「もし人工知能(AI)が暴走したら、私たちの生活はどうなるんだろう?」
映画やドラマでは、AIが人間の制御を離れて行動する世界が描かれることがあります。
もちろん、映画のようにAIが突然意思を持って人類を攻撃する未来が来ると決まっているわけではありません。
でも、2児のママとして考えると、少し違った心配があります。
それは、AIそのものよりも、
- 停電
- 通信障害
- インターネットの停止
- キャッシュレス決済の障害
- 物流システムの混乱
- 偽情報の大量拡散
- サイバー攻撃
などによって、今まで当たり前に使えていた社会インフラが突然使えなくなることです。
AI時代のサバイバルで大切なのは、「AIと戦う方法」ではなく、「デジタル社会が一時的に機能しなくなっても家族が生活できるようにしておくこと」ではないでしょうか。
そこで今回は、もしAIシステムの重大なトラブルなどによって社会が混乱した場合を想定して、家庭でできる備えを考えてみます。
そもそも「AIの暴走」って何?
「AIの暴走」と聞くと、人間そっくりのロボットが街を歩き回るようなSF映画を想像するかもしれません。
でも、防災として考えるなら、もっと現実的な状況を想定した方が役立ちます。
例えば、AIを利用している重要なシステムで大規模な誤作動が起きたり、サイバー攻撃や通信障害などが重なったりして、社会のサービスが正常に利用できなくなるケースです。
私たちの生活ではすでに、スマートフォン、インターネット通販、オンラインバンキング、キャッシュレス決済、配送システムなど、多くのデジタルサービスが利用されています。
だからこそ、
「スマホもネットも決済サービスも使えない状態で、家族だけで数日間生活できるか?」
と考えてみることが、AI時代の新しい防災につながります。
1.まずは「1週間生活できる備蓄」を考える
社会システムに大きな障害が起きた場合、最初に心配になるのが食料と水です。
スーパーに商品があったとしても、物流が止まれば補充されなくなる可能性があります。
さらに決済システムに障害が起これば、いつもの買い物が難しくなることも考えられます。
国も、家庭では最低3日分、できれば1週間分程度の食料や飲料水などを備えるよう呼びかけています。
わが家のように子どもが2人いる家庭では、大人だけの備蓄では足りません。
- 飲料水
- 普段から食べている保存しやすい食品
- 子どもが食べられる食品
- お菓子などの嗜好品
- 乳幼児がいる場合はミルクや離乳食
なども考えておきたいところです。
非常食については、茶トラぶろぐの「非常食・保存食まとめ」から、家庭に合った備蓄方法を確認できます。
2.水は「飲むため」だけではない
忘れてはいけないのが水です。
飲料水だけでなく、断水すると料理、手洗い、歯磨き、トイレなどにも影響します。
飲料水は1人1日3リットル程度が一つの目安です。
4人家族なら、飲料用だけでも1日約12リットル。
3日なら約36リットル、7日なら約84リットルになります。
数字にすると、意外な量ですよね。
一度に全部そろえるのが大変なら、普段飲む水を少し多めに置いて、使った分だけ買い足す方法でも備えられます。
3.停電しても生活できるようにする
AIや通信システムに大規模な問題が起きたとしても、家庭で特に困るのは「電気が使えない」という状況です。
停電すると、
- 照明がつかない
- 冷蔵庫が止まる
- スマートフォンを充電できない
- テレビから情報を得られない
- Wi-Fiルーターが使えない
といった問題が一気に発生します。
特に夜の停電は、子どもにとって大きな不安になります。
懐中電灯や乾電池などを「どこに置いてあるか家族全員が知っている」ことも大切です。
停電への備えについては、茶トラぶろぐの「停電対策まとめ」もあわせて確認してみてください。
4.スマホが使えない前提で連絡方法を決めておく
普段、家族との連絡はLINEや電話という家庭が多いと思います。
でも、大規模な通信障害が起きたらどうでしょう。
子どもが学校、パパやママが職場にいる時間に通信が止まる可能性もあります。
そこで家族で決めておきたいのが、
- 連絡が取れない場合の集合場所
- 学校から子どもを誰が迎えに行くか
- 自宅に戻れない場合の避難場所
- 遠方の親族などの連絡先
です。
「スマホがあるから大丈夫」ではなく、「スマホがなくても家族が再会できる仕組み」を作っておくことが重要です。
5.大切な電話番号は紙にも書いておく
これは意外と忘れがちなポイントです。
家族の電話番号を覚えていますか?
スマートフォンの連絡先に全部入っているため、家族の番号すら覚えていないという人も少なくないと思います。
スマートフォンが故障したり、充電がなくなったりした場合に備えて、
- 家族の電話番号
- 学校の電話番号
- 勤務先
- 親族の連絡先
- 避難場所
などを紙に書いて防災バッグに入れておくと安心です。
子どものランドセルなどにも、必要最低限の連絡先を入れておく方法があります。
6.「現金ゼロ」は避けておく
スマートフォン決済やクレジットカードはとても便利です。
私も普段の買い物ではキャッシュレス決済を使う機会が増えました。
しかし、通信や決済ネットワークに障害が発生した場合、電子決済が利用できない可能性があります。
そこで、防災の観点ではある程度の現金を手元に残しておくことも考えておきたいところです。
特に災害時には、お釣りが不足する可能性もあるので、小銭や千円札などもあると便利です。
7.トイレ問題を忘れない
食料や水と同じくらい重要なのがトイレです。
断水や下水道のトラブルが発生すると、自宅のトイレが使えなくなる可能性があります。
4人家族なら、1人1日数回使用するだけでもかなりの回数になります。
だからこそ、携帯トイレ・簡易トイレも食料と一緒に確認しておきたい備蓄です。
詳しくは茶トラぶろぐの「非常用トイレ・断水対策まとめ」も参考にしてください。
8.情報をすぐ信じない
AI時代に特に注意したいのが「情報」です。
画像、動画、音声、文章などを生成する技術が普及すると、本物らしく見える誤情報に出会う可能性もあります。
大きな混乱が起きたときほど、
「○○で食料の配給が始まった」
「○○地区からすぐ逃げろ」
「銀行が停止するから今すぐお金を引き出せ」
といった情報がSNSで拡散される可能性があります。
命に関わる情報ほど、SNSの投稿だけで判断せず、自治体・警察・消防・気象庁など信頼できる情報源でも確認することが大切です。
9.家族で「デジタルなし防災訓練」をしてみる
個人的におすすめしたいのが、休日などを利用した「デジタルなし防災訓練」です。
例えば数時間だけ、
- スマートフォンを使わない
- インターネットを使わない
- テレビを使わない
- 電子決済を使わない
という生活をしてみます。
実際にやってみると、
「時計がない!」
「電話番号が分からない!」
「地図をスマホでしか見たことがない!」
など、意外な弱点が見えてくるかもしれません。
子どもとゲーム感覚でやってみるのもよさそうです。
10.最強の対策は「アナログでも生活できる家庭」にすること
AIがどこまで発達するのかは、誰にも正確には分かりません。
だからといって、必要以上に怖がる必要もないと思います。
大切なのは、AIに限らず、地震、台風、大雨、停電、断水、通信障害などが発生しても、家族が一定期間生活できる状態を作っておくことです。
つまり、AI時代のサバイバル対策は、実はこれまでの防災とかなり共通しています。
まとめ|AI時代だからこそ「自分たちだけでも生活できる力」を
もしAIを利用した社会システムで大きなトラブルが起きても、家庭でできることは意外とシンプルです。
- 水と食料を備蓄する
- 停電に備える
- 携帯トイレを用意する
- 家族の集合場所を決める
- 連絡先を紙にも残す
- 現金も少し持っておく
- 情報源を複数持つ
- スマホなしでも行動できるようにする
2児のママとして一番怖いのは、何かが起きたときに「子どもを守るために何をすればいいのか分からない」という状態です。
便利なAIを使いながらも、AIやインターネットがなくても数日間は家族で生活できる。
そんな家庭を目指して、できるところから少しずつ備えていきたいですね。
あわせて確認しておきたい防災情報
茶トラぶろぐでは、家庭でできる防災対策を2児ママ目線で紹介しています。
「何か起きてから」ではなく、何も起きていない今だからこそ、家族の備えを一度確認してみてください。

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