地震や台風、大雨に備えて、
水や非常食を準備している家庭は多いですよね。
でも、赤ちゃんがいる家庭では、
大人用の防災備蓄だけでは足りません。
「おむつは何枚必要?」
「ミルクは何日分あればいい?」
「赤ちゃんのミルク用の水も必要?」
「とりあえず3日分あれば大丈夫?」
わが家も子どもが2人いるので、
防災を考えるときに特に心配なのが
「子どもに必要なものがなくなること」です。
大人の食事なら、ある程度は別の食品で代用できます。
でも赤ちゃんのおむつやミルクは、
災害が起きたからといって簡単に別のもので代用できません。
そこで今回は、
赤ちゃんがいる家庭では防災備蓄を何日分用意すればいいのかを考えながら、
おむつ・ミルク・水を7日分で実際に計算してみます。
結論|赤ちゃん用品は最低3日分、できれば7日分を目標に
最初に結論です。
災害への家庭備蓄では、
最低3日分から1週間程度をひとつの目安として考えます。
赤ちゃんがいる家庭でも、
私はまず3日分を確保し、
最終的には7日分を目標に備えるのがおすすめだと考えています。
👶 赤ちゃんの防災備蓄
まず確保したい量
→ 最低3日分
できれば目標にしたい量
→ 7日分
特に「おむつ・ミルク・赤ちゃんが食べられるもの」は優先して備える
ただし、
赤ちゃんは月齢によって必要な量が大きく違います。
そのため、
「赤ちゃんならおむつ○枚」と一律に決めるより、
わが子が普段1日に使っている量を基準に計算するのが一番分かりやすいです。
赤ちゃんの7日分を実際に計算してみよう
計算方法はとても簡単です。
普段1日に使う量 × 7日
例えば、
- おむつ → 1日10枚
- ミルク → 1日6回
という赤ちゃんなら、
おむつ
10枚 × 7日 = 70枚
ミルク
6回 × 7日 = 42回分
という計算になります。
ただし、これはあくまで計算例です。
授乳回数やミルク量、おむつ交換回数は
月齢や赤ちゃんによって違うため、
必ず普段のわが子の使用量に置き換えて計算してください。
① 紙おむつは何枚必要?
赤ちゃんの防災用品で、
私が特に切らしたくないと思うのが紙おむつです。
災害時だからといって、
「今日はおむつ交換を減らそう」
とはなかなかできません。
特に月齢の低い赤ちゃんは、
おしっこやうんちの回数も多いため、
想像以上におむつを使うことがあります。
1日10枚使う赤ちゃんなら7日で70枚
例えば普段、
1日に10枚程度交換している場合。
1日10枚 × 3日 = 30枚
1日10枚 × 7日 = 70枚
つまり、
最低3日なら30枚、7日なら70枚
という計算です。
1日12枚なら7日で84枚
新生児などで交換回数が多く、
1日12枚使うなら、
12枚 × 7日 = 84枚
になります。
茶トラぶろぐでは、
新生児用おむつ84枚が災害時に何日分になるのかを、
2児ママ目線で実際に計算しています。
おむつは「7日分ぴったり」より少し多めに
2児のママ目線で考えるなら、
私は計算ぴったりではなく、
少し余裕を持たせておきたいです。
災害時には、
- いつもより交換回数が増える
- 下痢などで多く使う
- 汚してしまい交換する
- 避難生活が7日以上続く
- 近所のお店でサイズの合うおむつが手に入らない
といったことも考えられるからです。
「7日分=絶対にこれで足りる」ではありません。
普段の使用量を基準にして、家庭の収納に余裕があれば少し多めに備えておくと安心です。
おむつ備蓄で注意したいのはサイズアウト
赤ちゃんのおむつには、
非常食とは違った注意点があります。
それが、
サイズアウトです。
赤ちゃんはどんどん成長します。
防災リュックに新生児サイズを入れて安心していたら、
半年後にはもう使えない……。
そんなこともあります。
☑ 今使っているおむつのサイズ
☑ 防災リュックのおむつサイズ
☑ 自宅に何枚残っているか
☑ おしりふきのストック
防災用として別にしまい込むより、
普段使いしながら買い足すローリングストック
のほうが管理しやすいと思います。
② ミルクは何日分必要?
ミルクを飲んでいる赤ちゃんの場合、
おむつと同じくらい重要なのがミルクです。
災害が起きても、
赤ちゃんの授乳を何日も待たせることはできません。
そこでミルクも、
最低3日分、できれば7日分を目標に、
普段の授乳量から計算してみましょう。
1日6回飲むなら7日で42回分
例えば、
1日6回ミルクを飲んでいる場合。
6回 × 3日 = 18回分
6回 × 7日 = 42回分
となります。
ただし、
赤ちゃんの月齢によって1回に飲む量も授乳回数も違います。
粉ミルクの場合は、
「何回分」だけでなく、普段1日に何g使っているか
を確認しておくと、より正確に計算できます。
母乳育児でも「何も備えなくていい」ではない
普段母乳だけで育てている場合でも、
赤ちゃん用の防災準備が不要になるわけではありません。
避難生活では、
授乳しやすい場所やプライバシーの確保など、
普段とは違った問題が起こる可能性があります。
授乳ケープやタオルなど、
自分と赤ちゃんが落ち着いて授乳できるもの
も防災用品として確認しておきたいですね。
授乳について心配なことがある場合は、
自己判断で授乳方法を変更するのではなく、
医師・助産師などの専門家へ相談してください。
災害時は液体ミルクという選択肢も
粉ミルクを作るためには、
安全な水や衛生的な調乳環境が必要です。
ところが災害時には、
- 断水する
- 停電する
- ガスが止まる
- お湯を沸かせない
- 哺乳用品を十分に洗えない
といった状況になる可能性があります。
そんなときの選択肢のひとつが、
乳児用液体ミルクです。
液体ミルクは調乳済みなので、粉ミルクのように水で溶かす必要がありません。
停電・断水時の授乳方法を増やすという意味でも、普段から使い方を確認しておくと安心です。
茶トラぶろぐでも、
赤ちゃんの防災用として液体ミルクについて詳しく紹介しています。
液体ミルクも「買って置くだけ」にしない
防災用だからといって、
赤ちゃんが一度も飲んだことのないミルクを大量に備蓄するのはおすすめできません。
平常時に、
- 赤ちゃんが飲めるか
- どのように開けるのか
- どの乳首・授乳器具を使うのか
- 保存方法はどうなっているか
- 賞味期限はいつか
を確認しておきましょう。
「非常時に初めて使う」ではなく、平常時に一度試しておく。
これも赤ちゃん防災では大切だと思います。
③ 水はどのくらい必要?
家庭の防災備蓄では、
飲料水と調理用水として
1人1日おおよそ3Lがひとつの一般的な目安とされています。
そのため大人も含めた家族全体の水は、
家族人数に合わせて別途計算する必要があります。
一般的な家庭備蓄の水の目安
1人1日 約3L
1人3日 → 約9L
1人7日 → 約21L
ただし、
この「1人3L」をそのまま赤ちゃんの飲水量やミルク量として考えるわけではありません。
家族全体の飲料・調理用水を考えるための一般的な備蓄目安です。
粉ミルクなら「調乳用の水」も考える
粉ミルクを使っている家庭では、
家族の飲料水だけでなく、
ミルクを作るための安全な水も必要です。
例えば、
1回200mlの調乳を1日5回すると仮定すれば、
200ml × 5回 = 1日1L
1L × 7日 = 7L
となります。
ただしこれは、
「1回200mlを1日5回飲む赤ちゃん」という仮定での計算例です。
実際には月齢や授乳状況によって必要量が違います。
現在の授乳量を確認して、
わが子に必要な調乳用水を計算してください。
粉ミルクの調乳方法、水の選び方、温度などは、必ず使用しているミルクメーカーや公的機関の案内に従ってください。
水もローリングストックすると管理しやすい
「大量の水を防災専用に置く場所がない」
という家庭もありますよね。
そんな場合は、
普段飲む水を少し多めに買って、
使ったら補充する方法があります。
茶トラぶろぐでも、
2Lペットボトルの水を普段使いしながら防災備蓄する方法を紹介しています。
④ おしりふきも7日分を忘れずに
おむつを70枚用意しても、
おしりふきが少ししかなければ困ります。
しかも断水時には、
水で赤ちゃんのお尻を洗うことが難しくなる可能性があります。
そこでおしりふきも、
普段1週間で何パック使うかを確認しておきましょう。
おむつとセットでローリングストックすると、
在庫を把握しやすくなります。
⑤ 使用済みおむつを入れる袋も必要
意外と忘れやすいのが、
使用済みおむつをどうするかです。
災害時にはごみ収集が一時的に止まる可能性もあります。
使用済みのおむつを室内に置くことになれば、
臭いや衛生面も気になります。
そのため、
- 中身の見えにくい袋
- 防臭袋
- 大きめのごみ袋
- 一時保管場所
までセットで考えておくと安心です。
⑥ 離乳食が始まっている赤ちゃんは食事も7日分
離乳食が始まっている場合は、
ミルクだけではなく、
赤ちゃんが普段食べている食品も確認します。
災害用だからといって、
食べたことのないベビーフードだけを大量に用意するより、
普段から食べ慣れているものをローリングストックする方法が使いやすいです。
☑ 食べ慣れたベビーフード
☑ 赤ちゃん用の飲み物
☑ スプーン
☑ 使い捨てできる食器類
☑ ウェットティッシュ
☑ 食物アレルギーへの対応
特にアレルギーがある場合は、
避難所や支援物資で必ず対応食品が手に入るとは限りません。
家庭で食べられるものを余裕を持って備えておくことが大切です。
赤ちゃんの防災用品|7日分チェックリスト
ここまでをまとめます。
☐ 紙おむつ 7日分
☐ おしりふき 7日分
☐ ミルク 7日分
☐ 調乳に必要な水
☐ 液体ミルク(家庭の授乳方法に応じて)
☐ 哺乳用品
☐ 離乳食・ベビーフード
☐ 赤ちゃん用の飲み物
☐ ガーゼ・タオル
☐ 着替え
☐ ビニール袋・防臭袋
☐ 衛生用品
☐ 抱っこひも
☐ 母子健康手帳など必要な情報
☐ 赤ちゃんが落ち着けるお気に入りのもの
全部を防災リュックに入れなくてもいい
「7日分必要なら、おむつ70枚をリュックに?」
と思うかもしれません。
でも、
赤ちゃんを抱っこしながら、
おむつ・水・ミルク・着替えなど7日分を全部持って避難するのは現実的ではありません。
そこでわが家なら、
「持ち出す分」と「自宅備蓄」を分けます。
避難直後に必要になる分を中心に入れる
🏠 自宅備蓄
残りを在宅避難用として保管する
「7日分備蓄する=7日分全部を持って逃げる」
ではありません。
赤ちゃんを安全に避難させられることを最優先に、
持てる重さも確認しておきましょう。
2児ママ目線|赤ちゃん用品は「なくなってから買う」をやめる
赤ちゃんがいる家庭の防災で、
私が特に大切だと思うのが、
「なくなりそうになったら買う」から
「少し多めに置いておく」へ変えること。
です。
例えば、
- おむつをもう1パック
- おしりふきを数パック
- ミルクを少し多めに
- ベビーフードを数日分多めに
- 水をもう1ケース
というように、
普段使うものを少しずつ増やすだけでも防災になります。
使ったら買い足すようにすれば、
賞味期限やサイズアウトにも対応しやすくなります。
「3日分→7日分」の順番なら始めやすい
いきなり赤ちゃん用品を全部7日分そろえようとすると、
かなりの量になります。
収納場所も必要ですし、
一度に購入すると家計への負担も大きくなります。
そこで、
STEP1 まず3日分を確保
↓
STEP2 おむつ・ミルク・水を追加
↓
STEP3 7日分まで増やす
↓
STEP4 普段使いしながら補充
という順番なら始めやすいと思います。
毎月「赤ちゃん防災チェック」をしよう
赤ちゃんの防災用品は、
大人用の防災用品より頻繁な見直しが必要です。
なぜなら、
赤ちゃんは成長するからです。
- おむつのサイズが変わる
- 飲むミルクの量が変わる
- 授乳回数が変わる
- 離乳食が始まる
- 食べられるものが増える
- 着替えのサイズが変わる
半年に一度ではなく、
おむつを買うタイミングなどに月1回程度ざっと確認
すると管理しやすくなります。
まとめ|赤ちゃんの防災備蓄は「まず3日、できれば7日」を目標に
赤ちゃんがいる家庭では、
大人用の水や非常食だけでなく、
赤ちゃん専用の備蓄が必要です。
👶 まず最低3日分を確保
👶 できれば7日分を目標にする
🧷 おむつは「1日の使用枚数×7」で計算
🍼 ミルクは「1日の授乳回数・使用量×7」で計算
💧 粉ミルクなら調乳用の水も忘れない
🧻 おしりふき・防臭袋もセットで備える
🥣 離乳食期なら食べ慣れたベビーフードも用意
🎒 持ち出し用と自宅備蓄を分ける
🔄 成長に合わせて定期的に入れ替える
2児のママとして考えると、
災害時に一番避けたいのは、
「赤ちゃんのおむつがない」
「ミルクがない」
という状況です。
災害が起きてから探すのではなく、
いつも使っているものを少し多めに置いておく。
それだけでも、
立派な赤ちゃんの防災になります。
まず今日、家にある
「おむつ・ミルク・水」
が何日分あるか数えてみませんか?

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