停電・断水時の哺乳瓶はどう洗う?赤ちゃんの授乳で困らないための防災準備

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地震や台風などで突然の停電・断水。

赤ちゃんがいる家庭で、食料や水と同じくらい心配なのが「授乳をどうするか」ではないでしょうか。

特にミルクを飲んでいる赤ちゃんの場合、

「哺乳瓶を洗う水がない!」
「消毒できないけど、そのまま使っていいの?」
「粉ミルクを作る水はどうする?」

と、次々に困ることが出てきます。

私も2児のママとして考えると、赤ちゃんのお世話をしながら断水への対応までしなければならない状況は、本当に大変だと思います。

災害時は「哺乳瓶をどう洗うか」だけでなく、「そもそも哺乳瓶を何度も洗わなくても授乳できる方法」を準備しておくことが大切です。

今回は、停電・断水したときの哺乳瓶やミルクの問題と、赤ちゃんがいる家庭で平時から準備しておきたいことをまとめます。


断水すると「哺乳瓶を洗う」こと自体が難しくなる

普段なら、授乳が終わったら哺乳瓶を洗い、月齢や使用している用品に応じて必要な衛生管理をします。

でも断水すると、その当たり前ができなくなります。

飲料水が手元にあったとしても、その水は、

  • 赤ちゃんのミルク
  • 家族の飲料水
  • 調理
  • 歯磨き
  • 手洗いなどの衛生管理

にも必要です。

限られた安全な水を大量に使って、毎回哺乳瓶を洗うのは難しくなる可能性があります。

だからこそ、断水時の授乳では「洗浄に使う水をできるだけ減らす」という視点も重要になります。

哺乳瓶を洗えないときはどうする?

厚生労働省では、災害時に粉ミルクを使用する際には衛生的な水を使用し、哺乳瓶の煮沸消毒や薬液消毒ができない場合には、使い捨ての紙コップを使って少しずつ時間をかけて飲ませる方法を案内しています。

紙コップも使えないなど、ほかに手段がない場合には、使用した容器を衛生的な水でよく洗って使用することが示されています。

災害時の優先順位を考えると

① 洗浄・衛生管理できる環境なら、普段の授乳方法を続ける
② 洗浄が難しいなら、使い捨て用品などを活用する
③ 哺乳瓶を清潔に保てない場合は、紙コップなどによる授乳方法も検討する

災害が起きて初めて紙コップで授乳しようとしても、ママ・パパも赤ちゃんも戸惑う可能性があります。

非常時に使う可能性のある方法は、平常時に知っておくことが大切です。

紙コップから赤ちゃんがミルクを飲めるの?

「赤ちゃんに紙コップ?」

と驚く方もいると思います。

哺乳瓶が衛生的に使えない災害時には、紙コップなどを代替手段として利用できる場合があります。

ただし、大人のようにコップを傾けて一気に飲ませるわけではありません。

赤ちゃんの状態を見ながら、無理に流し込まず、少しずつ時間をかけて授乳します。

誤嚥を防ぐためにも、赤ちゃんの姿勢や飲ませ方には十分注意が必要です。

実際に必要になった場合は、避難所の保健師、助産師、医師など専門職へ相談できる環境なら、飲ませ方について確認しましょう。

停電すると「哺乳瓶の消毒」にも影響する

断水だけでなく停電も問題になります。

普段、電子レンジ式の消毒用品などを使っている家庭では、停電するといつもの方法が使えなくなる可能性があります。

ガスも止まれば、お湯を沸かすことも難しくなります。

つまり、

停電+断水+ガス停止

が重なると、普段通りの授乳環境を維持するのがかなり難しくなります。

そこで重要なのが、電気・ガス・大量の水を使わなくても授乳できる方法を一つ用意しておくことです。

液体ミルクは災害時の選択肢になる

赤ちゃんがミルクを飲んでいる家庭なら、知っておきたいのが乳児用液体ミルクです。

液体ミルクは、粉ミルクのように水で調乳する必要がありません。

厚生労働省も、ライフラインが断絶した場合に、水などを使用せず授乳できる乳児用液体ミルクを状況に応じて活用することを示しています。

断水時に液体ミルクを備えておくメリット

・調乳用の水を使わない
・お湯を沸かす必要がない
・停電時でも使いやすい
・調乳作業を減らせる

ただし、液体ミルクを備えていても、「何を使って赤ちゃんに飲ませるか」まで考えておく必要があります。

哺乳瓶に移して飲ませれば、その哺乳瓶の洗浄問題は残るからです。

「ミルク」と「飲ませる道具」をセットで考える

防災備蓄というと、

「液体ミルクを買っておけば大丈夫!」

と思ってしまいがちです。

でも実際の授乳まで想像してみると、

ミルク → 飲ませる → 使用後の容器をどうする?

というところまで考える必要があります。

例えば平時から、

  • 普段使用している哺乳瓶
  • 使い捨てタイプの授乳用品
  • 紙コップ
  • 液体ミルク

など、複数の方法を知っておくと安心です。

防災では「ミルクを備蓄する」だけでなく、「断水していても赤ちゃんの口まで安全に届けられるか」まで確認しましょう。

使い捨て哺乳瓶という方法も

災害時の備えとして、使い捨て哺乳瓶という選択肢もあります。

洗浄や消毒を繰り返す必要がないタイプなら、断水時の負担を減らせます。

ただし、一度使ったら廃棄するタイプの場合、必要な授乳回数に応じた数を準備しておく必要があります。

また、赤ちゃんによっては普段と違う乳首ではうまく飲めないことも考えられます。

災害用として初めて使うのではなく、平常時に一度試しておくと安心です。

茶トラぶろぐでも「赤ちゃんの防災」を紹介しています

茶トラぶろぐでは、赤ちゃんがいる家庭向けに、液体ミルクと授乳用品を組み合わせた防災についても紹介しています。

▼あわせて読みたい

【赤ちゃんの防災に】液体ミルク×哺乳瓶の防災セット|2児ママ目線で紹介

停電・断水時に「ミルクをどう作る?」「哺乳瓶をどうする?」という問題を減らすための備えを紹介しています。

今回の記事では商品そのものではなく「どう備えるべきか」を中心にしていますので、具体的な授乳用品について確認したい方はこちらも参考にしてください。

粉ミルクを使う家庭は「調乳用の水」も忘れない

粉ミルクを備蓄している家庭では、ミルクだけあっても授乳できません。

安全な水が必要です。

断水すると家庭の蛇口から水が出なくなるため、赤ちゃんの調乳に使う水も備えておく必要があります。

厚生労働省は、災害時に粉ミルクを使用する際には衛生的な水を使用し、ペットボトルの水を調乳に使う場合は硬水(ミネラル分の多い水)を避けるよう案内しています。

備蓄する水を選ぶときは、赤ちゃんの調乳にも使用する可能性があることを考えておきましょう。

水は「ミルクを作る分」だけでは足りない

ここも、赤ちゃんのいる家庭では見落としやすいところです。

粉ミルクを作るための水だけでなく、普段の授乳方法を続けるなら、哺乳瓶などを衛生的に扱うための水も必要になります。

さらに家族全員の飲料水も必要です。

だからこそ、断水時には安全な水がとても貴重になります。

「水を何リットル備えるか」だけではなく、「その水を何に使うのか」まで考えておくのがポイントです。

断水時に「これはやめたい」こと

水がもったいないからといって、衛生状態が確認できない水で哺乳瓶を洗うのは避けたいところです。

また、十分に衛生管理できない哺乳瓶を何度も使い続けるより、利用できる状況なら使い捨て用品や紙コップなど別の授乳方法を検討します。

赤ちゃんは大人より体調を崩した時の影響が大きくなることがあります。

「もったいないから」「いつもの方法だから」ではなく、非常時こそ衛生面を優先して考えましょう。

母乳の場合も「何も備えなくていい」わけではない

普段母乳だけで授乳している家庭では、哺乳瓶の洗浄問題は少なくなります。

ただし災害時には、避難生活によるストレスや疲労など、ママ自身にも大きな負担がかかります。

授乳できるプライバシーの確保や、ママ自身の食事・水分・休息も重要です。

災害時に一時的に母乳の出方が変わったと感じても、自己判断だけで授乳をやめず、避難所などに保健師・助産師・医師がいる場合には相談しましょう。

赤ちゃんだけでなく、授乳するママの体と心を守ることも防災の一部です。

赤ちゃん用の防災バッグは大人と分けるのもおすすめ

2児のママ目線で考えると、赤ちゃん用品は一か所にまとめておいた方が分かりやすいと思います。

例えば、

  • 普段飲んでいるミルク
  • 液体ミルク
  • 授乳用品
  • 紙コップ
  • ガーゼ
  • おむつ
  • おしりふき
  • 着替え
  • ビニール袋
  • 母子健康手帳や必要な情報

などです。

「赤ちゃんセット」としてまとめておけば、急いで避難するときにも持ち出しやすくなります。

備蓄量は「1日何回授乳するか」から逆算する

「液体ミルクを何本買えばいい?」

「使い捨て哺乳瓶はいくつ必要?」

これは赤ちゃんの月齢や普段の授乳方法によって変わります。

そこで、普段の生活で、

1日の授乳回数 × 備えたい日数

を一度数えてみます。

例えば1日に何回ミルクを飲んでいるのかが分かれば、必要な授乳用品のおおよその数も見えてきます。

混合授乳の場合も、普段どのくらいミルクを使用しているのか確認しておきましょう。

赤ちゃんの備蓄は「家族4人で○日分」という計算だけではなく、赤ちゃん専用に考えることが大切です。

月齢が変われば防災備蓄も変わる

赤ちゃんの成長は早いですよね。

数か月前にはミルクだけだった赤ちゃんが、いつの間にか離乳食を食べるようになります。

おむつのサイズも変わります。

そのため赤ちゃんの防災用品は、普通の非常食以上に定期的な見直しが必要です。

おすすめなのは、

「おむつのサイズが変わった時に防災バッグも確認する」

というルールを決めてしまうこと。

ミルクの種類、授乳回数、離乳食、着替えなども一緒に確認できます。

停電・断水に備える「赤ちゃん授乳チェックリスト」

  • □ 普段飲んでいるミルクの種類を確認
  • □ 1日の授乳回数を確認
  • □ 調乳に使える安全な水を確認
  • □ 停電しても授乳できるか確認
  • □ 断水した場合の授乳方法を決める
  • □ 哺乳瓶を洗えない場合の代替手段を用意
  • □ 紙コップなど非常時の方法を知っておく
  • □ 液体ミルクを利用する場合は使用方法・期限を確認
  • □ 使い捨て授乳用品を使う場合は必要数を確認
  • □ 赤ちゃん用防災バッグを作る
  • □ ミルクや用品の使用期限を定期的に確認
  • □ 月齢に合わせて中身を見直す

まとめ|「哺乳瓶を洗えない」を想定して授乳方法を2つ以上持っておこう

災害時、赤ちゃんの授乳は待ってくれません。

停電していても。

断水していても。

避難所にいても。

赤ちゃんがお腹を空かせれば授乳が必要です。

だからこそ、災害が起きてから、

「哺乳瓶が洗えない!」

「ミルクを作る水がない!」

と困るのではなく、平常時から考えておきたいと思います。

普段の授乳方法が使えなくなった場合の「第2の方法」を準備しておく。

これが、赤ちゃんがいる家庭の防災ではとても大切です。

液体ミルク、使い捨て授乳用品、紙コップなど、家庭によって準備する方法は違っていいと思います。

大切なのは、

「停電したら?」
「水が止まったら?」
「いつもの哺乳瓶が使えなかったら?」

と一度想像してみること。

2児のママとして、赤ちゃんがお腹を空かせたときに慌てなくて済むように。

今日、いつもの授乳セットを見ながら「これが使えなくなったらどうする?」を家族で話してみてはいかがでしょうか。

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