地震や台風、落雷などで突然停電したとき、
子どもがいる家庭で心配になることのひとつが
「冷蔵庫・冷凍庫の食品は大丈夫?」
という問題です。
お肉、魚、冷凍食品、作り置きのおかず、子どものために買っておいた食品……。
冷蔵庫や冷凍庫には、家族の食料がたくさん入っていますよね。
2児のママとして考えると、停電そのものも困りますが、
せっかく買った食品が一度に傷んでしまうこと
もできるだけ避けたいところです。
そこで、わが家の停電対策として取り入れやすいのが、
「冷凍庫に凍らせた水を常備しておく」
という方法です。
冷凍庫に凍らせた水や保冷剤を入れておけば、停電したときに大きな保冷剤のような役割をしてくれます。
普段は冷凍庫に入れておくだけ。
「もしもの停電」に備えられる、とてもシンプルな方法です。
なぜ冷凍庫に凍らせた水を入れておくの?
停電すると、当然ながら冷蔵庫や冷凍庫への電力供給も止まります。
ただし、停電した瞬間に冷凍庫の中が暖かくなるわけではありません。
庫内にはそれまで冷やされていた食品があり、冷凍庫自体にも断熱性があります。
そこへ凍らせた水や保冷剤があれば、それらが溶けていく間にも冷気を保つ助けになります。
つまり、
→ 水を凍らせておく
停電したとき
→ 凍った水を保冷剤として活用する
という、とてもシンプルな停電対策です。
冷凍庫は「ある程度詰まっている」ほうが冷気を保ちやすい
冷凍庫を開けたとき、食品がほとんど入っていない状態になっていませんか?
冷凍された食品や保冷剤などが入っていれば、それぞれが冷たさを蓄えています。
空いているスペースに凍らせた水や保冷剤を置いておけば、
冷凍庫内の冷たいものの量を増やすことができます。
停電したときには、それらが冷気を維持する助けになります。
「防災用品を新しく買わなきゃ」と考えると大変ですが、
家にあるものを防災に活用する方法なら始めやすいですよね。
冷凍庫の空きスペースを活用して、停電対策をしておくのも一つの方法です。
停電したら冷蔵庫・冷凍庫をなるべく開けない
凍らせた水を用意することと同じくらい大切なのが、
停電中は冷蔵庫・冷凍庫のドアをむやみに開けないこと
です。
ドアを開ければ、冷たい空気が外へ逃げ、暖かい空気が庫内へ入ります。
「まだ凍っているかな?」
「この食品は大丈夫かな?」
と何度も確認したくなりますが、停電中はできるだけ開閉回数を減らすことを意識しましょう。
① 冷蔵庫・冷凍庫をむやみに開けない
② 必要なものを取り出すときは素早く
③ 凍らせた水・保冷剤を活用する
④ 食品の状態に不安がある場合は無理に食べない
凍らせた水を冷蔵室の保冷に使う方法も
停電が長引きそうな場合には、冷凍庫に入れていた凍った水や保冷剤を
冷蔵室の保冷補助として使う
という方法も考えられます。
ただし、冷凍庫を何度も開けると冷気が逃げてしまいます。
停電の状況や保存している食品を考えながら、必要に応じて活用しましょう。
また、溶けた水が漏れないように容器の状態を確認しておくことも大切です。
ペットボトルを凍らせるときの注意点
ここはとても重要です。
市販のペットボトルすべてが冷凍保存を想定して作られているわけではありません。
水は凍ると膨張するため、満水状態の容器をそのまま凍らせると、容器が変形・破損したり、液漏れしたりする可能性があります。
そのため、
- 冷凍対応と表示された容器を利用する
- 容器の注意事項を確認する
- 水の膨張を考慮する
- 変形・ひび割れ・液漏れがないか定期的に確認する
といった点に注意してください。
市販の飲料用ペットボトルを凍結する場合は、必ず商品の表示を確認してください。
冷凍不可の商品を無理に凍らせるのは避け、冷凍対応のボトルや専用の保冷剤を利用する方法も検討しましょう。
わが家なら「保冷剤+凍らせた水」を常備
2児のママとしては、一つの方法だけに頼らず、
複数の保冷手段を準備しておきたいと思います。
例えば、
- 冷凍対応容器で凍らせた水
- ケーキなどを買ったときにもらった保冷剤
- アウトドア用の大きな保冷剤
などです。
普段から冷凍庫に入れておけば、停電時だけではなく、
- お弁当を冷やす
- 買い物した冷凍食品を持ち帰る
- クーラーボックスを使う
といった日常生活でも活用できます。
台風が近づいているときは事前に凍らせておく
特にこの方法を活用しやすいのが、
台風や大雨など、ある程度事前に予測できる災害です。
台風が接近する予報が出たら、
- スマートフォンを満充電にする
- モバイルバッテリーを充電する
- 懐中電灯を確認する
- 飲料水を確認する
- 非常食を確認する
- 保冷剤や冷凍対応容器の水を凍らせる
という準備をしておくと安心です。
停電してから慌てて準備することはできません。
「停電するかもしれない」と分かった段階で、冷凍庫も防災モードにしておく。
これならお金をほとんどかけずにできる停電対策です。
冷凍庫だけではなく飲料水の備蓄も忘れずに
凍らせた水を用意したからといって、
家族が飲むための水の備蓄が不要になるわけではありません。
地震などでは停電と同時に断水する可能性もあります。
冷凍庫の保冷用とは別に、家族が飲むための水も確保しておきましょう。
茶トラぶろぐでは、普段飲む水を少し多めにストックして、防災備蓄にも活用する方法を紹介しています。
停電時は「情報収集」と「スマホの電池」も重要
停電すると困るのは冷蔵庫だけではありません。
スマートフォンを充電できなくなる可能性があります。
災害時には、
- 停電の復旧情報
- 避難情報
- 台風や大雨の状況
- 家族との連絡
などを確認するためにスマートフォンを使うことが多くなります。
そのため、冷蔵庫の停電対策と一緒に、
スマホ以外の情報収集手段や充電方法も準備しておきたいですね。
停電時にスマートフォンの電池をできるだけ残しておくためにも、ラジオなど別の情報収集手段を用意しておくと安心です。
停電復旧後も食品の状態を確認しよう
電気が復旧したからといって、
冷蔵庫・冷凍庫に入っていた食品がすべて安全とは限りません。
停電時間、室温、冷蔵庫の開閉回数、食品の種類などによって状態は変わります。
特に、
- 肉
- 魚
- 乳製品
- 作り置き料理
- 解凍が進んだ冷凍食品
などは注意が必要です。
見た目やにおいだけで安全性を判断できない場合もあります。
保存状態に不安がある食品は、無理に食べないようにしましょう。
停電前に確認したい「冷凍庫防災チェック」
□ 冷凍庫に保冷剤が入っている
□ 冷凍対応容器で水を凍らせている
□ 飲料水を別に備蓄している
□ クーラーボックスがすぐ使える
□ 懐中電灯が使える
□ モバイルバッテリーを充電している
□ 冷蔵庫・冷凍庫を停電中に何度も開けないことを家族で共有している
2児ママ目線|子どもがいる家庭ほど冷蔵庫の停電対策を
子どもがいる家庭では、冷蔵庫の中に
- 牛乳
- ヨーグルト
- 作り置きのおかず
- 子ども用の食品
- 冷凍食品
- お弁当用のおかず
などがたくさん入っていることがあります。
停電が長引いて食品を大量に処分することになれば、家計への負担も小さくありません。
だからこそ、
停電してから考えるのではなく、電気が使える平常時に冷凍庫を準備しておく
ことが大切だと思います。
まとめ|冷凍庫の「凍らせた水」が停電時の助けになる
停電対策というと、
- ポータブル電源
- モバイルバッテリー
- 防災ラジオ
- 懐中電灯
などを思い浮かべるかもしれません。
もちろん、こうした備えも大切です。
でも、防災は高価なものを購入することだけではありません。
今日からできる停電対策
冷凍庫の空きスペースに、保冷剤や凍らせた水を常備する。
たったこれだけでも、停電したときに冷凍庫の冷気を保つ助けになります。
2児のママとしては、
「停電したらどうしよう」ではなく「停電しても困りにくい状態を普段から作っておく」
ことを意識したいと思います。
まずは今日、冷凍庫を開けてみてください。
空いているスペースがあれば、
そこを小さな「停電対策スペース」にしてみてはいかがでしょうか。
※本記事は一般的な防災情報を紹介するものです。停電時の食品の安全性は、停電時間・庫内温度・食品の種類・保存状態などによって異なります。安全性に不安がある食品は無理に食べないでください。
※市販のペットボトルには冷凍に適さないものがあります。凍結する場合は必ず容器・商品の表示を確認し、冷凍対応のものを使用してください。
※水は凍結すると膨張します。容器の変形・破損・液漏れなどに十分注意してください。
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