※この記事は商品紹介ではなく、地震後の防災に役立つ情報をまとめたものです。
「さっきの地震、もしかして前震だったらどうしよう……」
少し大きめの地震があると、
こんな不安を感じることはありませんか?
特に子どもがいる家庭では、
「今夜また大きな地震が来たら?」
「何日間くらい警戒すればいい?」
「3日経ったらもう大丈夫?」
「余震っていつまで続くの?」
と心配になりますよね。
実は地震について、とても大切なことがあります。
「前震だった」と分かるのは、基本的に後からです。
最初に起きた地震より大きな地震が後から発生して、
一連の地震活動を振り返った結果、
最初の地震が「前震」だったと分かることがあります。
つまり、
地震が起きた直後に「これは前震」「これは本震」と確実に判断することはできません。
だからこそ大切なのが、
「大きめの地震が起きた後は、次の強い揺れに備える」
という考え方です。
前震・本震・余震とは?
まず、
言葉の意味を整理しておきましょう。
前震
一連の地震活動の中で、最も規模の大きな地震より前に発生した地震。
本震
一連の地震活動の中で、最も規模の大きな地震。
余震
本震の後、その周辺で引き続いて発生する地震。
ただし、
実際の地震活動は必ず
前震 → 本震 → 余震
という順番になるわけではありません。
最初から最大規模の地震が起きて、
その後に小さな地震が続く
「本震-余震型」
もあります。
また、
同じような規模の地震が何度も発生する
群発的な地震活動
もあります。
重要|「前震」はその時点では分からない
ここは、
ぜひ覚えておきたいポイントです。
例えば、
夜10時に大きめの地震が発生したとします。
その時点では、
「これが本震だったのかな?」
と思うかもしれません。
ところが翌日の夜、
さらに大きな地震が発生することがあります。
そうなると結果的に、
最初の地震は
「前震」
だったということになります。
ここが大事
❌「前震だから本震が来る」
ではなく、
⭕「最初の地震より大きな地震が後から起きる可能性もあるので備えておく」
という考え方が大切です。
前震から本震までは何日くらい?
一番気になるのが、
「前震から何日後に本震が来るの?」
という点だと思います。
しかし、
「○日後に本震が来る」という決まった期間はありません。
そもそも、
最初の地震が前震なのかどうかを、
その時点で確実に判断することができないためです。
数時間後にさらに大きな地震が起きる場合もあれば、
数日後の場合もあります。
そして当然、
最初の地震がそのまま最大の地震となり、さらに大きな地震が起きないケースも多くあります。
熊本地震では約28時間後にさらに大きな地震が発生
「最初の地震より大きな地震が後から起きた」
代表的な例の一つが、
2016年の熊本地震です。
最初にマグニチュード6.5の大きな地震が発生しました。
ところが、
その約28時間後、
マグニチュード7.3のさらに大きな地震
が発生しました。
このように、
最初の大きな地震が
必ず最大とは限りません。
では、大きめの地震の後は何日間注意すればいい?
気象庁は、
被害を生じるような規模の大きな地震が発生した場合、
その後1週間程度は規模の大きな地震に注意
することを基本としています。
そして、
その1週間の中でも特に重要なのが、
最初の2~3日程度
規模の大きな地震が発生することが特に多い期間です。
地震後の注意期間を分かりやすく考えると
| 経過時間 | 考え方 |
|---|---|
| 直後~3日程度 | 特に強い揺れへの備えを意識する |
| 4日目~1週間程度 | リスクは徐々に低下しても、引き続き注意 |
| 1週間以降 | 「もう安全」ではない。余震活動が続く可能性がある |
| 数週間~数か月以上 | 大地震では余震活動が長期間続くことも |
「3日経ったから大丈夫」は間違い
地震から3日経って何も起きないと、
少し安心しますよね。
それ自体は自然なことです。
実際、
余震の発生回数は時間の経過とともに減少していく傾向があります。
しかし、
3日=安全宣言ではありません。
最初の2~3日が特に注意すべき期間だからといって、
4日目から大きな地震が起きなくなるわけではありません。
気象庁では、
大きな地震から1週間程度は、最初の地震と同程度の地震に注意することを基本
としています。
「1週間経ったら安全」でもない
では、
1週間経過したら安心なのでしょうか?
これも、
「完全に安全になった」という意味ではありません。
時間が経過するにつれて、
一般的には地震の発生頻度は低下していきます。
しかし、
1週間を過ぎてから大きな余震が発生した例もあります。
1週間という数字の考え方
「7日目を過ぎれば安全」という境界線ではありません。
時間が経つにつれて地震活動が徐々に落ち着いていく中で、
特に注意を強めておきたい目安の期間
として考えましょう。
余震はいつまで続く?
余震についても、
「○日で終了」
という明確な期限はありません。
一般的には、
本震直後に最も多く、
時間が経つにつれて減っていきます。
気象庁によると、
本震発生後1日目の余震数を基準にした場合、
1日あたりの余震数はおおむね、
2日目
→ 約2分の1
10日目
→ 約10分の1
20日目
→ 本震直後の約20分の1
というように減少していく傾向があります。
ただし、
これはあくまで一般的な傾向です。
本震の規模が大きいほど、余震活動が長く続く傾向があります。
余震は数か月、場合によっては何年も続く
「1か月経ったから、もう余震ではない」
というわけではありません。
大規模な地震では、
余震活動が長期間続く場合があります。
気象庁も、
余震が完全になくなるまでには何年もかかる場合がある
と説明しています。
ただし、
ずっと地震直後と同じ危険度という意味ではありません。
一般的には、
時間の経過とともに地震の回数は減少していきます。
大きな余震では本震と同じくらい揺れることも
もう一つ覚えておきたいのが、
「余震だから揺れも小さい」とは限らない
ということです。
余震のマグニチュードが本震より小さくても、
自宅の近くで発生すれば、
本震と同じ程度の震度になる場合があります。
「余震」という言葉から
「小さな地震」と思い込まないようにしましょう。
2児ママ目線|最初の3日間にやっておきたいこと
子どもがいる家庭なら、
地震直後の2~3日は特に
「もう一度大きく揺れても動ける状態」
を作っておきたいところです。
わが家で確認したいチェックリスト
□ スマホを充電しておく
□ モバイルバッテリーも充電
□ 懐中電灯をすぐ取れる場所へ
□ 靴・スリッパを寝室に用意
□ メガネを枕元へ
□ 非常持ち出し袋を取り出しやすい場所へ
□ 飲料水・食料を確認
□ 家族の避難場所を確認
□ 子どもの靴もすぐ履ける場所へ
□ 家具の周辺で寝ない
夜の余震に備えて寝室を確認
特に怖いのが、
寝ている間の大きな揺れです。
地震後しばらくは、
寝室を改めて確認しておきましょう。
- 頭の上に落下物がないか
- 家具が倒れてこないか
- 出口を家具がふさがないか
- 窓ガラスの近くで寝ていないか
- 枕元にライトがあるか
- 足を守る履物があるか
「今夜もう一度揺れるかもしれない」という前提で、一度だけでも寝室を見直しておく
と安心につながります。
余震で怖いのは「最初の地震で弱った場所」
大きな地震の後は、
建物や地盤がすでにダメージを受けている可能性があります。
そのため、
次の揺れが最初より小さくても、
- 瓦が落ちる
- ブロック塀が倒れる
- 家具が転倒する
- 崖が崩れる
- 建物の損傷が拡大する
といった二次被害につながることがあります。
地震後は危険な場所へ近づかない
ひび割れた建物、傾いたブロック塀、崖など、
地震で不安定になっている場所には近づかないようにしましょう。
地震から1週間は「生活しながら備える」
1週間ずっと怖がって生活する必要はありません。
仕事もあります。
学校もあります。
買い物もあります。
日常生活を続けながら、
- スマホの充電を切らさない
- 非常持ち出し袋を戻さない
- 寝室を安全な状態にする
- 家族の連絡方法を確認する
- 気象庁など公的機関の情報を見る
といった
「少しだけ防災レベルを上げた生活」
を意識するのがおすすめです。
「○月○日に本震が来る」という情報には注意
大きな地震が起きると、
SNSなどで、
「3日以内に本震が来る」
「○日の夜が危険」
「次はもっと大きな地震が来る」
といった情報が広がることがあります。
しかし、
現在の科学では、
地震の発生日時・場所・規模を確度高く予測することはできません。
SNSの情報だけで判断せず、
気象庁や自治体などの公式情報を確認しましょう。
「前震かもしれない」と不安になりすぎないことも大切
地震が起きるたびに、
「これは前震かも」
「今夜、本震が来るかも」
と考え続けると、
心も疲れてしまいます。
特に子どもは、
大人の不安を敏感に感じ取ることがあります。
だからこそ、
予知しようとするのではなく、備える。
「次の地震がいつ来るか」を考え続けるより、
「もし今夜揺れても大丈夫なようにしておこう」
と考えるほうが、具体的な防災行動につながります。
前震・本震・余震の期間|覚えておきたいポイント
① 前震かどうかは、その時点では分からない
② 最初の地震より大きな地震が後から起きる場合がある
③ 大きな地震後は最初の2~3日程度が特に重要
④ 1週間程度は同程度の地震に注意するのが基本
⑤ 1週間経過=安全ではない
⑥ 余震は数週間~数か月以上続くことがある
⑦ 大地震では余震活動が何年も続く場合もある
茶トラぶろぐ|地震後にあわせて読みたい防災記事
茶トラぶろぐでは、
大きめの地震が発生した後に役立つ防災情報も紹介しています。
まとめ|「3日」「1週間」は安全になる期限ではない
前震、本震、余震について、
最も覚えておきたいのは、
最初の地震が「前震」なのかは、その時点では分からない
ということです。
大きな地震の後、
最初の2~3日程度は特に規模の大きな地震に注意。
そして、
1週間程度は最初の大きな地震と同程度の地震に注意する
のが基本です。
ただし、
「3日経ったから安心」
「1週間経ったから安全」
という意味ではありません。
余震活動は時間とともに減少していく傾向がありますが、
長期間続くこともあります。
大切なのは「いつ本震が来るか」を当てることではありません。
家具の安全確認。
枕元のライト。
スマホの充電。
非常持ち出し袋。
家族の避難場所。
「今また揺れたら、どう動くか」を家族で確認しておくことが大切です。
2児のママとしては、
地震が起きた夜ほど、
子どもを安心させながら、
大人は静かに備えを整えておきたいところです。
怖がりすぎず、
でも油断もしない。
「普段より少しだけ防災意識を高める」
そんな1週間を過ごしていきましょう。
※本記事は気象庁が公表している「大地震後の地震活動(余震等)について」などを参考に、一般家庭向けに分かりやすくまとめています。
※地震活動は地域や地震の規模などによって異なります。「○日経過すれば安全」という基準はありません。実際に大きな地震が発生した際は、気象庁・自治体などが発表する最新の情報を確認してください。
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