夜中、家族みんなが寝ているときに突然の断水。
そんなとき、子どもが起きてきて、
と言ったら、どうしますか?
昼間なら状況を確認したり、防災用品を探したりする余裕があります。
でも夜中なら、
- 家の中が暗い
- 子どもは眠くて機嫌が悪い
- 突然の断水で状況が分からない
- トイレを我慢できない
ということも考えられます。
私も子どもが2人いるので、
「夜中に突然トイレが使えなくなったら?」
と考えると、非常用トイレは押し入れの奥にしまっておくだけでは不十分だと感じます。
今回は、
夜中に断水して子どもから「トイレ」と言われたとき、どう行動すればいいのか
を2児のママ目線で順番にまとめます。
結論|まず「流す」より非常用トイレを準備
夜中に突然断水した場合、まず確認したいのは
水洗トイレを安全に流せる状態なのかということです。
特に地震など災害に伴う断水では、
水道だけでなく排水管や下水設備などに問題が起きている可能性もあります。
災害時には排水設備の状態が分からないことがあります。
自治体・管理会社などの情報を確認し、安全が確認できない場合は携帯トイレ・非常用トイレを使用することも考えましょう。
そして子どもがすでに「トイレ!」と言っているなら、
情報収集に時間をかけすぎるわけにもいきません。
だからこそ、わが家なら
非常用トイレをすぐ使える状態にしておくことを優先します。
夜中に「トイレ!」と言われたらどうする?5ステップ
① 明かりを確保する
↓
② 水洗トイレをすぐ流さない
↓
③ 便器に非常用トイレをセット
↓
④ 子どもを安心させて排泄させる
↓
⑤ 使用後は凝固・密閉して一時保管
① まず明かりを確保する
断水だけなら照明が使える場合もありますが、
地震などでは停電も同時に発生する可能性があります。
夜中に暗い家の中を歩くと、
- 家具にぶつかる
- 床に落ちた物を踏む
- 割れたガラスなどでケガをする
- 子どもが怖がる
といった危険があります。
まずは懐中電灯やランタンなどで足元とトイレまでの動線を確認しましょう。
夜中の防災では「防災用品を持っている」だけでなく、
暗闇でもすぐ取り出せる場所にあるかが重要です。
懐中電灯は寝室にも置いておきたい
玄関の防災リュックに懐中電灯を入れていても、
真っ暗な状態で玄関まで取りに行くのは大変です。
わが家なら、
- 寝室
- リビング
- 防災リュック
など、複数の場所に明かりを準備しておきます。
茶トラぶろぐでは、単1〜単4形乾電池のどれか1本で使えるタイプのライトについても紹介しています。
② 水洗トイレをすぐ流さない
次に重要なのがここです。
断水すると、
「タンクに水が残っているから1回なら流せるかな?」
「お風呂の残り湯を使えばいいかな?」
と思うかもしれません。
しかし地震などの災害では、
排水設備まで正常とは限りません。
断水の原因や排水設備の状態が分からない場合は、
「水がある=流して大丈夫」と考えないことが大切です。
マンションの場合は管理会社・管理組合からの案内なども確認しましょう。
③ 便器に非常用トイレをセットする
便器自体に破損がなく、安全に使える場合は、
便器に携帯トイレの袋を取り付けて使用できます。
製品によって使い方は異なりますが、一般的には、
↓
排泄
↓
凝固剤などで処理
↓
袋を取り外す
↓
しっかり密閉
という流れになります。
実際には自宅で備蓄している商品の説明書に従って使用してください。
夜中だからこそ非常用トイレを「すぐ取れる場所」に
ここで2児のママとして一番考えておきたいのが、
非常用トイレの保管場所です。
夜中に子どもが、
と言っている横で、
押し入れの段ボールを何箱も開けている余裕はありません。
そこで、わが家なら備蓄全部を一か所へまとめるのではなく、
すぐ使う数回分をトイレの近くにも置いておく
という方法を考えます。
✓ 非常用トイレ数回分
✓ 凝固剤
✓ 汚物袋
✓ 防臭袋
✓ 使い捨て手袋
✓ トイレットペーパー
✓ ウェットティッシュなどの衛生用品
✓ 小型ライト
④ 子どもを安心させてトイレへ
突然水が出なくなったり、
いつもと違う袋を便器に取り付けたりすると、
小さな子どもは不安になるかもしれません。
まして夜中なら、眠さや暗さも重なります。
そんなときは、
「ちゃんとトイレできるから我慢しなくていいよ」
と、できるだけ普段と同じように使わせてあげたいですね。
そのためにも、
親が非常用トイレの使い方を事前に知っていることが重要です。
一度だけでも子どもと「トイレ練習」を
非常用トイレを100回分持っていたとしても、
一度も箱を開けたことがなければ、
夜中の暗い状況で説明書を読みながら準備することになります。
私はそれよりも、
平常時に一度だけでも、
- 袋の取り付け方
- 凝固剤の使い方
- 使用後の袋の閉じ方
- 子どもが座ったときに問題ないか
を確認しておきたいと思います。
一度経験しておけば、夜中の断水でも慌てにくくなります。
⑤ 使用後の排泄物はどうする?
無事に子どもがトイレを済ませたら、
次に考えるのが使用済みの袋です。
凝固剤などを使用し、
製品の説明に従って処理したうえで、
袋をしっかり密閉します。
必要に応じて防臭袋などを利用し、
あらかじめ決めておいた場所で一時保管します。
災害時は普段どおりゴミ収集が行われるとは限らないため、
自治体などの指示を確認して処分しましょう。
子どもに「朝まで我慢して」は避けたい
夜中に断水したとき、
「朝になったら復旧するかもしれないから、それまで我慢できない?」
と言いたくなるかもしれません。
でも、トイレを我慢するために水分まで控えるようになるのは避けたいところです。
特に子どもは、
大人と同じように状況を理解して長時間我慢できるとは限りません。
「トイレが使えないから我慢する」のではなく、
「水洗トイレが使えなくても排泄できる環境」を作っておく。
これが、子どものいる家庭では特に大切な備えだと思います。
非常用トイレは何回分あればいい?
携帯トイレの必要数を考える際には、
1人1日5回をひとつの目安として計算できます。
例えば4人家族なら、
4人 × 5回 × 7日
= 140回分
です。
つまり100回分を備えていても、
4人家族なら1日20回として約5日分です。
「100回もあるから十分」と考えず、
家族人数から必要量を計算しておきましょう。
茶トラぶろぐでは100回分の非常用トイレも紹介
「実際に100回分の非常用トイレはどんなセット?」
という方は、こちらの記事も参考にしてください。
凝固剤を多めに備える方法も
非常用トイレの備蓄数を増やしたい場合、
凝固剤を多めに備えておくという方法もあります。
茶トラぶろぐでは、約360回分を目安とした大容量タイプの凝固剤についても紹介しています。
ただし、凝固剤だけではトイレ対策は完成しません。
汚物袋や防臭袋などもセットで準備しておきましょう。
便器が壊れていたらどうする?
地震によって便器そのものが破損している場合には、
無理に使用しないことが大切です。
そのような場合に備えて、
折りたたみ式などの簡易トイレを用意しておく方法もあります。
夜中の断水に備えて「寝る前でも取れる場所」に
今回この記事を書きながら、
2児のママとして一番大事だと思うのは、
非常用トイレを持っているかだけではなく、すぐ使えるかということです。
例えば、
🔦 寝室 → ライト
🚽 トイレ付近 → 非常用トイレ数回分+手袋+衛生用品
📦 防災備蓄場所 → 残りの非常用トイレ・凝固剤・防臭袋
というように分けておきます。
これなら夜中に突然断水しても、
家中の防災用品を探し回らずに済みます。
家族で決めておきたい「夜中の断水ルール」
防災用品を買うだけでなく、
家族で簡単なルールを決めておくと安心です。
① 水が出なくても勝手にトイレを流さない
② 夜中ならまずライトをつける
③ 非常用トイレはトイレ近くの収納から出す
④ 子どもにトイレを我慢させない
⑤ 使用後の袋は決めた場所へ
⑥ 朝になったら断水・排水・ゴミ収集などの情報を確認する
まとめ|「ママ、トイレ!」にすぐ対応できる備えを
夜中に断水して、
子どもから突然「トイレ!」と言われたら、
その場で初めて対処方法を調べるのは大変です。
だからこそ平常時に、
- ライトをすぐ取れる場所に置く
- 非常用トイレをトイレ付近にも置く
- 袋の取り付け方を一度確認する
- 凝固剤の使い方を知っておく
- 使用後の袋の保管場所を決める
- 家族人数に必要な回数を備蓄する
ところまで準備しておきたいですね。
夜中の断水で大切なのは、
「水洗トイレをどうやって流す?」だけではありません。
水が流せなくても、子どもが安心してトイレへ行ける。
そんな環境を準備しておくことも、大切な防災です。
今夜寝る前に、一度だけ確認してみてください。
「非常用トイレ、暗い中でもすぐ取り出せますか?」

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