【災害時に子どもとはぐれたら?】家族で決める5つの約束|大地震でも子どもが迷わないための防災対策

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大地震が起きた時、
子どもと必ず一緒にいられるとは限りません。

学校にいる時。

習い事に行っている時。

友達と遊んでいる時。

家族で買い物をしている時。

避難所へ向かっている途中。

そして、大勢の人がいる場所で避難している最中に、
ほんの一瞬、子どもと離れてしまうことも考えられます。

2児のママとして想像すると、

「もし大地震で子どもとはぐれたら……」

というのは、本当に怖いことです。

親なら必死になって子どもを探すと思います。

でも同じように、
子どもも、

「ママがいない!」

「パパを探さなきゃ!」

と動き回ってしまったらどうでしょう。

親はAへ。

子どもはBへ。

さらに移動してCへ。

これでは、
お互いを探しているのに、
どんどん離れてしまう可能性があります。

⚠ 災害時の「はぐれ対策」は、はぐれてから考えるのでは遅い

大切なのは、平常時に、


「もしママやパパと離れたら、どうする?」

を子どもと話しておくことです。

今回は、
「災害時に子どもとはぐれたら?」
をテーマに、
2児ママ目線で
家族で決めておきたい5つの約束
をまとめます。

結論|「ママを探して歩き回らない」を最初の約束に

まず、私が子どもに一番伝えておきたいのは、


「ママやパパを探して危険な場所を歩き回らなくていいよ」

ということです。

大地震直後は、
普段安全な道でも、

  • ガラスが落ちている
  • ブロック塀が倒れている
  • 建物から物が落下してくる
  • 火災が発生している
  • 道路が壊れている
  • 信号機が止まっている
  • 余震が発生する

などの危険が考えられます。

津波や火災など、その場所に差し迫った危険がある場合は、
当然ながら安全な場所への避難が最優先です。

そのうえで、
安全が確保できたら、
家族で事前に決めたルールに従うことが大切です。

災害時に子どもとはぐれた時の「5つの約束」

👨‍👩‍👧‍👦 わが家で決めたい5つの約束

約束① まず自分の身を守る

約束② ママ・パパを探して危険な場所を歩き回らない

約束③ 会う場所をあらかじめ決めておく

約束④ 連絡できない時の方法を決めておく

約束⑤ 困った時に誰へ助けを求めるか決めておく

この5つを、
一つずつ詳しく見ていきましょう。

約束①|まず自分の身を守る

子どもと離れている時に地震が起きたら、
親はすぐに、

「子どものところへ行かなきゃ!」

と思います。

でも、
子どもにも親にも、
最初にしてほしいことは同じです。

まず、自分の命を守る。

強い揺れの最中に、
ママを探して走り出してはいけません。

学校なら先生の指示に従う。

施設にいるならスタッフの指示を聞く。

屋外なら、
落下物や倒壊物などから身を守る。

津波の危険がある場所なら、
家族との待ち合わせよりも
津波からの避難を最優先します。

家族を探すより先に命を守る

「ママを探さなきゃ」ではなく、

「まず自分が安全な場所へ行く」

これを子どもに何度も伝えておきたいです。

約束②|ママ・パパを探して危険な場所を歩き回らない

次の約束は、

「安全になった後も、勝手に遠くまで探しに行かない」

です。

親子がはぐれた時に一番困るのは、
お互いが別々の方向へ動き続けることです。

例えば、
家族でショッピングセンターにいる時に大地震が起き、
避難の途中ではぐれたとします。

ママは、

「子どもは駐車場に行ったかも」

と駐車場へ。

子どもは、

「ママはお店に戻ったかも」

と建物へ戻る。

これでは、
すれ違ってしまいます。

子どもに伝える言葉はシンプルに

「ママが見つからなくても、危ない場所を探し回らなくていいよ」

「安全な場所にいてね」

「ママとパパも安全になったら必ず探しに行くからね」

小さな子どもほど、
複雑なルールより、
短くて覚えやすい約束にしておくことが大切です。

約束③|「会う場所」をあらかじめ決めておく

ここが今回の記事で、
特に家族で実践してほしいポイントです。

災害時には、
スマホで連絡できるとは限りません。

だからこそ、

「連絡できなかったら、ここで会おう」

という場所を決めておきます。

政府広報でも、
災害の種類や発生時間などを想定して、
家族で集合場所を決めておくことが案内されています。

「○○公園」だけではなく、もっと具体的に

例えば、

「○○公園」

だけでは、
公園が広いと会えない可能性があります。

そこで、

△ ○○公園

ではなく、


◎ ○○公園の時計の前


◎ ○○小学校の指定された受付場所

のように、できるだけ具体的に決めておきます。

集合場所は1か所だけにしない

大地震では、
いつもの集合場所が使えないこともあります。

火災。

建物被害。

浸水。

津波。

土砂災害。

こうした危険によって、
近づけない可能性もあります。

そこで、

🏠 わが家の集合場所

第1候補:____________

第2候補:____________

第3候補:____________

というように、
複数の候補を決めておくと安心です。

ただし、
津波や火災などの危険が迫っている場合に、集合場所へ戻ることを優先してはいけません。

その場合は、
命を守れる場所への避難が最優先です。

集合場所は家族で実際に歩いて確認する

場所を決めただけでは、
子どもがたどり着けない可能性があります。

ぜひ休日などに、
家族で歩いてみてください。

👟 家族で確認しよう

  • 自宅から避難場所まで歩く
  • 学校からの位置関係を確認する
  • 危険なブロック塀がないか見る
  • 狭い道路を確認する
  • 橋や踏切を確認する
  • 別ルートも考える
  • 集合場所の「どこで待つか」まで確認する
🐱 あわせて読みたい|茶トラぶろぐ

集合場所を決めたら、 そこまでの道に地震時の危険がないかも家族で確認してみてください。


▶ 【地震が起きたら近所のどこが危険?】家族で歩いて確認したい危険ポイント|2児ママの防災

約束④|連絡できない時の方法を決めておく

子どもとはぐれたら、
まずスマホで連絡しようと考える家庭も多いと思います。

もちろん、
LINEや電話などが使える状況なら、
大切な連絡手段になります。

しかし大規模災害では、
通信の混雑や通信設備の被害、停電、スマホの充電切れなどによって、
普段通りに連絡できない可能性があります。

そこで、
家族で連絡手段の順番を決めておきます。

📱 わが家の連絡ルール例

① 家族LINE
↓
使えない

② SMSなど別の連絡方法
↓
使えない

③ 災害用伝言ダイヤル171・web171
↓
直接連絡できない

④ 事前に決めた集合場所・学校等のルールに従う

「171」を家族で一度使ってみる

災害時の安否確認手段として知っておきたいのが、

171

災害用伝言ダイヤル(171)です。

災害によって電話がつながりにくくなった際などに提供される
「声の伝言板」で、
電話番号をキーに安否情報を録音・確認できます。

インターネットを使った
災害用伝言板(web171)もあります。

ここで重要なのは、

「家族でどの電話番号を使って確認するか」

を事前に決めておくことです。

災害時に初めて使うのではなく、
体験利用できる日に家族で練習しておくと、
いざという時に迷いにくくなります。

☎ 家族で練習しておこう


▶ NTT東日本|災害用伝言ダイヤル(171)


▶ NTT東日本|災害用伝言板(web171)

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「大地震の時、家族LINEは本当に使える?」という疑問について、
LINE・SMS・171・web171・公衆電話などをまとめた記事もあります。


▶ 茶トラぶろぐ|災害時の家族の連絡手段についての記事をチェック

約束⑤|困った時に「誰に助けを求めるか」を決める

子どもが一人になった時、
大人に助けを求めることも必要になります。

ただ、

「誰でもいいから知らない人についていって」

という教え方は避けたいところです。

子どもの年齢や状況に合わせて、
助けを求めやすい場所や相手を家族で話しておきます。

🆘 子どもが助けを求める候補

  • 学校にいるなら先生
  • 施設内ならスタッフや係員
  • 避難所なら運営スタッフ
  • 警察官
  • 交番
  • 消防・救急関係者
  • 事前に家族で決めた信頼できる近所の大人

そして子どもには、

「家族とはぐれました」

「○○小学校の○年生です」

「ママと連絡が取れません」

と伝えられるようにしておくと安心です。

子どもに「名前・家族の連絡先」をどう持たせる?

小さな子どもは、
親の電話番号を覚えていないことがあります。

大人でも、
スマホに登録している家族の電話番号を
暗記していない人は多いのではないでしょうか。

そこで、
子どもの年齢に応じて、
緊急連絡カードを持たせる方法があります。

🪪 緊急連絡カードに書く例

  • 子どもの名前
  • 保護者の名前
  • 保護者の電話番号
  • 別の緊急連絡先
  • 学校名
  • 必要に応じて重要な支援情報

ただし、
個人情報を外から丸見えにしないようにしましょう。

ランドセルやリュックの外側に大きく住所・氏名・電話番号を書くのではなく、
必要な時に確認できる場所に収納するなど、
防犯面にも配慮します。

2人の子どもが別々の場所にいたらどうする?

2児家庭では、
もう一つ考えておきたい問題があります。

上の子は小学校。

下の子は保育園。

ママは職場。

パパも別の職場。

この状態で大地震が起きたら、

「誰が、どちらを迎えに行く?」

という問題が出てきます。

災害が起きてから、

「どっちに行く?」

とLINEで相談できるとは限りません。

だからこそ、
平常時に優先順位を決めておきます。

👨‍👩‍👧‍👦 2児家庭で決めておくこと

上の子:______が迎えに行く

下の子:______が迎えに行く

パパが帰宅できない場合:______

ママが帰宅できない場合:______

両親とも動けない場合:______

学校にいる時は「勝手に学校を出ない」を確認

大地震の時、
子どもが学校にいる可能性は高いですよね。

学校にはそれぞれ、
災害時の避難や児童・生徒の引き渡しなどのルールがあります。

そのため、

「地震が起きたら自分で家に帰ってきて」

と一律に決めるのは避けましょう。

まずは、
子どもの学校の
災害時引き渡しルールを確認します。

子どもにも、

「学校にいる時は先生の指示に従ってね」

「ママを探して勝手に学校を出なくていいよ」

と伝えておきます。

習い事・塾・学童のルールも確認する

忘れやすいのが、
学校以外の場所です。

  • 学童
  • 塾
  • スポーツクラブ
  • 習い事
  • 放課後施設

などについても、
災害時に、

  • 子どもをその場で待機させるのか
  • 保護者へどう連絡するのか
  • 誰に引き渡せるのか
  • 避難場所はどこなのか

を確認しておきましょう。

買い物中にはぐれた場合の集合場所も決めてみる

家族で大型商業施設やテーマパークなどへ出かけることもあります。

そんな時に地震が起きたら、
人が一斉に動き、
家族とはぐれる可能性があります。

だからといって、
地震の揺れが続いている最中に
「いつもの集合場所」へ無理に向かうのは危険です。

まずは、
その場の安全確保と施設スタッフの指示を優先します。

そのうえで、
安全が確保された後の行動について、
外出先でも、

「もし離れたら、どうする?」

と確認する習慣をつけるのもおすすめです。

兄弟だけで一緒にいる時はどうする?

2児家庭では、
兄弟姉妹だけで行動している時もあります。

そんな時は、

「お兄ちゃんが全部判断する」

「上の子が下の子を絶対に守る」

と重い責任を背負わせすぎないことも大切だと思います。

上の子も子どもです。

兄弟に伝えたいこと

「できるだけ一緒に安全な場所へ行こう」

「困ったら先生や係の人などに助けを求めよう」

「無理してママやパパを探しに行かなくていいよ」

という程度の、
子どもが実行できるルールにしておきたいです。

公衆電話を一度使わせてみる

スマホを持っていない子どもなら、
公衆電話も知っておきたい連絡手段です。

ただ、
今の子どもたちは、
公衆電話そのものを使った経験がない場合があります。

災害時に初めて、

「これ、どうやって電話するの?」

となるより、
平常時に親子で一度使っておくと安心です。

🐱 あわせて読みたい|茶トラぶろぐ

子どもと一緒に、 公衆電話の場所と使い方も確認してみましょう。


▶ 【子どもと一度使ってみよう】公衆電話は災害時につながりやすい!スマホ時代だからこそ覚えておきたい使い方

「知らない人について行かない」と「助けを求める」を両立する

ここは、
子どもへの説明が難しいところです。

普段は、

「知らない人について行っちゃダメ」

と教えていますよね。

一方で、
災害時に一人になれば、
大人の助けが必要になることがあります。

だからこそ、
単純に、

「知らない大人に助けてもらって」

ではなく、

  • 学校なら先生
  • お店なら店員さん
  • 駅なら駅員さん
  • 交番なら警察官
  • 避難所ならスタッフ

など、
「人」だけでなく「場所や役割」で教えると、
子どもにも伝えやすくなります。

「家に戻れば会える」とは限らない

子どもに、

「何かあったら家に帰ってきて」

と教えている家庭もあるかもしれません。

でも大災害では、
自宅が安全とは限りません。

火災。

倒壊。

津波。

浸水。

土砂災害。

こうした危険がある場合、
自宅へ戻る行動が危険になることもあります。

⚠ 「絶対に家へ戻る」というルールにはしない

災害時は、

自宅へ戻ることより、今いる場所で命を守ることが最優先。

子どもとはぐれた時のための「家族カード」を作ろう

この記事を読んだら、
ぜひ家族で1枚作ってみてほしいものがあります。

👨‍👩‍👧‍👦 わが家の「はぐれた時カード」

① まず行く安全な場所
________________

② 第1集合場所
________________

③ 第2集合場所
________________

④ 第3集合場所
________________

⑤ 171で確認する電話番号
________________

⑥ 困った時に頼る人・場所
________________

⑦ ママの電話番号
________________

⑧ パパの電話番号
________________

そして、
紙を作るだけで終わらず、
実際に子どもと声に出して確認することが大切です。

月1回「もし今地震が起きたら?」をやってみる

子どもは、
一度聞いただけでは忘れてしまいます。

そこで、
難しい防災訓練にしなくても、

買い物中に、

「もし今、大きな地震が起きてママとはぐれたらどうする?」

と聞いてみます。

公園でも、

「ここで地震が起きたら、どこが安全かな?」

と考えてみます。

学校へ行く途中なら、

「ママと連絡できなかったらどうするんだっけ?」

と確認します。

こうした会話を繰り返すことで、
防災を「特別な勉強」ではなく、
日常の習慣にできます。

2児ママ目線|子どもに覚えてほしい言葉はたった3つ

5つの約束を全部覚えられない小さな子なら、
私はもっとシンプルでもいいと思います。


① まず自分を守る


② ママを探し回らない


③ 困ったら先生や係の人に助けを求める

そして親から、

「ママとパパは必ずあなたを探すからね」

と伝えておきたいです。

災害時に子どもとはぐれないための事前チェックリスト

✅ 家族で確認したい15項目

  • 子どもに「まず自分の身を守る」と伝えた
  • 勝手に親を探し回らない約束をした
  • 第1集合場所を決めた
  • 第2集合場所を決めた
  • 必要に応じて第3候補も決めた
  • 集合場所の具体的な待ち合わせ位置を決めた
  • 家族で実際に避難ルートを歩いた
  • LINE以外の連絡方法も決めた
  • 171で使う電話番号を決めた
  • 171・web171の使い方を確認した
  • 子どもに公衆電話を使わせたことがある
  • 学校の引き渡しルールを確認した
  • 習い事・塾・学童の災害時対応を確認した
  • 緊急連絡カードを用意した
  • 子どもが助けを求める相手・場所を確認した

まとめ|「はぐれない」だけでなく「はぐれても迷わない」準備を

親としては、

「絶対に子どもとはぐれない」

と思いたいです。

もちろん、
できる限り子どもから離れないことは大切です。

でも、
大地震はいつ、どこで起きるか分かりません。

最初から家族が別々の場所にいることもあります。

だから私は、


「はぐれないための対策」だけではなく、


「はぐれても子どもが迷わない準備」

も必要だと思います。

最後に、
5つの約束をもう一度。

👨‍👩‍👧‍👦 災害時に子どもとはぐれた時の5つの約束

① まず自分の身を守る

② ママ・パパを探して危険な場所を歩き回らない

③ 会う場所をあらかじめ決めておく

④ 連絡できない時の方法を決めておく

⑤ 困った時に誰へ助けを求めるか決めておく

今夜、
子どもたちに一度、

「もし大きな地震でママとはぐれたら、どうする?」

と聞いてみてください。

答えられなくても大丈夫。

その質問をきっかけに、
今日から家族の約束を作ればいいのです。

家族LINEが使えなくても。

電話がつながらなくても。

ママとパパがすぐに迎えに行けなくても。

子ども自身が、

「私はどうすればいいか分かっている」

という状態を作っておく。

それが、
2児のママとして今から準備しておきたい
「はぐれ対策」です。

参考|公的機関・災害時の安否確認サービス

※災害時に取るべき行動は、地震・津波・火災・洪水・土砂災害など災害の種類や、その時いる場所によって異なります。集合場所へ向かうことよりも命を守る行動が優先される場合があります。学校・保育園・幼稚園・学童・習い事などの災害時対応や引き渡し方法については、それぞれの施設・自治体の最新ルールを確認してください。

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