キャッシュレス決済に頼りすぎは危険?災害時に「現金」を備えておくべき理由
スマホひとつで買い物ができるキャッシュレス決済。
PayPayなどのスマホ決済、クレジットカード、電子マネーなど、今では現金をほとんど使わずに生活している人も多いのではないでしょうか。
私自身も普段の買い物ではキャッシュレス決済を利用することが増えました。
でも、防災という視点で考えると、「キャッシュレスだけに頼る生活」は少し注意が必要だと感じています。
地震や台風、大雨、停電などが起きたとき、いつも通りスマホやカードが使えるとは限らないからです。
キャッシュレス決済は便利ですが、災害時には「スマホ・電源・通信・決済システム」のどれかが使えなくなる可能性があります。
キャッシュレス+現金の両方を準備しておくことが大切です。
キャッシュレス決済が使えなくなる可能性がある理由
「スマホに残高があるから大丈夫」と思っていても、災害時にはいくつかの問題が発生する可能性があります。
1.停電するとスマホの充電ができない
キャッシュレス決済で意外と見落としやすいのがスマホの電池です。
決済そのものに電気が必要ない場合でも、スマホの電池が切れてしまえば、QRコード決済などを利用できません。
災害が長引けば、スマホは決済だけでなく、電話、情報収集、家族との連絡にも必要になります。
「買い物のためだけにスマホの電池を使うわけにはいかない」という状況になる可能性もあります。
2.通信障害が起きる可能性がある
スマホ決済の多くは、通信環境が必要になります。
大規模災害が発生すると、基地局の被害や通信回線の混雑などによって、普段通りスマホが使えなくなる可能性があります。
スマホが手元にあっても、通信できなければ決済できないケースが考えられます。
3.お店側の決済端末が使えないことも
忘れてはいけないのが、お店側の設備です。
自分のスマホが正常でも、お店のレジや決済端末、通信環境などに問題が発生していれば、キャッシュレス決済を利用できない場合があります。
つまり、キャッシュレス決済は「自分のスマホさえあれば必ず使える」というものではありません。
災害時は「現金」が役立つ可能性がある
災害が起きたとき、現金にはキャッシュレス決済にはないメリットがあります。
- スマホの電池がなくても使える
- 通信環境がなくても使える
- 決済端末がなくても支払いできる
- 小さなお店などでも使いやすい
- 家族で共有しやすい
もちろん、災害時にすべてのお店で現金が使えるとは限りません。
しかし、キャッシュレス決済が使えなくなった場合に備えて、現金を持っておくことは「もしものための選択肢」を増やすことにつながります。
経済産業省の資料でも、災害時には金融機関やATMでの両替・入出金が困難になる場合があるとされています。citeturn0search36
子育て家庭こそ「現金」を備えておきたい理由
子どもがいる家庭では、災害時に必要になるものが増えます。
例えば、避難することになれば、飲み物、食べ物、衛生用品、子ども用品などを急きょ購入する必要が出てくるかもしれません。
そんなとき、
「スマホの電池がない」
「通信がつながらない」
「キャッシュレス決済が使えない」
という状況になると、かなり不便です。
だからこそ、子育て家庭ではキャッシュレスをやめるのではなく、「現金も防災用品のひとつ」と考えておくのがおすすめです。
防災用の現金はどのくらい用意する?
「いくら用意すればいいの?」と迷うところですが、家庭によって必要な金額は違います。
大切なのは金額だけではありません。
千円札や小銭など、細かいお金も用意しておくことをおすすめします。
災害時に大きなお札しかないと、お店側がお釣りを用意できない可能性があるからです。
- 千円札などの小額紙幣を用意する
- 硬貨もある程度準備する
- 財布とは別の場所にも分散して保管する
- 家族に保管場所を共有しておく
「現金だけ」に戻す必要はない
ここまで読むと、「やっぱり現金だけのほうがいいの?」と思うかもしれません。
でも、そういうことではありません。
普段の生活ではキャッシュレス決済にはたくさんのメリットがあります。
- 財布を持ち歩かなくてもいい
- 支払いがスムーズ
- 利用履歴を確認しやすい
- ポイントなどのメリットがある
だからこそ、キャッシュレスを便利な「普段使いの手段」として利用しながら、災害時のために現金も備えておくのが現実的だと思います。
キャッシュレスに頼りすぎないために、家庭でできること
防災というと、非常食や水、懐中電灯などを思い浮かべます。
でも、今回のように「お金の使い方」も防災対策のひとつです。
家庭で次のことを確認しておきましょう。
- ☐ 防災用の現金を準備している
- ☐ 千円札や小銭も用意している
- ☐ モバイルバッテリーを準備している
- ☐ スマホを充電できる方法を複数用意している
- ☐ 家族が現金の保管場所を知っている
- ☐ 複数の支払い方法を使えるようにしている
まとめ|便利だからこそ「使えないとき」を考えておく
キャッシュレス決済は、私たちの生活をとても便利にしてくれました。
だからこそ、普段は「現金を持ち歩かなくても何とかなる」と感じてしまいます。
しかし、災害が発生すると、停電、通信障害、スマホのバッテリー切れ、お店側の設備トラブルなど、普段とは違う問題が起こる可能性があります。
キャッシュレスをやめる必要はありません。
「キャッシュレスが使えなくなったらどうする?」を考えておくことが大切です。
特に子どもがいる家庭では、いざというときに必要なものを購入できるよう、現金・キャッシュレス・スマホの充電手段をバランスよく備えておきたいですね。
防災は「何かをたくさん買うこと」だけではありません。
普段当たり前に使っているものが使えなくなったとき、どうするかを考えておくこと。
それも、家族を守るための大切な防災対策だと思います。
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