台風や大雨の予報が出たとき、
「駐車場が低い場所にあるけど、車は大丈夫かな?」
「川が近いから車だけでも高い場所へ移動した方がいい?」
「水が迫ってきたら車で避難してもいいの?」
と心配になることはありませんか?
車は家族にとって大切な財産ですし、
子どもがいる家庭では送迎や買い物にも欠かせない存在。
できることなら水没させたくありませんよね。
でも、台風や大雨のときに一番大切なのは、
「車を守ること」より「家族の命を守ること」です。
すでに道路が冠水してから、
「車だけでも安全な場所へ移動させよう」と運転するのは危険です。
だからこそ、
大雨になる前に自宅の駐車場所の浸水リスクを確認し、必要なら安全な段階で対応しておく
ことが重要です。
この記事では、
台風で車が水没しそうなときにどうすればいいのか、大雨前に確認しておきたい車の避難・移動の考え方を、
2児ママ目線で分かりやすく紹介します。
車の水没が心配なら、まずハザードマップや自治体の防災情報などで
自宅・駐車場周辺の浸水リスクを確認します。
移動が必要だと判断する場合も、
道路が冠水する前、雨風が強くなる前の安全な段階で行います。
すでに水が迫っている、道路が冠水している、避難が必要な状況では、車を守るための移動を優先しない。
これが一番大切です。
台風で車が水没するのはどんな場所?
大雨のときに注意したいのは、
川のすぐ近くだけではありません。
例えば、
- 周囲より低い土地
- 過去に冠水したことがある地域
- 川や水路の近く
- 地下・半地下の駐車場
- 道路より低い位置にある駐車場
- アンダーパス周辺
などは特に注意しておきたい場所です。
まずは自治体の洪水ハザードマップ・内水ハザードマップなどを確認し、
自宅だけでなく駐車場のリスクも把握しておきましょう。
「今まで水没したことがないから大丈夫」と考えない
長く住んでいると、
「ここは今まで冠水したことがないから大丈夫」
と思ってしまいがちです。
でも、雨の降り方や排水状況などによって状況は変わります。
過去の経験だけで判断せず、
今回予想されている雨量や自治体・気象機関から発表されている最新情報を確認することが大切です。
大雨前に確認① 駐車場の高さを見る
まず自宅の駐車場を見てみましょう。
チェックしたいのは、
- 道路より低くなっていないか
- 周囲から水が流れ込みやすくないか
- 排水口が近くにあるか
- 駐車場の出入口が低くなっていないか
- 過去に周辺道路が冠水していないか
などです。
晴れている普段の日に確認しておくと、台風直前に慌てずに済みます。
大雨前に確認② ハザードマップを見る
次に確認したいのがハザードマップです。
自宅が浸水想定区域に入っているかだけでなく、
普段利用している駐車場や車を移動するときに通る道路についても確認しておきたいですね。
車を安全な場所へ移そうとして、
途中で低い道路や冠水しやすい場所へ入ってしまっては危険です。
車を高い場所へ移動させればいい?
浸水の危険がある場合、
より標高の高い場所などへ車を移動させることを考える人も多いと思います。
ただし、
「高い場所ならどこへでも停めていい」ということではありません。
他人の土地や商業施設などへ無断で駐車することは避け、
利用できる駐車場かどうかを事前に確認しておきましょう。
地域によっては災害時の車両避難場所などを案内する場合もあるため、
自治体の情報も確認しておくと安心です。
立体駐車場へ避難させてもいい?
「立体駐車場なら上の階に停められるから安全そう」
と考えることもありますよね。
確かに浸水対策の選択肢になる場合がありますが、
自由に災害時の車両避難場所として使えるとは限りません。
利用時間、料金、入庫制限、災害時の運用などを確認し、
施設側が認めている範囲で利用しましょう。
台風直前になって探すのではなく、
「車を移動させるならどこにする?」を家族で事前に決めておくのがおすすめです。
地下駐車場なら風が当たらないから安全?
強風だけを考えると、
地下駐車場は安心に感じるかもしれません。
しかし大雨では、
地下や低い場所ほど浸水に注意が必要です。
「台風=強風」だけで考えるのではなく、
- 強風
- 大雨
- 河川の増水
- 内水氾濫
- 高潮
など、地域で想定される危険を確認して駐車場所を考えましょう。
茶トラぶろぐでは「台風時の駐車場所」も紹介しています
地下駐車場・立体駐車場・屋外駐車場の違いについては、
茶トラぶろぐでも詳しく紹介しています。
▶
【台風のとき車はどこに置く?】地下駐車場・立体駐車場・屋外駐車の注意点を茶トラぶろぐでチェック
今回の記事とあわせて、
「台風が来る前に車をどこへ置くか」を家族で考えてみてください。
車を移動するなら「いつ」がいい?
ここが今回の記事で最も大切なポイントです。
車を移動するなら、
道路が冠水する前、雨風が強くなる前です。
道路に水がたまり始めてから、
「今のうちに車を高い場所へ!」
と運転するのは危険です。
水が迫っている
↓
慌てて車に乗る
↓
冠水道路へ入る
↓
車が動けなくなる
という状況は絶対に避けたいところ。
車の移動は「早め」が基本です。
冠水した道路には入らない
車で走っていると、
目の前の道路に水がたまっていることがあります。
そんなとき、
「このくらいなら通れそう」
と進みたくなるかもしれません。
しかし冠水道路は、
見た目だけで水深を正確に判断することができません。
さらに水の中では、
- 道路と側溝の境目
- 段差
- 穴
- マンホール
- 流れてきた障害物
などが見えなくなっている可能性があります。
「前の車が通ったから自分も行ける」と判断せず、冠水している道路には進入しないようにしましょう。
アンダーパスは特に注意
大雨時に特に避けたいのが、
周囲より低くなっているアンダーパスです。
短時間の大雨でも水が集まる可能性があります。
普段よく利用している道路にアンダーパスがある家庭は、
大雨時の迂回ルートを平常時に考えておくと安心です。
「車なら避難できる」は危険な場合も
子どもがいると、
「雨に濡れないから車で避難した方がいいかな」
と思うことがありますよね。
荷物も運べるので便利に感じます。
しかし、水位が上がってからの車での移動は危険です。
道路冠水や渋滞によって、
途中で動けなくなる可能性もあります。
避難方法は「子どもがいるから必ず車」ではなく、自治体の避難情報や周辺の状況を確認して判断しましょう。
2児ママなら「子どもを乗せてから考える」を避けたい
子ども2人を車へ乗せるとなると、
- 着替え
- 飲み物
- 防災リュック
- 子どもの靴
- 雨具
- チャイルドシート
など、準備だけでも時間がかかります。
だからこそ、
雨がひどくなってから「とりあえず車へ乗ろう」と考え始めないことが大切だと思います。
子どもがいる家庭ほど、
「移動を始めるまでに時間がかかる」と考えておくのがおすすめ。
車を移動するのか、家族が避難するのかは、大雨になる前に考えておきたいですね。
台風前に車から出しておきたい物
浸水が心配な場所へ車を置いている場合は、
安全なうちに車内の大切な物も確認しておきましょう。
例えば、
- 仕事の書類
- 子どもの荷物
- 電子機器
- 大切な写真や書類
- 普段使わない貴重品
などです。
水が迫ってから荷物を取りに車へ戻ることがないようにするためにも、
早めに確認しておくと安心です。
車の燃料も早めに確認
台風前は車の燃料も確認しておきたいところです。
ただし、
雨風が強くなってから慌てて給油へ行く必要はありません。
台風の接近が予想されている段階で、
日常の買い物などと一緒に早めに確認しておきましょう。
緊急脱出用ハンマーも確認しておく
万が一、車が水没してドアや窓が開かなくなった場合、
緊急脱出用ハンマーが役立つ場合があります。
ただ持っているだけではなく、
- 運転席から手が届く場所にあるか
- 家族が保管場所を知っているか
- 自分の車のどのガラスに使用できるのか
を取扱説明書などで確認しておきましょう。
トランクの奥など、緊急時に取り出せない場所では意味がありません。
もし運転中に車内へ水が入ってきたら?
万が一、冠水した場所で車が動けなくなり、
車内へ水が入ってきた場合は、
車を守ることではなく脱出を最優先します。
窓が開く状態なら、
安全を確認しながら早めの脱出を考えます。
電気系統のトラブルなどで窓が開かず、
ドアも水圧で開かない場合には、
車載している緊急脱出用ハンマーを使える場合があります。
そのためにも、平常時に脱出方法を家族で確認しておくことが大切です。
車が水没・浸水した後にエンジンをかけない
水が引いた後、
車を見ると外観はいつもと変わらない。
そうすると、
「エンジンがかかるか試してみよう」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、
一度でも浸水した車は、自分でエンジンを始動しないようにしましょう。
電装系やエンジンなどに異常が起きている可能性があります。
水が引いた後も、
JAFなどのロードサービスや自動車販売店・整備工場などへ相談してから対応します。
ハイブリッド車・EVはむやみに触らない
ハイブリッド車や電気自動車が冠水した場合は、
高電圧のシステムを搭載しているため、
自分でむやみに触らないことが重要です。
水が引いた後も自己判断で操作せず、
ロードサービスや販売店など専門家へ相談しましょう。
「車を助けるため」に水の中へ入らない
駐車場へ水が入り始めると、
「あと少しなら車を動かせるかも!」
と思ってしまうかもしれません。
でも、水がたまった場所は
見た目以上に危険なことがあります。
車を水没から守るために、自分が水の中へ入ることは避けましょう。
車は修理や買い替えができます。
家族の命はそうではありません。
台風前の車の水没対策チェックリスト
□ ハザードマップを確認した
□ 自宅駐車場の浸水リスクを確認した
□ 道路より低い駐車場ではないか確認した
□ 過去の周辺冠水情報を確認した
□ 車を移動させる場所を決めた
□ 移動先の利用ルールを確認した
□ 移動ルートのアンダーパスを確認した
□ 冠水しやすい道路を確認した
□ 車内の大切な物を出した
□ 燃料を確認した
□ 緊急脱出用ハンマーの場所を確認した
□ 家族で大雨時の移動方法を話し合った
□ 雨が強くなる前に必要な移動を終えた
台風時の車でやってはいけないこと
❌ 水が迫ってから車を移動する
❌ 冠水道路へ「行けそう」と進入する
❌ 前の車が通れたから自分も通れると判断する
❌ アンダーパスへ進入する
❌ 車を守るため冠水した駐車場へ戻る
❌ 大雨になってから給油へ出かける
❌ 水没した車のエンジンを自分で始動する
❌ EV・ハイブリッド車の冠水車両をむやみに触る
❌ 避難より車の移動を優先する
台風前の準備は車だけでなく家全体で
車の移動を考えるほどの大雨が予想されているなら、
家の浸水対策も同時に確認しておきたいところです。
茶トラぶろぐでは、
玄関からの浸水を防ぐために家庭でできる対策も紹介しています。
▶
【台風で玄関から浸水するのを防ぐには?】家庭でできる浸水対策を茶トラぶろぐでチェック
車と家を別々に考えるのではなく、
「大雨が来る前に何を守るか、いつ準備を終えるか」を家族で整理しておくと安心です。
台風接近前の家庭の準備もチェック
車の水没対策を終えたら、
水や食料、停電対策、家の周りの片付けなども確認しましょう。
▶
【台風接近前にやることリスト】子どもがいる家庭の備え・買い物チェックリスト
子どもがいる家庭では準備に時間がかかるので、
「まだ大丈夫」と思える段階から少しずつ始めるのがおすすめです。
まとめ|車の水没対策は「水が来る前」が鉄則
台風や大雨で車の水没が心配なときは、
水が迫ってから車を動かすのでは遅い場合があります。
まず平常時から、
- 駐車場の浸水リスク
- ハザードマップ
- 車を移動させる候補地
- 安全な移動ルート
- アンダーパスの場所
などを確認しておきましょう。
そして台風や大雨が予想されている場合、
必要な車の移動は道路が冠水する前に終わらせます。
車は高価ですし、
子どもがいる家庭では毎日の生活にも欠かせません。
「なんとか水没させたくない」
と思うのは当然ですよね。
でも、大雨の中で車を守ろうとして、
パパやママが危険な目に遭ってしまったら意味がありません。
だからこそ、わが家なら
「車を動かすなら、まだ安全なうち」
をルールにしたいと思います。
水が迫ってから車を取りに行かない。
冠水道路には入らない。
車より家族の命を優先する。
この3つは、子どもがいる家庭ほど覚えておきたいポイントです。
車の水没対策は、雨が降ってからではなく「大雨になる前」から。
台風の予報が出たら、
家の防災準備と一緒に駐車場もチェックしておきたいですね。
茶トラぶろぐでは、台風・大雨・停電・断水など、
子どもがいる家庭で実践しやすい防災対策を紹介しています。

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