地震や台風、大雨に備えて防災用品を見直していると、
意外と悩むのが「災害時のトイレには何を準備すればいいの?」ということ。
非常用トイレについて調べると「凝固剤」という言葉をよく見かけます。
私も子どもが2人いるので、
と思ってしまいそうになります。
でも、実際に災害時のトイレを使う場面を想像すると、
凝固剤だけではトイレ対策は完成しません。
排泄するための袋は?
使った後の臭い対策は?
手袋は?
トイレットペーパーは?
手を洗えないときは?
使用済みの袋をどこに置く?
……と、「使った後」まで考えると必要なものがいくつも出てきます。
そこで今回は、
災害時のトイレに必要なものを「全部リスト」にして、2児のママ目線で分かりやすくまとめます。
結論|災害時のトイレは「凝固剤だけ」では足りない
最初に結論です。
凝固剤だけを大量に備蓄しても、災害時のトイレ対策は完成しません。
凝固剤は排泄物の水分を固めるために役立ちますが、
実際にトイレを使うには、
- 排泄物を受ける袋
- 使用後の袋を密閉するもの
- 臭いを抑えるもの
- 手を汚さないためのもの
- 衛生を保つもの
- 使用済み袋を保管するもの
なども必要になります。
だからわが家では、
「非常用トイレ=凝固剤」ではなく、「排泄→処理→衛生→保管」までを1セット
として考えたいと思っています。
災害時のトイレに必要なもの全部リスト
まずはチェックリストです。
☐ 携帯トイレ・非常用トイレ
☐ 凝固剤
☐ 汚物袋・排便袋
☐ 便器カバー用の袋
☐ 防臭袋
☐ 使い捨て手袋
☐ トイレットペーパー
☐ ティッシュ
☐ ウェットティッシュ
☐ 手指衛生用品
☐ 除菌・清掃用品
☐ ゴミ袋
☐ フタ付き保管容器
☐ ライト・懐中電灯
☐ 簡易トイレ(便器が使えない場合)
☐ プライバシーを確保するもの
全部を別々に購入する必要があるという意味ではありません。
市販の非常用トイレセットには、
凝固剤・汚物袋・防臭袋などがセットになっている商品もあります。
大切なのは、
「わが家にあるセットには何が入っていて、何が足りないのか」
を確認することです。
① 携帯トイレ・非常用トイレ
まず必要なのが、
水洗トイレが使えなくなったときに排泄するための携帯トイレ・非常用トイレです。
災害時には断水などによって、
普段使っている水洗トイレが使用できなくなる可能性があります。
便器が壊れていなければ、
便器に専用の袋を取り付けて使用するタイプが家庭では使いやすいでしょう。
「凝固剤を持っている」ではなく、
「家族全員が排泄できるセットになっているか」を確認しましょう。
② 凝固剤
次が凝固剤です。
凝固剤は排泄物の水分を吸収して固め、
使用後の処理をしやすくするために使われます。
ただし、
凝固剤と袋がセットになっているか、
それぞれ何回分あるのかまで確認しておきましょう。
茶トラぶろぐでは、大容量タイプの凝固剤についても紹介しています。
③ 汚物袋・排便袋
個人的に、
凝固剤と同じくらい忘れたくないと思うのが汚物袋です。
便器へ袋をセットし、その中で排泄して処理するタイプなら、
基本的には使用回数に応じた袋が必要になります。
例えば凝固剤が100回分あっても、
使用できる汚物袋が20枚しかなければ、
そのままでは100回分の備えとは言いにくいですよね。
④ 便器カバー用の袋
商品によって使用方法は異なりますが、
便器へ直接汚物袋をセットする前に、
便器そのものを覆う袋を使用する方法もあります。
万が一袋が破れたり、ずれたりした場合の汚れを減らしやすくなります。
ただし、非常用トイレは製品によって使用手順が異なるので、
必ず自宅に備蓄している商品の説明書を確認してください。
⑤ 防臭袋|「固める」と「臭わせない」は別問題
ここは、2児のママとして特に重視したいところです。
災害時に非常用トイレを使用しても、
すぐにゴミ収集へ出せるとは限りません。
数日間、使用済みの排泄物を自宅で保管する可能性があります。
凝固剤で固めたからといって、臭い対策まで終わったとは限りません。
特に夏場やマンションでの在宅避難を考えると、
防臭袋までセットで備えておくと安心です。
茶トラぶろぐで紹介しているBOS非常用トイレ100回分は、
凝固剤だけでなく防臭袋を使って処理するタイプです。
⑥ 使い捨て手袋
災害時のトイレでは、
使い捨て手袋も一緒に備えておきたいものです。
使用後の袋を取り外したり、
トイレ周辺を清掃したりするとき、
排泄物へ直接触れないための対策になります。
子どもがいると、
- 袋をうまく使えない
- 便座を汚してしまう
- 親が処理を手伝う
ということも十分考えられます。
そのため、わが家なら非常用トイレの箱の中に手袋も一緒に入れておきます。
⑦ トイレットペーパー
非常用トイレそのものを備蓄していても、
トイレットペーパーがなくなれば困ります。
普段使っている分とは別に、
防災備蓄として少し余裕を持たせておくと安心です。
ただし収納場所が湿気や水濡れの可能性がある場合には、
袋やケースなどで保護しておきましょう。
⑧ ウェットティッシュ・手指衛生用品
断水すると、
トイレを流せないだけでなく、
蛇口から水が出ず、いつものように手を洗えない可能性があります。
そこで、
- ウェットティッシュ
- 手指衛生用品
- 清拭用品
なども一緒に準備しておきたいところです。
排泄後に手や周囲を清潔に保つところまで考えておきましょう。
⑨ 除菌・清掃用品
便器や床を汚してしまった場合に備え、
清掃に使える用品も用意しておきます。
災害時には十分な水を掃除へ使えない可能性もあります。
そのため、
普段のトイレ掃除とは違う環境になることを想定して備えておくことが大切です。
⑩ ゴミ袋
意外と忘れやすいのが普通のゴミ袋です。
災害時には非常用トイレだけでなく、
- 使用済みティッシュ
- 手袋
- ウェットティッシュ
- 衛生用品
などのゴミも発生します。
家庭用のゴミ袋も多めに備えておきたいですね。
⑪ フタ付きの保管容器
そして非常用トイレで忘れたくないのが、
「使った後、どこへ置くの?」という問題です。
大規模災害ではゴミ収集が一時的に止まる可能性があります。
その場合、使用済み携帯トイレを家庭で一時保管する必要が出てきます。
わが家なら、
防臭袋などで密閉したうえで、
フタ付き容器などを利用して一時保管できる準備も考えておきます。
⑫ ライト・懐中電灯
「トイレ用品なのにライト?」
と思うかもしれません。
でも災害が夜に発生し、
断水と停電が同時に起きたら、真っ暗なトイレで袋や凝固剤をセットしなければならなくなるかもしれません。
特に子どもがいる家庭では、
暗いトイレそのものを怖がることも考えられます。
そこで、
トイレの近くにも小型ライトを置いておくと安心です。
⑬ 簡易トイレ|便器そのものが使えない場合に
携帯トイレをたくさん用意していても、
地震で便器そのものが破損してしまえば、
普段の便座を利用できない場合があります。
そんなときの選択肢になるのが、
折りたたみ式などの簡易トイレです。
茶トラぶろぐでは、
簡易トイレとプライバシーテントがセットになったタイプも紹介しています。
⑭ プライバシーを確保するもの
自宅のトイレがそのまま使えるなら問題になりにくいのですが、
簡易トイレを別の場所へ設置する場合は、
「どこで使うのか」も重要になります。
特に、
- 女性
- 子ども
- 複数世帯で過ごしている場合
などは、安心して排泄できる空間を確保することも大切です。
簡易テントや目隠しなども、
家庭の状況に合わせて検討しておきましょう。
非常用トイレは何回分必要?
必要な物が分かったら、
次は「何回分準備するか」です。
災害用トイレの備蓄では、
1人1日5回をひとつの目安として計算できます。
1人暮らし:5回 × 1人 × 7日 = 35回
2人家族:5回 × 2人 × 7日 = 70回
3人家族:5回 × 3人 × 7日 = 105回
4人家族:5回 × 4人 × 7日 = 140回
5人家族:5回 × 5人 × 7日 = 175回
わが家のような4人家族なら、
1週間で140回分がひとつの目安になります。
「100回分も買ったから大丈夫!」と思っても、
4人家族なら1日20回として計算すると約5日分です。
非常用トイレは「箱の大きさ」ではなく、
「家族人数 × 使用回数 × 日数」で考えるのがポイントです。
凝固剤140回分なら、袋も140枚あればOK?
ここで、もう一度確認したいことがあります。
4人家族で140回分を準備するなら、
凝固剤も汚物袋も必要回数分を確保することが基本になります。
しかし、それだけではなく、
- 袋が破れたときの予備
- 子どもがセットに失敗したとき
- 便器カバーに使う袋
- 使用後にまとめる袋
なども考えられます。
そのため、
袋類はギリギリの枚数ではなく、少し余裕を持って準備しておくと安心です。
2児ママ目線|わが家なら「3セット」に分けて備える
防災用品を全部ひとつの箱に詰め込むと、
いざというとき探すのが大変です。
そこで私なら、
トイレ用品を3つに分けて考えます。
① すぐ使うセット
非常用トイレ数回分・手袋・トイレットペーパー・ライト
② 備蓄セット
残りの凝固剤・汚物袋・防臭袋・衛生用品
③ 使用後セット
防臭袋・ゴミ袋・手袋・フタ付き保管容器
特に「すぐ使うセット」は、
夜中でも取り出せるトイレ近くに置いておきたいですね。
買って終わりにしない!一度だけ使い方を確認
非常用トイレを100回分、140回分と備えても、
災害時に初めて箱を開けるのは不安です。
私なら子どもたちと一緒に一度だけでも、
- どこに非常用トイレがあるか
- 袋をどう取り付けるか
- 凝固剤をいつ使うか
- 使用後の袋をどう閉じるか
- 使用済み袋をどこへ置くか
を確認しておきます。
「持っている」から「家族みんなが使える」へ。
ここまで準備して、初めて本当のトイレ防災になると思います。
使用済みトイレの「捨て方」も確認しておこう
災害時には通常のゴミ収集が停止したり、
普段とは異なる収集方法になる可能性があります。
そのため、
使用済みの携帯トイレを自己判断ですぐ集積所へ出すのではなく、自治体から発表される災害時の収集・分別ルールを確認しましょう。
「使える非常用トイレを用意する」だけでなく、
回収されるまで自宅でどう保管するかまで決めておくことが重要です。
最後にもう一度|災害時のトイレ全部リスト
最後に、スマホを見ながらそのまま自宅の備蓄をチェックできるようにまとめます。
□ 携帯トイレ・非常用トイレ
□ 凝固剤
□ 汚物袋・排便袋
□ 便器カバー用の袋
□ 防臭袋
□ 使い捨て手袋
□ トイレットペーパー
□ ティッシュ
□ ウェットティッシュ
□ 手指衛生用品
□ 除菌・清掃用品
□ ゴミ袋
□ フタ付き保管容器
□ ライト・懐中電灯
□ 必要なら簡易トイレ
□ 必要ならプライバシーテント
さらに確認!
□ 家族人数×5回×7日分ある?
□ 使用方法を一度確認した?
□ 夜中でも取り出せる?
□ 使用後の保管場所を決めた?
まとめ|災害時のトイレは「使った後」まで準備しよう
防災用品を準備していると、
つい「凝固剤を何回分買うか」だけに目が向いてしまいます。
でも、実際の災害を想像すると必要なのは、
排泄する
↓
固める
↓
袋を閉じる
↓
臭いを抑える
↓
手や周囲を清潔にする
↓
回収まで安全に保管する
という一連の準備です。
特に子どもが2人いるわが家では、
災害が起きてから
「袋がない!」
「手袋がない!」
「使ったトイレを置く場所がない!」
となるのは避けたいと思っています。
凝固剤だけでは足りません。
「使う前」から「使った後」までをセットで備える。
これが、家族のトイレ防災で大切なポイントです。
まずは今日、自宅にある非常用トイレの箱を一度開けて、
「凝固剤以外に何が入っている?」
と確認するところから始めてみませんか?

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