台風が近づいてくると、SNSやテレビなどでよく見かけるのが、
窓ガラスに「米」の字や「×」の形に養生テープを貼っている光景。
私も以前は、
「養生テープを貼っておけば、台風でも窓ガラスが割れにくくなるのかな?」
と思っていました。
子どもが2人いると、強風で窓がガタガタするだけでも心配になりますよね。
でも、ここには注意したいポイントがあります。
台風で怖いのは、強い風そのものだけではありません。
植木鉢、看板、枝、屋外に置かれていた物などが飛来して、窓ガラスに衝突する可能性があります。
そこで今回は、
- なぜ台風前に窓へ養生テープを貼るの?
- ガラスが割れにくくなるの?
- どんな効果を期待するもの?
- 本当にやっておきたい窓対策は?
- 子どもがいる家庭ではどうする?
といった疑問を、2児ママ目線で分かりやすくまとめます。
台風で窓ガラスが割れる原因は「強風だけ」とは限らない
まず知っておきたいのが、台風のときに窓ガラスが割れる原因です。
「ものすごい風が窓に当たって割れる」
というイメージがあるかもしれません。
もちろん強風への注意は必要ですが、特に警戒したいのが飛来物です。
例えば、
- 植木鉢
- 物干し竿
- ゴミ箱
- 看板
- 木の枝
- 屋外に置かれた小物
など。
普段なら動かないように見える物でも、暴風によって飛ばされる可能性があります。
それが窓ガラスへ勢いよく衝突すると、ガラスが破損する危険があります。
台風前に養生テープを貼る目的は?
では、なぜ窓ガラスに養生テープを貼るのでしょうか。
ここで大切なのは、
「窓を絶対に割れなくするため」ではない
ということです。
一般に養生テープを使った応急的な対策は、ガラスが破損した場合の飛散を少しでも抑えることを意識して行われます。
ただし、テープを貼ったからといって、窓そのものが強化されて飛来物の衝撃に耐えられるようになる、と考えないようにしましょう。
❌ 養生テープを貼れば窓が割れない
ではなく、
⭕ テープだけに頼らず、窓が割れることも想定して対策する
という考え方が大切です。
「米」の字に貼れば窓が強くなる?
台風前になると、窓ガラスに養生テープを「×」や「米」の字のように貼っている写真を見かけます。
見た目としては、かなり頑丈になったように感じます。
でも、
「米の字に貼ったから、飛来物がぶつかっても窓が割れない」
と考えるのは危険です。
テープは雨戸やシャッターの代わりにはなりません。
また、窓ガラス全体を覆う飛散防止フィルムとも役割が異なります。
つまり、
「養生テープを貼ったから窓対策は完了!」
ではないということです。
養生テープより先に確認したい「雨戸・シャッター」
台風が近づいてきたら、まず確認したいのが雨戸やシャッターです。
設置されている住宅なら、強風が本格化する前に閉めておきます。
気象庁も、台風や大雨への備えとして、窓や雨戸をしっかり閉めることや、必要に応じて補強することを案内しています。
① 雨戸・シャッターがあれば閉める
② 鍵をきちんとかける
③ 窓周辺の飛ばされそうな物を片付ける
④ 飛散防止対策をする
⑤ カーテン・ブラインドを閉める
窓ガラスの飛散対策なら「飛散防止フィルム」も
台風が来る直前だけではなく、普段からできる窓対策として考えておきたいのが飛散防止フィルムです。
気象庁も、自分でできる災害への備えとして、窓ガラスに飛散防止フィルムなどを貼ることを案内しています。
台風のたびに慌てて対策するのではなく、平常時から窓の飛散対策をしておく。
これなら地震による窓ガラス破損への備えにもつながります。
「台風が来るから対策する」のではなく、「普段から割れたときのことを考えておく」という発想です。
カーテンを閉めるのも大切な窓対策
「そんな簡単なことでいいの?」
と思うかもしれませんが、カーテンやブラインドを閉めておくことも大切です。
気象庁も、万が一の飛来物の飛び込みに備え、カーテンやブラインドを下ろしておくよう案内しています。
わが家のように子どもがいる家庭では特に、
台風接近中は子どもを窓際に近づけない。
これもセットで考えたいと思います。
2児ママ目線|一番大切なのは「窓から離れる」こと
私が子ども2人と家にいるときに台風が直撃するとしたら、窓へ養生テープを貼ったかどうか以上に気にすることがあります。
それが、
「家族が窓の近くにいないこと」
です。
特に夜に台風が接近すると、リビングや寝室で過ごす時間が長くなります。
もし飛来物で窓が割れたら、ガラス片が室内へ飛び込む可能性があります。
そのため、
- 子どもを窓際で寝かせない
- 窓のすぐ近くで遊ばせない
- カーテン・ブラインドを閉める
- できれば窓から離れた場所で過ごす
ことを意識します。
割れる可能性を考えて、家族を窓から離しておくことが大切です。
実は重要!ベランダや庭の「飛ばされる物」をなくす
自宅の窓を守ることと同じくらい大切なのが、外にある物を片付けることです。
ベランダを見てみてください。
- 植木鉢
- サンダル
- 洗濯用品
- 物干し竿
- 子どもの外遊び用品
- 小さなイス
- ゴミ箱
などはありませんか?
強風で飛ばされれば、自宅だけではなく近隣住宅の窓を割る飛来物になる可能性があります。
窓にテープを貼る前に、まずベランダや庭を確認。
これも大切な台風対策です。
▶【台風接近前にやることリスト】子どもがいる家庭の備え・買い物チェックリスト
窓だけでなく、ベランダ・停電・買い物・飲料水・子どもの備えなど、台風が来る前に済ませたい準備をまとめています。
養生テープを貼るなら「早めに」
もし応急的な飛散対策として養生テープを使う場合でも、大切なのは作業するタイミングです。
台風が接近して暴風になってから、
「窓対策を忘れていた!」
と作業を始めるのは避けたいところです。
特に、外側から作業しなければならない場所へは出ないでください。
台風対策は風が強くなる前に終わらせる。
これが基本です。
▶【台風接近直前にやるべきこと】雨風が強くなる前の最終チェックリスト
台風接近直前は「新しい準備を始める時間」ではなく、安全を確保する時間。外へ出るか迷ったときにも確認してほしい記事です。
ガラスが割れてしまったらどうする?
どれだけ対策していても、飛来物などによって窓ガラスが割れる可能性はあります。
その場合、慌てて窓へ近づかないようにします。
特に子どもは、
「何が起きたの?」
と見に行ってしまうかもしれません。
まず子どもを窓から離れた安全な場所へ移動させます。
そして、割れたガラスの周辺を裸足で歩かないようにします。
停電している場合にはガラス片が見えにくくなるため、さらに注意が必要です。
暴風が続いている最中に無理な補修作業をするのも危険です。
「段ボールを外から貼ればいい?」も慎重に
窓対策として、段ボールや板などを使おうと考える方もいると思います。
ここで絶対に避けたいのが、
暴風になってから屋外へ出て窓を補強すること。
窓対策そのものより、作業する人の安全が優先です。
すでに風が強い場合は外へ出ず、安全な室内で過ごしてください。
賃貸住宅の場合はどうする?
賃貸マンション・アパートでは、窓ガラスに何かを貼ってよいのか迷いますよね。
粘着剤が残ったり、ガラスやフィルムなどを傷めたりする可能性もあります。
そのため、長期的な飛散防止フィルムなどを施工するときは、窓の仕様を確認し、必要に応じて管理会社・大家さんへ確認しましょう。
台風直前になって慌てるより、平常時に確認しておくと安心です。
台風前の窓まわりチェックリスト
🏠 窓の外
□ ベランダの物を室内へ入れた
□ 植木鉢を片付けた
□ 物干し竿を安全な場所へ移した
□ ゴミ箱などを固定・収納した
🪟 窓そのもの
□ 窓を閉めた
□ 鍵をかけた
□ 雨戸・シャッターを閉めた
□ 飛散防止対策を確認した
🏠 室内
□ カーテン・ブラインドを閉めた
□ 子どもを窓際から離した
□ 窓の近くで寝ないようにした
□ スリッパ・靴などをすぐ使える場所に置いた
□ 懐中電灯を準備した
よくある疑問|台風と養生テープQ&A
Q. 養生テープを貼れば窓ガラスは割れませんか?
A. 「貼れば割れない」とは考えないでください。
飛来物が強く衝突すれば、テープを貼っていても窓ガラスが破損する可能性があります。
Q. 「米」の字に貼るのが一番安全ですか?
A. 米の字に貼ることだけで十分な窓対策になるわけではありません。
雨戸・シャッター、飛散防止対策、カーテン、窓から離れることなどを組み合わせて考えましょう。
Q. 養生テープと飛散防止フィルムは同じですか?
A. 同じではありません。
養生テープによる応急的な対策と、窓面を広く覆う飛散防止フィルムは別のものとして考えます。
Q. 台風が来る直前でも窓対策をした方がいい?
雨風がまだ弱く、安全に作業できる段階なら準備できます。
ただし、すでに暴風になっている場合は窓対策のために外へ出ないことを優先してください。
まとめ|養生テープだけに頼らず「割れるかもしれない」で備えよう
台風前になると、養生テープが注目されます。
でも、
「養生テープを貼ったから、窓はもう安全」
と考えないことが大切です。
台風の窓対策では、
- 雨戸・シャッターを閉める
- 飛散防止対策をする
- ベランダや庭の飛びそうな物を片付ける
- カーテン・ブラインドを閉める
- 子どもを窓際から離す
といった対策を組み合わせます。
窓を「絶対に割れない状態」にしようとするのではなく、
「もし割れても、子どもがケガをしないようにする」
ところまで考えて備えておくことです。
養生テープは台風対策の一部分。
それよりも、雨戸やシャッター、飛散防止対策、屋外の片付け、そして家族が窓から離れて過ごすことまでセットで考えましょう。
台風の予報が出たら、風が強くなってから慌てるのではなく、明るく安全なうちに家族で窓まわりをチェックしてみてください。
※建物や窓ガラスの種類によって適切な対策は異なります。雨戸・シャッター・窓ガラス等の取り扱いについては、住宅・製品の説明書やメーカー、管理会社等の案内も確認してください。台風接近時は気象庁や自治体の最新情報を確認し、風雨が強まってから屋外で作業しないでください。

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