大きな地震の強い揺れがおさまったあと、
「とりあえず無事だったから大丈夫」
と安心してしまいたくなりますよね。
でも、2児のママとして考えると、
本当に大切なのは、強い揺れが終わった後の行動
だと思います。
大きな地震の後には、
- 再び強い地震が起きる
- 家具が余震で倒れる
- 火災が発生する
- 停電・断水する
- 建物や塀が後から倒れる
- 交通機関が止まる
といったことが考えられます。
気象庁では、大きな地震の後は1週間程度は同程度の強い揺れに注意し、
特に最初の2〜3日程度は規模の大きな地震が発生することが多いとしています。
「もう大きな地震は来ない」と思わず、しばらくはすぐ避難できる状態を作っておきましょう。
まず最優先|家族全員にケガがないか確認する
揺れがおさまったら、まず確認したいのは
家族の安全です。
子どもは驚いて泣いていても、
どこかをぶつけたり、ガラスなどでケガをしている可能性があります。
家族全員について、
- 出血していないか
- 頭をぶつけていないか
- 歩けるか
- 家具などの下敷きになっていないか
- 強い痛みや体調不良がないか
を確認しましょう。
ただし、自分自身が危険な場所にいる状態で無理に救助しようとすると、
余震で二次被害に遭う可能性があります。
まず自分の安全を確保してから、家族を確認する。
この順番を覚えておきたいですね。
強い地震のあと① 靴を履く
家の中にいると、裸足のまま動こうとしてしまいがちです。
しかし、強い地震のあとには、
- 割れたガラス
- 食器の破片
- 家具の部品
- 落下した小物
などが床に散らばっていることがあります。
そこで、
室内でも靴や底の厚いスリッパを履く
ようにしましょう。
寝室の近くに、
大人用と子ども用の靴を置いておく
のも防災対策になります。
夜中に地震が起きても、割れたガラスの上を裸足で歩かずに済みます。
強い地震のあと② 火元を確認する
地震のあとに心配なのが火災です。
揺れている最中に無理にコンロへ近づく必要はありません。
消防庁や気象庁も、
まず身の安全を確保し、揺れがおさまってから火元を確認する
よう案内しています。
揺れがおさまったら、
- ガスコンロ
- ストーブ
- 電気ヒーター
- アイロン
- 調理家電
などがついたままになっていないか確認します。
ガス臭いときは電気のスイッチを触らない
もし、
「ガス臭い」
と感じた場合は特に注意が必要です。
消防庁は、ガス漏れが疑われる場合、
窓や扉を開けて換気し、
換気扇や空気清浄機など電気機器のスイッチを操作しない
よう案内しています。
電気のスイッチを操作した際に発生する火花が、
漏れたガスへ引火する危険があるためです。
× 換気扇をつける
× 電気のスイッチを操作する
× 火をつける
窓や扉を開け、火気を使わず、
安全な場所からガス会社などへ連絡しましょう。
強い地震のあと③ 家の中の危険箇所を確認する
一度目の地震では倒れなかった家具でも、
固定が緩んでいたり、傾いていたりする可能性があります。
気象庁も、大地震後は
家具や電化製品が傾いていないか、高い場所の物が落ちてこないか確認する
よう呼びかけています。
特に、
- 本棚
- 食器棚
- テレビ
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- タンス
- 照明器具
などを確認しましょう。
ただし、倒れかけた重い家具を
自分一人で無理に動かすのは危険
です。
余震が来ても安全な場所を確保することを優先しましょう。
強い地震のあと④ 出口を確保する
強い地震で建物がゆがむと、
後からドアが開かなくなることがあります。
安全を確認できる範囲で、
玄関や避難経路を確認しておきましょう。
ただし、
外へ飛び出すのは危険です。
外には、
- ガラス
- 看板
- 瓦
- 外壁
- ブロック塀
などが落下する可能性があります。
消防庁も、避難のため外へ出る際は
ガラスや看板などの落下物に注意する
よう案内しています。
強い地震のあと⑤ 正しい地震情報を確認する
大きな地震のあとは、
SNSにもさまざまな情報が流れます。
「○時間後にもっと大きな地震が来る」
など、不安になる投稿を見ることもあるかもしれません。
気象庁は、
日時を指定した地震予知は現在の科学ではできない
としており、大地震後は公式の地震活動の見通しを確認するよう案内しています。
情報は、
- 気象庁
- 自治体
- 消防・警察
- テレビ
- ラジオ
- 防災行政無線
など、発信元が明確なものを優先しましょう。
地震で停電した場合、スマートフォンの電池を温存しながら情報収集する手段も必要になります。
強い地震のあと⑥ 海の近くなら津波を最優先に考える
海岸や川の河口付近で強い揺れを感じた場合は、
家の片付けよりも
津波から逃げることが最優先
です。
気象庁は、
海辺で強い揺れ、または弱くても長く続く揺れを感じた場合、
津波警報を待たずに高い場所へ避難する
よう呼びかけています。
そして津波は一度だけとは限りません。
津波警報・注意報が解除されるまで海岸へ戻らない
ことが重要です。
強い地震のあと⑦ ブロック塀・崖・古い建物に近づかない
強い揺れを受けた後は、
一見すると立っている建物や塀でも弱くなっている可能性があります。
気象庁は、
- 傾いた家屋
- ブロック塀
- 崖
- 裏山
などへ不用意に近づかないよう注意を呼びかけています。
余震で突然倒れたり、
雨が降ったことで土砂災害が起きたりする可能性もあります。
強い地震のあと⑧ 水道が出るうちに確認する
地震直後には水道が使えていても、
その後断水することがあります。
まずは自治体や水道事業者の情報を確認しましょう。
飲料水の備蓄があるか確認し、
- 飲料水
- 料理用の水
- 衛生用の水
を意識して使うことが大切です。
ただし、
「まだ水が出るから」と大量に浴槽へためることが必ずしも最優先とは限りません。
建物や配管が破損している可能性もあるため、
地域・建物管理者・水道事業者からの情報を確認してください。
強い地震のあと⑨ トイレをすぐ流さない
断水していなくても、
大きな地震の後は排水管が壊れている可能性があります。
特にマンションでは、
自宅から見えない配管が破損している場合があります。
その状態でトイレを流すと、
下の階などで汚水があふれる可能性があります。
建物管理者や自治体から安全が確認されるまでは、
携帯トイレ・簡易トイレを使う
という選択肢も考えておきましょう。
強い地震のあと⑩ スマホを省電力モードにする
停電が発生すると、
スマートフォンをいつ充電できるか分からなくなります。
スマホは、
- 家族との安否確認
- 地震情報
- 避難情報
- 地図
- 交通情報
などに使う大切な防災用品です。
そのため、
- 画面を暗くする
- 省電力モードにする
- 不要な動画視聴を控える
- SNSを何度も更新しすぎない
- 必要のないアプリを閉じる
などでバッテリーを温存しましょう。
強い地震のあと⑪ モバイルバッテリーを確認する
地震直後に電気が使える場合でも、
後から停電する可能性があります。
余裕があるうちに、
- スマートフォン
- モバイルバッテリー
- 充電式ライト
などの残量を確認しておきましょう。
「停電してから充電しよう」では遅い場合があります。
強い地震のあと⑫ 防災バッグを玄関近くへ
大地震の後は、
強い地震が再び起きる可能性があります。
そのため、
いつでも避難できる状態
を作っておきます。
防災バッグには、
- 飲料水
- 非常食
- ライト
- モバイルバッテリー
- 携帯トイレ
- 常備品
- タオル
- 子どもの必要品
などが入っているか確認しましょう。
気象庁も、大きな地震のあとには
防災用品や避難場所を再確認する
よう呼びかけています。
2児ママ目線|子どもの靴と上着も準備
大人の防災バッグだけ用意していても、
突然避難することになったとき、
子どもが裸足だったり薄着だったりすると困ります。
そこで、
- 子どもの靴
- 上着
- 帽子
- 飲料水
- 小さなお菓子
- マスク
などをすぐ持ち出せる場所へまとめておくと安心です。
強い地震のあと⑬ 家族の居場所を確認する
地震が起きたとき、
家族全員が自宅にいるとは限りません。
子どもは学校、パパやママは仕事中、
という可能性もあります。
まずは安全を確保したうえで、
- 無事か
- 今どこにいるか
- その場所にとどまるのか
- 避難するのか
を短く伝えましょう。
家族と離れていると「すぐ帰らなきゃ」と思ってしまいますが、
大地震直後は危険な街を移動することで被害に遭う可能性があります。
強い地震のあと⑭ 自宅が危険なら無理にとどまらない
「家にいたほうが安心」
と思うかもしれません。
しかし、
- 建物が大きく傾いている
- 柱・壁に大きな損傷がある
- 火災の危険がある
- 崖崩れの危険がある
- 津波の危険がある
といった場合は、
自宅にとどまること自体が危険になる可能性があります。
自治体などから避難情報が出ている場合は、
その指示を確認しましょう。
避難するときはブレーカーを切る
自宅から避難する場合に忘れたくないのが、
電気のブレーカーです。
地震によって停電したあと、
電気が復旧した際に破損した電気機器などから出火する
「通電火災」
が起きる可能性があります。
内閣府や消防庁では、
自宅を離れて避難する場合に
ブレーカーを切ってから避難する
ことを推奨しています。
津波や火災が迫っているなど、
一刻を争う状況でブレーカーを切るために戻ってはいけません。
命を守る避難を最優先にしてください。
避難時はガスの元栓も確認
安全に操作できる状況であれば、
自宅を離れて避難するときには
ガスの元栓を閉める
ことも確認しておきましょう。
消防庁・東京消防庁も、
避難時にはブレーカーを切り、ガスの元栓を閉めるよう案内しています。
強い地震のあと⑮ 近所の安全も確認する
自分の家族と自宅の安全を確認できたら、
無理のない範囲で近所にも声をかけましょう。
高齢者だけの家庭などでは、
家具が倒れて動けなくなっている可能性もあります。
東京消防庁も、
自宅の安全を確認した後は近隣の安否や出火の有無を確認する
よう案内しています。
ただし、
倒壊しそうな建物などへ無理に入るのは危険です。
強い地震のあと⑯ 片付けを急ぎすぎない
倒れた物を見ると、
すぐに家を片付けたくなると思います。
でも、大きな地震の直後は
余震への備えが最優先です。
特に、
- 高い場所の片付け
- 重い家具の移動
- 屋根へ上がる
- 崖の近くで作業する
などは避けましょう。
気象庁も、地震活動が活発な間は
すぐに身の安全を確保できない危険な作業を延期する
よう案内しています。
特に最初の2〜3日は「次の地震」を想定して生活する
気象庁によると、大きな地震の後は
1週間程度は同程度の強い地震に注意する
ことが基本とされています。
そして特に、
最初の2〜3日程度
は規模の大きな地震が起きることが多いとされています。
そのため、
- 枕元に靴を置く
- ライトを手元に置く
- スマホを充電する
- 防災バッグをすぐ持てる場所へ置く
- 子どもと一緒に寝る場所を見直す
- 倒れそうな家具から離れて寝る
といった対応も考えておきましょう。
「余震だから本震より小さい」とは限らない
ニュースなどで「余震」という言葉を聞くと、
最初の地震より必ず小さいと思ってしまうかもしれません。
しかし気象庁は、
最初の地震を上回る規模の地震が後から起きる場合もある
と説明しています。
最初の大きな揺れを乗り切ったからといって、油断しないこと。
これがとても大切です。
強い地震のあとにやることチェックリスト
□ 家族にケガがないか確認
□ 靴を履く
□ 火元を確認
□ ガス臭がないか確認
□ 家具・家電の傾きを確認
□ 出口・避難経路を確認
□ 気象庁・自治体などの情報を確認
□ 津波の危険があればすぐ避難
□ ブロック塀・崖などへ近づかない
□ 飲料水・非常食を確認
□ トイレをむやみに流さない
□ スマホを省電力モードにする
□ モバイルバッテリーを確認
□ 防災バッグをすぐ持てる場所へ
□ 家族の居場所・安否を確認
□ 自宅が危険なら避難を検討
□ 避難時は安全ならブレーカー・ガス元栓を確認
□ 余震に備えて寝る場所を確認
2児ママ目線|子どもには「また揺れるかもしれない」と伝えておく
強い地震を経験すると、
子どもはとても怖い思いをします。
その後の余震で、
小さな揺れでも泣いたり不安になったりすることもあると思います。
だからこそ、
「また揺れるかもしれないけど、揺れたらここに入ろうね」
「靴はここ、防災バッグはここだよ」
と具体的に伝えておくと、
家族全員が同じ行動を取りやすくなります。
まとめ|強い地震のあとこそ「次に備える」
大きな地震が起きたあと、
まず無事だったことに安心するのは当然です。
でも、そこで防災が終わるわけではありません。
強い地震の後には、
- 余震
- 火災
- 停電
- 断水
- 津波
- 建物や塀の倒壊
など、二次的な危険があります。
強い地震がおさまったら、この順番を意識
① 家族の安全を確認
↓
② 火災・津波など命に関わる危険を確認
↓
③ 正しい情報を集める
↓
④ 次の揺れに備える
↓
⑤ 必要なら避難する
「もう終わった」ではなく「次の揺れが来ても大丈夫な状態にする」。
これが強い地震のあとに最も大切な防災行動だと思います。
2児のママとしては、
子どもを怖がらせすぎないようにしながらも、
「もう一度揺れたらどうする?」
を家族で共有しておきたいと思います。
今日この記事を読んだ機会に、
防災バッグ・靴・ライト・スマホの充電場所など、
強い地震の「あと」に必要になるもの
も一度確認してみてください。
※本記事は一般的な地震防災情報をまとめたものです。実際の地震発生時には、気象庁・自治体・消防・警察・建物管理者などから発表される最新情報を確認し、安全を最優先に行動してください。
※津波警報・注意報が発表されている場合や、沿岸部で強い揺れ・長い揺れを感じた場合は、家の片付けや荷物の準備より避難を優先してください。
※ガス漏れや電気設備の破損が疑われる場合は、自己判断で復旧させず、ガス会社・電力会社・専門業者などの案内を確認してください。
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