台風が通り過ぎ、さっきまでの大雨がウソのように止んだ――。
空が明るくなってくると、
「もう大丈夫かな?」
とホッとしてしまいますよね。
子どもたちも、
「外に行っていい?」
「川を見に行ってみたい!」
と言い出すかもしれません。
でも、2児のママとして特に気をつけたいのが、
「雨が止んだ=すべての危険がなくなった」わけではない
ということです。
台風が過ぎたあとでも、川や用水路では増水した水が流れていたり、
道路が冠水していたり、倒木や飛来物が残っていたりすることがあります。
特に子どもは、水が増えた川や用水路を
「いつもと違う!」
と興味本位で見に行きたくなることもあります。
雨が止んでも、川・用水路・側溝などの様子を見に行かない。
子どもだけで近づかせないのはもちろん、大人も確認のために見に行かないことが大切です。
なぜ?雨が止んでも川の水が増えることがある
家の周りで雨が止むと、
「川の水もこれから減っていくだろう」
と思ってしまいそうです。
ところが、必ずしもそうとは限りません。
自宅周辺では雨が止んでいても、
上流で降った大量の雨が時間をかけて川へ流れ込んでくる
ことがあります。
そのため、
とは限りません。
台風が遠ざかったあとも、河川の水位や自治体の防災情報などを確認してから行動することが大切です。
台風一過でも川・用水路を見に行かない
大雨のあと、近所の川や用水路がどうなっているのか気になることがあります。
「ちょっと見るだけ」
「橋の上からなら大丈夫」
と思うかもしれません。
ですが、わが家では子どもにも、
というルールを伝えておきたいと思っています。
川の状況を確認したいときは、自分の目で確かめに行くのではなく、
気象情報・河川情報・自治体からの防災情報などを利用
しましょう。
子どもにとって増水した川は「気になる場所」になりやすい
大人から見れば危険な増水した川でも、
子どもには「いつもと違う景色」に見えるかもしれません。
水の流れが速くなっていたり、
枝やいろいろな物が流れていたりすると、
つい近くで見たくなる子もいるでしょう。
だからこそ、
「危ないから行っちゃダメ!」
だけで終わらせず、
なぜ危ないのかまで話しておくことが大切だと思います。
「雨が止んでも、山の方で降った雨があとから川に来ることがあるんだよ」
「いつもの川より水が多いと、とても流れが強くなっていることがあるよ」
「川を見たいときは、自分で見に行かないで大人に教えてね」
用水路は特に注意|普段との違いが分かりにくいことも
川だけではありません。
住宅地や田畑の近くにある
用水路や水路にも近づかない
ようにしましょう。
普段は水が少ない用水路でも、大雨によって水量が増えていることがあります。
また、濁った水で水路の境目や足元が分かりにくくなっている場合もあります。
子どもの通学路や普段の遊び場の近くに用水路がある家庭では、
台風後に子どもだけで外へ出す前に周囲の安全状況を確認したいですね。
側溝・排水路にも近づかない
「川じゃなければ大丈夫」
とも限りません。
大雨のあとは道路脇の側溝や排水路にも大量の水が流れていることがあります。
特に注意したいのが、
水で側溝の位置や道路との境目が見えにくくなっている場合です。
子どもは水たまりを見ると、
長靴で入りたくなってしまうことがありますよね。
でも台風や大雨の直後は、
いつもの水たまりと同じ感覚で近づかないようにします。
橋の上から見るだけでも油断しない
「川岸には行かないけれど、橋の上なら大丈夫では?」
と思うこともあるかもしれません。
しかし台風後は、河川だけでなく周辺の道路状況や強風、飛来物などにも注意が必要です。
増水した川を見物するためだけに、橋や川沿いへ出かけるのはやめましょう。
子どもにも、
「橋から見るだけならいい」
というルールにはしない方が分かりやすいと思います。
冠水した道路にも入らない
台風が過ぎたあと、道路に水が残っていることがあります。
水が浅く見えると、
「これくらいなら歩けそう」
と思ってしまうかもしれません。
でも濁った水の下は見えません。
- 側溝
- 段差
- 穴
- 落下物
- マンホール周辺
など、普段なら見える危険が確認しにくくなります。
子どもが長靴を履いていても、冠水している場所には近づかないようにしましょう。
大雨が弱まったあとの帰宅時の注意点については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
▶
【大雨が弱まった夕方】もう帰って大丈夫?退勤・下校時に気をつけること10選
台風後は「水」以外にも危険が残っている
台風が過ぎたあとに注意したいのは、川や用水路だけではありません。
家の周りには、台風によるさまざまな危険が残っている可能性があります。
- 折れた木や枝
- 飛ばされてきた看板やトタンなど
- 割れたガラス
- 傾いたフェンス
- 切れたり垂れ下がったりした電線
- 道路の冠水
- 崩れやすくなった斜面
特に子どもは、落ちている物を珍しがって触ってしまうことがあります。
「台風が終わったから遊びに行っていいよ」と、すぐに外へ送り出さない
ことも大切です。
台風一過の晴天が「もう安全」と感じさせることも
台風が過ぎた翌朝、青空が広がることもあります。
天気だけを見ると、
昨日の荒れた天候がウソのように感じることもありますよね。
でも、
空が晴れたことと、周辺の災害リスクがなくなったことは別
です。
まずスマートフォンやテレビなどで、
- 自治体の防災情報
- 河川の水位情報
- 洪水に関する情報
- 土砂災害に関する情報
- 道路や交通機関の情報
などを確認してから行動するようにしましょう。
川の様子は「見に行く」のではなく情報で確認
私自身、子どもがいると、
「近所は大丈夫かな?」
「川はあふれていないかな?」
と気になります。
でも、確認するために危険な場所へ近づいてしまっては意味がありません。
河川の状況は、気象庁の「洪水キキクル」や自治体・河川管理者などが提供する情報を利用できます。
防災では「自分で見に行く」のではなく、「公式情報で確認する」習慣を家族でつけておきたいですね。
子どもの外出再開は周囲を確認してから
台風が過ぎたあと、子どもが元気なら外で遊びたくなると思います。
でも、すぐに
「もう晴れたから遊んできていいよ」
とはせず、まず大人が安全情報を確認します。
□ 大雨・洪水などの防災情報はどうなっている?
□ 近くの川・用水路は増水していない?
□ 通学路や道路に冠水はない?
□ 倒木や飛来物はない?
□ 切れた電線などはない?
□ 斜面や崖の近くに異常はない?
□ 子どもだけで危険な場所へ行かない約束をした?
台風が来る前から「雨が止んだ後」の約束をしておく
実際に台風が過ぎてから子どもへ説明するより、
台風が来る前に家族で話しておくのがおすすめです。
わが家なら、
② 用水路には近づかない
③ 冠水した道路に入らない
④ 落ちている物を勝手に触らない
⑤ 外へ行く前にパパ・ママへ確認する
という5つを伝えておきたいと思います。
台風が近づく前の家庭での準備については、こちらの記事も参考にしてください。
▶
【台風接近前にやることリスト】子どもがいる家庭の備え・買い物チェックリスト
雨風が強いうちは絶対に確認へ行かない
台風がまだ接近している段階では、さらに注意が必要です。
「家の前の側溝が詰まっていないかな?」
「川の水位を見ておこう」
「ベランダの物を片付け忘れた」
と思っても、雨風が強くなってから外へ出るのは危険です。
屋外の準備は台風が接近する前に済ませ、危険な状況になったら外へ出ない。
台風直前に何をするべきか迷ったときは、こちらも参考にしてください。
▶
【台風接近直前にやるべきこと】雨風が強くなる前の最終チェックリスト
もし避難情報などが続いていたら「台風一過」でも油断しない
雨が止んだり、台風が遠ざかったりしても、防災情報がすぐにすべて解除されるとは限りません。
河川の増水や土砂災害などの危険が残っている場合があります。
避難している場合も、
「晴れたから家に帰ろう」
と自分だけで判断するのではなく、自治体などから発表される情報を確認しましょう。
まとめ|「雨が止んだ後までが台風対策」と子どもに伝えよう
台風の雨や風が収まると、どうしてもホッとしてしまいます。
私も2児のママとして、
子どもたちがずっと家の中で過ごしていたら、
「そろそろ外へ出してあげたいな」
と思うはずです。
でも、そこで覚えておきたいのが、
雨が止んでも、川・用水路には近づかない。
台風が過ぎても、周囲の安全を確認するまでは油断しない。
ということです。
川の様子が気になっても見に行かない。
用水路へ近づかない。
冠水した道路へ入らない。
落ちている物に触らない。
子どもをすぐ一人で外へ出さない。
そして、危険が残っていないかは
自分の目で見に行くのではなく、公式の防災情報を使って確認する。
台風対策は「台風が来るまで」だけではありません。
「雨が止んだ後までが台風対策」
と家族みんなで覚えておきたいですね。
子どもは「いつもと違うもの」に興味を持ちます。
増水した川や大きな水たまりも、子どもにとっては気になる存在かもしれません。
だからこそ台風が来る前から、
「雨が止んでも川を見に行かないよ」
と家族の約束にしておくことが、シンプルですが大切な防災になると思います。

コメントを残す