることがあります。
無理に引っ張り出すのではなく、
普段から安心して過ごしている場所を安全な室内に確保しておきましょう。
雷や強風で極端にパニックになるペットの場合は、
平常時に獣医師へ相談しておくのがおすすめです。
玄関・窓・ベランダの脱走対策も確認
強風や雷に驚いたペットが、
開いた玄関から飛び出してしまう可能性も考えておきます。
台風前には、
- 玄関
- 窓
- 網戸
- ベランダへの出入口
- ケージ
などを確認しましょう。
台風の日は「普段は逃げないから大丈夫」と考えないことが大切です。
台風前に散歩はいつまで行く?
犬がいる家庭では、
散歩のタイミングも悩みますよね。
基本的には、
雨風が強くなってから無理に散歩へ行かないことが大切です。
台風が近づいている日は、
天気予報を確認しながら安全な時間帯に早めに済ませるなど、
普段とは違うスケジュールも考えましょう。
すでに強風・大雨になっている場合は、
散歩のために危険な屋外へ出ることは避け、
自宅での排泄方法などを平常時から考えておくと安心です。
避難所以外の避難先も考えておく
ペットがいる家庭では、
指定避難所だけを選択肢にしないこともポイントです。
例えば、
- 安全な場所にある親族宅
- 安全な場所にある知人宅
- ペットを受け入れられる宿泊先
- あらかじめ相談している一時預け先
などが選択肢になる家庭もあります。
もちろん、災害時に必ず利用できるとは限りません。
だからこそ、
「避難所がダメだったらどうする?」を台風が来る前に考えておくことが大切です。
ペットを家に残して人間だけ避難していい?
これは災害の状況やペットの種類などによって一律には判断できません。
ただ、
危険が迫ってからペットを迎えに自宅へ戻る行動は避けなければなりません。
台風はある程度前から予測できるため、
避難が必要になりそうなら、
ペットを含めて早めにどう行動するか決めておくことが重要です。
留守中の災害も考えて、
家族や信頼できる人と「自分が帰宅できない場合どうするか」を相談しておくのも一つの備えです。
ペットがいる家庭こそ台風準備を早めに
子ども2人だけでも、
避難の準備には時間がかかります。
そこに犬や猫が加われば、
さらに時間が必要になります。
そのため、
ペットがいる家庭は「避難情報が出てから準備開始」ではなく、台風の接近が分かった段階から少しずつ準備を進める
ことをおすすめします。
茶トラぶろぐでは、
子どもがいる家庭向けに台風接近前の準備をまとめています。
▶
【台風接近前にやることリスト】子どもがいる家庭の備え・買い物チェックリスト|2児ママの防災準備
人間用の水・食料・充電などを確認するときに、
ペット用品も一緒にチェックすると忘れにくくなります。
ペットがいる家庭の台風前チェックリスト
□ ハザードマップを確認した
□ ペットと避難できる場所を確認した
□ 避難所のペット受け入れルールを確認した
□ 避難所以外の避難先も考えた
□ キャリー・ケージを準備した
□ リード・ハーネスを確認した
□ 迷子札などを確認した
□ ペットの写真を保存した
□ フードを準備した
□ 飲み水を準備した
□ 常備薬を確認した
□ ペットシーツ・猫砂などを準備した
□ 排泄物処理袋を準備した
□ 健康・治療情報をまとめた
□ ペット用防災バッグを準備した
□ 停電時の対策を考えた
□ ペットの安全な居場所を決めた
□ 家族全員+ペットで避難できるか確認した
ペットがいる家庭の台風対策で避けたいこと
❌ ペットがいるから絶対に避難しないと決める
❌ 避難所なら必ずペットと同じ部屋で過ごせると思う
❌ 避難情報が出てからペット用品を集め始める
❌ 大雨・強風になってから犬の散歩へ行く
❌ キャリーに一度も入れず災害当日に初めて使う
❌ ペットフードは災害後でも買えると思い込む
❌ ペットを迎えに危険な自宅へ戻る
❌ 家族の安全よりペット用品を取りに行くことを優先する
「同行避難」と「同伴避難」の違いを知っておこう
ペット防災で覚えておきたい言葉が、
「同行避難」です。
同行避難とは、
災害時に飼い主がペットと一緒に安全な場所まで避難する行動を指します。
つまり、
避難所で人とペットが必ず同じ部屋・同じスペースで生活できるという意味ではありません。
避難先でどのようにペットを飼育するのかは、
避難所や自治体などのルールによって異なります。
だからこそ、
自分の地域ではどうなっているのかを平常時に確認しておくことが重要です。
まとめ|ペットの台風対策は「避難する場合」「自宅に残る場合」の両方を考える
ペットがいる家庭では、
「避難所へ行く」
「自宅に残る」
のどちらか一方だけを考えておくのではなく、
両方のケースを想定して準備しておくことが大切です。
台風前には、
- 避難先を確認する
- 同行避難のルールを確認する
- フード・水・薬を準備する
- キャリー・ケージを準備する
- トイレ用品を準備する
- 迷子対策をする
- 停電・断水を想定する
- 自宅での安全な居場所を決める
といったことを確認しておきましょう。
子どもが2人いるだけでも、
台風前の準備は本当に大変です。
そこに犬や猫などのペットがいたら、
準備する物も、避難するときに考えることもさらに増えます。
だからこそ、
「避難することになってから考える」のでは遅い
と思います。
ペットフードはある?
水は足りる?
キャリーはすぐ出せる?
避難所はペットを受け入れてくれる?
子どもとペットを連れて本当に移動できる?
こうしたことを、
天気が穏やかなうちに一度確認しておくだけでも違います。
ペットを守るためにも、まずパパ・ママと子どもたちが安全でいること。
そして家族の安全を確保したうえで、
大切なペットも一緒に守れる準備をしておきたいですね。
「避難する場合」と「自宅に残る場合」の2つの計画を作っておくこと。
これが、ペットがいる子育て家庭で台風前にやっておきたい大切な備えだと思います。
茶トラぶろぐでは、
台風・大雨・停電・断水など、
子どもがいる家庭で実践しやすい防災対策を紹介しています。

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