大雨や台風、地震などで避難するとき、意外と気をつけたいのがスマートフォンの水没や紛失です。
普段なら「スマホをなくした!」で済むかもしれませんが、災害時は状況が違います。
スマホは、家族との連絡だけでなく、避難情報を確認したり、地図を見たり、自治体からのお知らせを確認したりするための大切な情報源になります。
特に子どもを連れて避難するときは、子どもの手をつないだり、荷物を持ったり、雨具を直したり……。
「いつの間にかスマホがない!」ということが起きないように、わが家でも普段から意識しておきたいと思っています。
災害時のスマホ対策は「充電」だけではありません。
水没させない・落とさない・なくさないことも、大切な防災対策です。
なぜ災害時はスマホを水没・紛失しやすい?
普段はスマホをなくしたことがない人でも、災害時は注意が必要です。
大雨や台風の中で避難する場面を想像すると、
- 傘を持つ
- 防災リュックを背負う
- 子どもの手をつなぐ
- 子どもの荷物を持つ
- 雨具を着せる
- 避難経路を確認する
- スマホで避難情報を見る
など、一度にいろいろなことをしなければなりません。
2児のママ目線で考えると、自分のスマホだけに意識を集中できない状況になる可能性があります。
さらに大雨の場合は、ポケットやバッグの中まで濡れてしまうことも考えられます。
だからこそ、避難が必要になってから対策するのではなく、普段から「スマホをどう持って避難するか」を決めておくことが大切です。
対策① スマホの「定位置」を決めておく
まず簡単にできるのが、避難するときのスマホの収納場所を決めておくことです。
例えば、
- 防災リュックの決まったポケット
- ファスナー付きの上着のポケット
- 体から離れにくい小さなバッグ
などです。
「とりあえず空いているポケットへ入れる」という使い方をすると、慌ただしい避難中にどこへ入れたのか分からなくなることがあります。
子ども2人を連れて避難することを考えると、スマホを手に持ち続けるより、両手を空けられる状態にしておきたいです。
対策② ファスナーのないポケットには入れない
ズボンや上着の浅いポケットにスマホを入れている人も多いと思います。
でも避難時は、走ったり、しゃがんだり、子どもを抱き上げたりする可能性があります。
そのとき、ポケットからスマホが滑り落ちても気づかないかもしれません。
特にファスナーのない浅いポケットは要注意です。
できるだけファスナーなどで閉じられる場所へ収納しておくと安心です。
対策③ 大雨のときは「バッグの中なら大丈夫」と思わない
スマホをバッグに入れていれば雨に濡れない、と思ってしまいがちです。
しかし、大雨の中を移動するとバッグそのものが濡れ、中まで水が入る可能性があります。
また、避難中にバッグを濡れた地面へ置かなければならない場面があるかもしれません。
そのため、大雨が予想されるときは、スマホを水から守ることを前提に収納方法を考えておくことが大切です。
専用の商品を用意しなくても、家庭にあるチャック付きの袋などを利用して、スマホが直接水に触れにくい状態にする方法もあります。
ただし、袋に入れたからといって完全な防水になるとは限りません。水の中へ落としても大丈夫という意味ではないので注意しましょう。
対策④ スマホを手に持ったまま避難しない
避難情報や地図を確認したあと、そのままスマホを手に持って歩いてしまうことがあります。
でも、雨の中では手が滑りやすくなります。
さらに子どもが転びそうになったときなど、とっさに手を伸ばすこともあります。
スマホを確認したら、一度決めた収納場所へ戻すことを習慣にしておくと、落下や紛失防止につながります。
対策⑤ 子どもの写真や連絡先はスマホだけに残さない
スマホそのものを守ることと同時に考えておきたいのが、「スマホが使えなくなった場合」への備えです。
水没したり紛失したりすると、電話番号や大切な情報を確認できなくなる可能性があります。
家族の連絡先や必要な情報は、スマホ以外でも確認できるようにしておきましょう。
例えば、家族の電話番号や緊急時に必要な連絡先を紙に書き、防災リュックへ入れておく方法があります。
パパ・ママの電話番号、親族の連絡先、子どもの学校や保育園など、緊急時に必要になりそうな連絡先はスマホ以外でも確認できるようにしておくと安心です。
対策⑥ 家族で「スマホをなくした場合」を決めておく
災害時は家族全員が一緒にいるとは限りません。
仕事中、学校、保育園、買い物中など、家族が別々の場所にいるときに災害が発生する可能性もあります。
そのため、スマホが使えなくなった場合に、
- どこへ集合するのか
- 誰へ連絡するのか
- 自宅へ戻れない場合はどうするのか
- 子どものお迎えは誰が行くのか
などを家族で話し合っておきましょう。
「スマホで連絡すればいい」だけにしないことがポイントです。
台風が近づく前に確認しておきたい家族の連絡方法や防災準備については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
▶【台風接近前にやることリスト】子どもがいる家庭の備え・買い物チェックリスト
対策⑦ 避難する前にスマホの充電も確認する
水没や紛失を防げても、バッテリーが切れてしまえば情報収集や連絡が難しくなります。
台風や大雨など、事前に災害の可能性が分かる場合は、早めにスマートフォンを充電しておきましょう。
特に停電の可能性がある場合は、スマホだけでなくモバイルバッテリーなどの充電状況も確認しておくことが大切です。
雨風が強くなる直前に確認したいことは、こちらの記事にもまとめています。
▶【台風接近直前にやるべきこと】雨風が強くなる前の最終チェックリスト
避難前に30秒で確認!スマホ水没・紛失対策チェックリスト
📱 避難する前にチェック
- □ スマホを十分に充電した
- □ スマホを水から守れるようにした
- □ 収納する場所を決めた
- □ ファスナーなどで落下を防げる
- □ 家族の連絡先をスマホ以外にも控えた
- □ 家族の集合場所を確認した
- □ 必要な情報を家族で共有した
もしスマホを水の中へ落としてしまったら?
まず大切なのは、スマホを取り戻すために自分の安全を危険にさらさないことです。
特に大雨や洪水のとき、冠水した道路、川、用水路などへスマホを落としても、取りに行ってはいけません。
スマホより命の方が大切です。
スマホを拾える安全な状況だったとしても、水に濡れた端末の扱いは機種によって異なります。
自己判断で充電せず、使用しているスマートフォンメーカーの案内を確認しましょう。
スマホを守ることも立派な防災対策
防災というと、非常食や水、防災リュックなどを思い浮かべることが多いですよね。
でも今の生活では、スマートフォンも災害時の重要な情報手段です。
だからこそ、
- 濡らさない
- 落とさない
- なくさない
- 充電を切らさない
- 使えなくなった場合にも備える
というところまで考えておきたいです。
特に子どもを連れて避難すると、大人の両手が必要になる場面がたくさんあります。
「スマホをずっと手に持っていれば大丈夫」ではなく、使ったら決まった場所へしまうところまで家族の防災習慣にしておくと安心です。
災害が起きたときに一番大切なのは、もちろん家族の安全です。
スマホを守ること自体が目的なのではなく、家族との連絡や正しい情報を得るための手段を残しておくことが目的。
防災リュックを準備するときに、「スマホはどこへ入れて避難する?」も家族で一度話し合ってみてくださいね。

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