防災用品をそろえていると、
つい水や非常食ばかりに目が行きがちです。
でも、
災害が起きた時にかなり困るのが、
「トイレが使えない!」
という問題です。
大きな地震では、
水道が止まるだけでなく、
給排水管や下水道が損傷して、
自宅のトイレを流せなくなる可能性があります。
2児のママとして考えると、
大人だけなら多少我慢できても、
「子どもが急にトイレ!」
となった時に困らないよう、
十分な数を備えておきたいと思います。
1人1日5回 × 4人 = 1日20回
3日分:60回分
7日分:140回分
今回は、
災害用トイレは4人家族なら何回分必要なのか
を、実際に計算してみます。
さらに、
- 3日分なら何個?
- 7日分なら何個?
- 携帯トイレと簡易トイレは何が違う?
- 断水したら家のトイレを流していい?
- 使用後の袋はどうする?
- 子どもがいる家庭では何に注意する?
なども、2児ママ目線で分かりやすくまとめます。
結論|4人家族なら3日分60回・7日分140回が目安
まず結論です。
災害用トイレは、
1人1日5回を目安に計算します。
4人家族なら、
5回 × 4人
= 20回分
つまり、
家族4人で1日過ごすだけで、
約20回分必要になります。
4人家族の3日分|60回分必要
最低限の備えとして、
まず考えたいのが
3日分です。
= 60回分
4人家族なら、
3日分で60回分
がひとつの目安になります。
例えば、
家に「非常用トイレ10回分」が1箱だけある場合、
10回 ÷ 20回/日 =
家族4人では約半日分
しかありません。
「ちゃんと備蓄しているつもりだったのに、
思ったより全然足りなかった」
ということが起こりやすい部分です。
4人家族の7日分|140回分必要
次に、
できれば備えておきたい
7日分を計算します。
= 140回分
4人家族では、
1週間で140回分になります。
経済産業省も、
災害用トイレの備蓄について、
1人当たり35回分/週
を目安として案内しています。
必要回数を一覧表で見ると分かりやすい
| 家族人数 | 1日 | 3日分 | 7日分 |
|---|---|---|---|
| 1人 | 5回 | 15回 | 35回 |
| 2人 | 10回 | 30回 | 70回 |
| 3人 | 15回 | 45回 | 105回 |
| 4人 | 20回 | 60回 | 140回 |
そもそも「災害用トイレ」って何?
災害用トイレには、
いくつか種類があります。
家庭で備蓄しやすい代表的なものが、
携帯トイレです。
一般的には、
- 便器にかぶせる排便袋
- 排泄物を固める凝固剤
などを組み合わせて使います。
自宅の洋式便器が壊れていなければ、
便器そのものを座る場所として利用しながら、排泄物だけ袋で処理
できます。
「携帯トイレ」と「簡易トイレ」は違う
名前が似ていて少し分かりにくいですが、
考え方は違います。
既存の便器などに袋を設置し、
排泄物を凝固剤などで処理するタイプ。
持ち運びできる便座や箱などを組み立てて、
その中に袋を設置して使うタイプ。
自宅の便器が使える状態なら、
携帯トイレだけでも対応できるケースがあります。
一方で、
便器が壊れている場合や、
別の場所で排泄する必要がある場合には、
簡易トイレが役立つこともあります。
大地震後、断水していなくてもトイレを流さない方がいい場合がある
ここはとても重要です。
地震の後、
水道が出ていると、
「水が出るから普通にトイレを流して大丈夫」
と思ってしまうかもしれません。
でも、
地震によって
排水管や下水管が壊れている可能性があります。
その状態で水を流すと、
- 汚水が逆流する
- 下の階へ漏水する
- 建物内の配管からあふれる
などのトラブルにつながる可能性があります。
特にマンションなどでは、 管理会社・管理組合・自治体などから排水設備の安全確認が出るまで、水を流さない
というルールが設けられる場合があります。
自宅・地域のルールを事前に確認しておきましょう。
2児ママ目線|60回・140回ぴったりではなく少し余裕を持ちたい
1人1日5回という数字は、
あくまで平均的な目安です。
子どもがいる家庭では、
- トイレが近い子
- 夜中に何度も行く子
- お腹を壊している
- 緊張するとトイレが近くなる
など、
状況によって使用回数が増える可能性があります。
そのため、
2児のママとしては、
「60回あるから絶対大丈夫」ではなく、少し多めに考える
のが安心だと思います。
最低ラインとして60回分をまず確保。
その後、 140回分+少し余裕
を目標に増やしていくと考えやすくなります。
幼児がいる家庭は「使えるか」を実際に試しておく
防災用トイレは、
買って終わりではありません。
特に子どもは、
普段と違うトイレを怖がることがあります。
暗い。
袋がある。
いつものように水が流れない。
そんな状況だけでも、
子どもにとっては不安です。
だからこそ、
一度平常時に、
- 袋を便器にセットする
- 凝固剤の使い方を見る
- 子どもに説明する
ところまで、
家族で確認しておくと安心です。
オムツの子がいても災害用トイレは必要?
下の子がまだオムツなら、
「4人家族だけど、トイレを使うのは3人だから少なくていい?」
と思うかもしれません。
実際には、
使用する家族の人数や年齢に合わせて調整できます。
ただし、
オムツの子には、
災害用トイレとは別にオムツの十分な備蓄が必要です。
そして子どもは成長するので、
「去年はオムツだったけど、今年はトイレを使う」
ということもあります。
防災用品は、
子どもの成長に合わせて見直す
ことが大切です。
使用後の袋はどこに置く?ここまで考えておく
災害用トイレで意外と忘れがちなのが、
使った後の排泄物をどう保管するかです。
災害直後は、
ごみ収集が通常通り行われない可能性があります。
そうなると、
家族4人で1日20回。
7日なら140回。
使用済みの袋もかなり増えます。
- 使用済み袋をまとめる袋
- 一時保管する場所
- 子どもが触らない場所
- 臭い対策
- 自治体の災害時のごみ出しルール
処分方法は自治体によって異なる場合があるため、
実際の災害時は自治体の案内に従ってください。
トイレを我慢するのはNG
「非常用トイレを使いたくない」
「数を減らすためにトイレを我慢しよう」
と考えるのは避けたいところです。
トイレを我慢したくて、
水分摂取まで控えてしまうと、
脱水などの健康問題につながる可能性があります。
内閣府でも、
災害時にトイレを我慢することで、
水分や食事を控え、
健康障害につながることがあると注意しています。
災害時だからこそ、 必要な水分を取り、安心してトイレを使える準備
をしておきましょう。
大きな地震をきっかけに防災袋を見直す時は、
水や非常食だけでなく、 携帯トイレの「回数」まで確認するのがおすすめです。
水の備蓄とトイレの備蓄はセットで考える
災害対策では、
「飲み水はたくさんある」
という家庭でも、
「トイレは5回分しかない」
ということがあります。
でも、
水分をしっかり取れば、
当然トイレにも行きます。
だから、
水と災害用トイレはセットで備える
と考えると分かりやすいです。
4人家族では、
水も家族人数と日数で計算しておく必要があります。
「水は何リットルある?」と「トイレは何回分ある?」を一緒に確認
すると、より現実的な在宅避難の備えになります。
全部を防災リュックに入れる必要はない
4人家族で140回分となると、
「そんなにリュックに入らない!」
と思いますよね。
でも、
家族の備蓄すべてを
非常用持ち出し袋に入れる必要はありません。
在宅避難や断水に備えるまとまった回数
🎒 持ち出し用
避難時に持てる範囲の回数
というように分けて考えるのがおすすめです。
「100回セット」があれば4人家族で何日分?
例えば、
災害用トイレが100回分あるとします。
4人家族では1日約20回なので、
になります。
つまり、
4人家族では
100回分でも1週間分には届きません。
7日分を目指すなら、
あと40回分必要です。
「50回セット」なら何日分?
同じように計算すると、
です。
50回分を見ると多く感じますが、
4人家族では
約2日半しかありません。
だからこそ、
商品の箱に書いてある
「50回」「100回」という数字だけを見るのではなく、
「わが家では何日分?」
に変換して考えることが大切です。
わが家の必要数を簡単に計算する方法
5回 × 家族人数 × 備えたい日数
例えば、
5人家族で7日なら、
5回 × 5人 × 7日
=
175回分
になります。
4人家族の災害用トイレチェックリスト
- 携帯トイレは家にある?
- 何回分あるか数えた?
- 4人家族で3日分60回ある?
- できれば7日分140回を目指している?
- 実際に一度使い方を確認した?
- 子どもにも使い方を説明した?
- 使用済み袋をまとめる袋がある?
- 使用後の保管場所を考えた?
- 自宅用と持ち出し用を分けている?
- 大地震直後に水洗トイレを流す危険を知っている?
- マンションの排水ルールを確認した?
- 子どもの成長に合わせて必要数を見直している?
2児ママ目線|水や非常食と同じくらい「トイレ」は重要
防災というと、
どうしても、
水。
食料。
ライト。
モバイルバッテリー。
などから準備しますよね。
もちろん全部大切です。
でも、
子ども2人と自宅で断水を経験したとして、
「トイレが1回も使えない」
となったら、
本当に大変だと思います。
そしてトイレは、
災害が起きてから急に準備することが難しいものです。
だからこそ、
「非常用トイレ、あるよ」
で終わらず、
「家族4人で何回分ある?」
まで確認しておきたいです。
まとめ|4人家族なら最低60回、できれば140回分を目標に
4人家族の災害用トイレについて、
最後にもう一度まとめます。
1日分
20回
3日分
60回
7日分
140回
計算方法は、
5回 × 家族人数 × 日数
です。
まずは、
今ある携帯トイレを数えてみてください。
もし10回分なら、
4人家族では約半日。
50回分なら、
約2日半。
100回分でも、
約5日です。
数字にすると、
必要量がかなり分かりやすくなります。
2児のママとしては、
「トイレを我慢しなくていい備え」
をしておくことも、
子どもの健康を守る大切な防災対策だと思います。
ぜひ今日、
防災用品の中にある携帯トイレを取り出して、
「何回分ある?」
と数えてみてください。
その確認が、
いざという時の安心につながります。
参考|公的機関の災害用トイレ情報
※1人1日5回は平均的な排泄回数をもとにした備蓄の目安です。実際の使用回数は年齢、体調、生活習慣などによって異なります。乳幼児、高齢者、持病のある方などがいる家庭では余裕を持って備えてください。また、使用済み携帯トイレの処理方法や大地震後の水洗トイレの利用可否は、自治体や建物の管理ルールによって異なるため、実際の災害時には自治体・管理会社などの案内を確認してください。

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